バンドマン風「悪魔の辞典<お>」
<お>

おいうち【追い討ち】
逃げて行く者対し、さらに仕掛けられる攻撃。例)妻と離婚、愛人に逃げられ、バンドは 解散、追い討ちをかけるように本人は糖尿病。

おうかくまく【横隔膜】
腹式呼吸を行う為の、胸の下部にある筋肉。管楽器を演奏する上で重要な筋肉だが、外からは 見えないのと、焼肉屋では出てこないため、その仕組みが理解しにくい。

おうかん【王冠】
ビール瓶などの口をふさいである栓。古株のバンドマンが栓抜きでコンコンと叩く。叩く行為を 無意味だと主張するのは「自分は歳だ」と言っているのと同じ。

おうじょうぎわがわるい【往生際が悪い】
本番が始まる間際まで、ソデで練習をしているソリスト。

おうせいふっこ【王政復古】
「オウ、病気で迷惑かけたけど、今日からまた俺がバンマスやからな」

おうせ【逢瀬】
「イッパツヤル」の古語。

おうせん【応戦】
夫の"口"撃に対して、妻が食器類を投げ返す行為。

おうどう【王道】
バンドマンがあると思い込んでいる、簡単に演奏を習得できる方法。

おおげさ【大袈裟】
「今日のショーの楽譜は、アメリカのバンドでも絶対できんよ!」

おおごしょ【大御所】
バンドマンのなれの果て。

おげれつ【お下劣】
指のすきまから見るもの。

おーけすとら【オーケストラ】
ジャズのフルバンドやナインピースバンドが、貫禄をつけるためにバンドの名前につけたがる、 バンド形態の名称。ちなみに、当ニュースカイラークも8人でオーケストラと名乗っている。 文句あっか。

おごる【奢る】
特にバンドマンにとって、他人からはやってもらいたいが自分でやるのは絶対イヤ、という 行為。

おしえる【教える】
自分の保持する知識を他人に伝えるという、バンドマンが苦手とする、もしくはわざと やらない行為。

おとこ【男】
人類のうちで、女でない方。世界を支配する生き物。→女

おとのぼうりょく【音の暴力】
行使している本人がそのことに気が付かないという、やっかいな暴力。

おぬし、なかなかやるな【お主、なかなかやるな】
幾分かの優越感がある場合にのみ発することのできる、他人への評価。

おめでた【御めでた】
自分ではコントロールすることのできない、人生のすべての出発点。

おまえひゃくまでわしゃくじゅくまで【お前百までわしゃ九十九まで】
結婚した時一つ違いなら、いつまでたっても一つ違いという、バンドマンにとっての高等数学理論。

おんど【音頭】
日本式スイング感。ドドンガ、ドンガラガッタ、ドドンガドン、のノリ。

おんな【女】
人類のうちで、男でない方。男を支配する生き物。→男