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まいご【迷子】
「♪ピンポンパンポーン〜・・・ただいま演奏中のプレーヤー様、あなたのアド
リブが迷子になっています。至急元の位置までお戻りください」
まいぞうきん【埋蔵金】
穴を掘るだけで視聴率が上がるという番組で使われた、空想上のアイテム。実際には、埋
蔵金は出ず、ボロが出た。
まうんてんばいく【マウンテンバイク】
先日、山で遭ったおばさん連中に「これ、バイクと言うぐらいだから、エンジンが付いてい
るのよね」と言われてしまった。(どこに付いとんじゃい!)
日本のおばさんにはその程度の認識しかされていない、山岳走行用に開発された自転車。
まえいわい【前祝い】
前もって他人の奢りで飲み食いし、後は祝い事が中止なるのを楽しみに待っている、バンド
マンの様子。
まかぬたねははえぬ【撒かぬ種は生えぬ】
「坊や、このバンマスがお前のお父さんだよ」
まきえ【撒き餌】
獲物をおびき寄せるために撒く餌。一般的に「撒き餌の量と獲物の量は
必ずしも比例しない」とされる。これを『バレンタインチョコレートの法則』と呼ぶ。
まきがみ【巻紙】
3色セットで売ってあり、買う時に「青巻紙、赤巻紙、黄巻紙」と3回言わないと売って
もらえないという、特殊な色紙。
まくらことば【枕詞】
特定の言葉の前に、習慣的に置かれる修飾語。以下のような例がある。
▽せろにあす = 文句 にかかる枕詞。
【吹きそびれ ミスばかりでも せろにあす もんくも言わず 我慢のバンマス】
(訳)メンバーが足りないので 下手なアルバイトでも 少々のことには目をつぶって
その奏者を使い続ける バンマスであったことよ
*注(セロニアス・モンクは有名なジャズピアニスト。)
▽へべれけの = 酔う、酒 にかかる枕詞
【へべれけの 酔い醒めやらぬ朝(あした)には 甘露の水を 汲み初めにけり】
(訳)二日酔いで目覚めた朝の 汲み立ての水の なんと美味しいことか
どみなんと = とにっく にかかる枕詞
【ねぐせなる 頭の髪に どみなんと トニック付けて いざや出でけむ】
(訳)鏡を見たら 寝癖で髪が立っていたので トニックで押さえて 出勤することにした
*注(ドミナント、トニックはコード進行の音楽用語で、ドミナントはトニックに
進行する。)
まぐれあたり【まぐれ当り】
間違えて出した音が、たまたまピタリとはまり、それ以降、その音がその奏者の個性になること。
まごこぴー【孫コピー】
他人のアドリブをコピーしたものを、まるで自分のアドリブのように別の人に教えること。
まじめをえにかいたような【真面目を絵に描いたような】
必死でこのエッセイを書いている筆者のような、淋しい人生を送っている人。
まーじゃん【麻雀】
「人生の時間がいかに大切か」ということを、ずーっと後の方になって気付かせてくれる
ゲーム。
まつたけ【松茸】
「先生(老子)は母親の胎内に80年もいらっしゃったそうですが、胎内とはどんな所ですか」
「さわやかで、季節で言えば秋か」「春ではなく、秋ですか」「そう、時折り下から松茸が生えた」
(三遊亭円生・「紀州」のマクラから)
という下ネタがあるぐらい、恥ずかしくてバンドマンはとても口にしない食べ物。
まどぎわ【窓際】
会社の中で一番、日当りのよい健康的な場所。但し、風当たりも強い場所なので、机が地方営業所ま
で吹き飛ばされたり、自分の首が吹き飛ばされないよう、注意する必要がある。
まどのゆき【窓の雪】
「蛍の光」と並んで、卒業式でよく飲まれる日本酒の銘柄。『蛍の光』の歌詞にある「あけてぞケー
サーは別れゆく」のケーサーはこれを指す。
*注(ケーサーはバンドマン用語で「酒」のこと。)
まどろっこしい
自分の演奏とは知らずに聞いた、録音の演奏の感想。
まゆ【眉】
人間の体毛のうちで唯一、堂々とペンで描いてもよい毛。頭髪にこの慣習がないのはつくづく残念。
(ニュースカイラークメンバー一同)
まゆつば【眉唾】
「眉に唾をつける」の略で、信用できないこと、の意味。古来、狐は人間の眉毛を数えて化けると言
われ、数えられないよう眉に唾をつけたことから。昨今はオレオレ詐欺などの横行で、現代人の眉は
いつもビチャビチャ。
まよけ【魔除け】
悪魔、厄などを避けるためのアイテム。神社仏閣から頂いたお札などのほか、
□ハズレ宝くじ(交通事故に当たらない)
□バンドマンの妻の写真(疫病神が避けて通る)
□バンドマンの家の家計簿(貧乏神が寄り付かない)
□ニュースカイラークの写真(死神が仲間だと思って近づかない)
なども絶大な効果がある。
(これらの品をお安くお分けしております。ご希望の方はニュースカイラークのライブ会場までお越しの
うえお申込み下さい。)
まわたでくびをしめる【真綿で首を絞める】
バンドマンはいつも、首に巻いた綿の端をバンマスとジャーマネに両方から引っ張ってもらい、
「クビ」を鍛えている。
まんがざっし【漫画雑誌】
小学生、中学生、高校生、大学生、及び、いい歳をした大人の為の、絵本。
まんじゅうこわい
時々訳の解らんことを言う上司が使う、「○○くん、苦い茶が一杯こわい」の元になっている落語。
町内の若い衆が集まって、好きなもの、嫌いなものの尋ね合いをする。そのうちの一人が「俺はま
んじゅうが嫌い」と言い出し、まんじゅうと聞いただけで気分が悪いと、隣の部屋で寝てしまう。
残った者がいたずらに、まんじゅうを沢山買って来てその部屋に投げ入れる。しかし、様子が変だ
と覗いて見ると、その男はまんじゅうをムシャムシャ食べている。「騙したな、本当は何が怖いん
だ!」「今度は、苦い茶が一杯こわい」
上司の「苦い茶が・・・」は、お茶をいれてもらいたい一心でのジョークです。どう
か、飛びっ切り苦いお茶を入れてあげてください。
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