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[Twin Blood Moon]

 

弓張月の僅かな光を、薄い雲が覆い隠す春宵。
とはいえ、日が傾くと外はまだ寒い。

大惨劇から数年、世界は驚異的に飛躍した科学と技術によって、復興を成し遂げつつあった。
廃墟となった町を建て直し、或いはやむを得ず廃棄して、多くの人々は新たな生活を樹立させていた。
だが、開発の候補から外され廃墟群となった町には、何処からとも無く人が集まり、法の目の届かない危険な独自社会を作り上げてしまうことも少なくはない。

東欧の片隅。この場所も、そういった不遇を背負わされた町である。

 

「逃げた実験体が隠れているのは此処の様だね。」
町の外れ、錆びた鉄柵門を構え、今にも崩れ落ちそうな古い屋敷の前に、夜空から堕ちた月の欠片のように白い姿が、薄い宵闇にぼんやりと浮かび上がっている。
クフィーヤと呼ばれるアラブ風の白く長い布が風に嬲られ、花弁の様に緩やかなカーブを描いて後方になびくと、背の高い男の、理想的な体型を包むクリーム色のスーツが露になる。
テラコッタに焼けた滑らかな頬には、呪(まじな)いにも似た赤い傷があり、それが奇妙にも、男の神秘性を高めているようだ。

「磁場が狂っているこの場所は、インプラント・トレーシング(移植型電子追跡システム)の電波に妨害が入るから、隠れるのに丁度良かったのだろうな。」
月の背後から、闇よりも黒い影が現れた。
乱れの無い漆黒の髪。
完璧に整えられた黒い口髭と顎鬚。
身に付けた上等のスーツも黒く、ただ陶器のように白い肌と燃えるように赤い瞳が、闇に浮かぶ。

「それにしても、お化け屋敷のような所だねぇ。」
セルバンテスは、閉じられている錆びた鉄柵門を押した。門は鍵が掛かっているらしく、僅かにしか動かない。
「たしか・・・、『ギロチン男爵』と呼ばれた男の屋敷だ。惨劇前からすでにコレに近い状態だったからな。」
「ギロチンとは・・・。この家にピッタリの主だな。」
「勿論、渾名だ。・・・少し下がれ。門を吹き飛ばす。」
アルベルトは掌を前に突き出し、赤い衝撃波を発すると、鉄柵は悲鳴を上げながら吹き飛び、荒れ果てた庭へ突き刺ささる。
驚いた蝙蝠の群れが一斉に飛び立ち、まるでゴシックホラーのオープニングの様な光景を作り上げた。

錆びた玄関ドアには、鍵がかけられていなかった。
よどんだ空気の充満する、暗い家の中へと侵入する。
床に敷かれた絨毯は黒く変色をおこして、朽ちかけており、足を踏むごとにギシギシと嫌な音を立てる。
セルバンテスは、ポケットからテニスボールのような大きさの飛行型ライトを取り出し、スイッチを入れた。球体は発光しながら彼の掌を離れ、ふわり、と空中に浮かぶと、陰々たるエントランスを照らし出した。
このライトは単に光源としての役割だけではなく、登録者以外の生体反応を感知し、追跡者を誘導する機能も持ち合わせている。

球体はゆっくりと階段を上り始めた。

2人が光の方へと視線を向けると、中央階段の踊り場に掛けられた1人の男の肖像画が、額の中から2人を見下ろしているのに気付く。
煤けた絵画。
胸元で組まれた腕の、レースの覗く袖口からは骸骨のような手が伸びており、其の薬指に付けられた、明らかに女性物の細工を施された赤い2粒石のリングが、その絵の異様さを網膜に焼き付ける。

「ふ、ん・・・。」
「衣装からして300年ぐらい前か。」
「恐らく初代主だろうな。元々称号の無い平民だったのだが、革命時代のどさくさに紛れて、当時の革命派の権力者供が自分たちの手を汚さずに政敵を抹殺するために、男を貴族に押し上げて利用したのだそうだ。」
「男は良く働き、多くの旧体制派を断頭台に送った・・・故に『ギロチン男爵』、かね?」
葉巻の先に赤い炎が灯り、甘い香りの紫煙が漂い始める。
「そんなところだ。」

「君はその子孫に会ったことが?」
軋む階段を上がる。
「一度だけ。もう20年以上も前だ。丁度この絵の男が年を取ったような老人と、元伯爵家の出だという年の離れた若い婦人に。」
「ほう、美人だったかね?」
「うむ・・・、美しかったが、不気味でもあった。30前に見えたのだが、後から分かったことでは50を過ぎていたらしい。男爵が死亡する少し前にひき逃げ事故にあって、ニュースになったので、な。」
女性は怖いねぇ、等と言いつつ肩に手を回そうとしたが、寸前でアルベルトにはたき落とされてしまう。
「任務中に戯れるな。」
「ふふ、相変わらずつれない。」

 

球体は2階の廊下を漂い、1つのドアの前で止まった。

「お入りなさい。」

2人はドアの前で顔を見合わせた。
艶のある、女の声だったからだ。
「逃走経路とトレーシング反応の消えた場所から推理して、ココかと思ったのだがねぇ。」
「仕方があるまい。一応女に話を聞いてみるか。」
アルベルトは重い扉を押し開いた。

明かりの無い暗闇の部屋に、球体の飛行型ライトによって光がもたらされる。
浮かび上がったのは黒衣のドレスをまとった20代後半ほどの美女。艶のある豊かな黒髪は巻き上げられ、白い首筋が露にされている。憂いのある美しい顔立ちに、血のように赤いルージュ。

「マダム・・・。」

「・・・って、さっき君が話してた?」
セルバンテスはクフィーヤの下で瞳を細めた。
幾ら美容技術が発達した今日とはいえ、70を過ぎた老婆が20代の姿のままというのは尋常ではない。

「そろそろ誰か来る頃だとは思っていたけれど・・・、私を覚えている人が居るなんて驚きですわ。」
どうぞ、とソファに座るように勧めるのを、アルベルトは辞退した。
「昔話をしに来たわけではない。先程の言い方だと我々の追っているものの事を知っているようだな。」
女は長い睫を伏せ、静かに溜息をついた。
「2日ほど前、明け方に男が押し入ってきて・・・けれど、朝日が昇る頃になると急に弱り始めたものですから、気を失っている隙に、ワインセラーに使用していた地下に閉じ込めてしまいましたの。女の1人暮らしで恐ろしかったもので、そのまま・・・。」

逃げた実験体は遺伝子の突然変異体を持つ男で、A級の運動能力を持ちながら、紫外線に極度に弱いという欠点があることから、此処に逃げ込んだのが同人物だと確信する。破れの目立つカーテンでは日光を防ぎ切れなかったのだ。
「わたしが回収をしてくる。お前はこのご婦人のお相手をしていろ。」
婦人から鍵を受け取り、出て行きさま、アルベルトはセルバンテスに目配せをした。

 

驚いた。20年以上経っているというのに姿が変わっていないとは!
整形を続けていれば、ある程度の若さを保つことは出来る。しかし、それをすれば、元の顔立ちとは変わってくる筈。
だが、彼女は何も変わっていなかった。顔も体つきも・・・喋り方さえ。
まるで、人格と記憶を共有しているクローンであるかのように。
そうであるならば、どのような技術で、何処の研究機関が行ったのかを知る必要がある・・・。

 

ライトをそのまま部屋に置いてきたので暗闇での探索であったが、夜目の利く彼には問題ではない。
ホコリの積もった上を引き摺ったらしい跡を辿って、ワインセラーの入り口を見付ける。木製の扉に錆びた鉄格子で補強が施されており、大きな南京錠が掛かっている。
「ふん・・・。」
無用に破壊することも無いので、大人しく鍵を開けて扉を押し開ける。

「ぐ・・・。何だ、これは・・・!」
黴と埃と腐敗臭。
日光の届かない場所であるにも拘らず、実験体は付近に潜んでいる気配も無い。
よほど弱ってしまっていて、地底の部屋で息絶えてしまったのか。
「この臭いはそのせいか?」
小さな舌打ち。
側に掛けられているランタンに明かりを灯し、長い階段を降りてゆく事にした。

 

セルバンテスは琥珀色の瞳で彼女を見つめていた。
「貴女の様な美しい女性が、何故こんな寂しい館に1人で住んでいるのかね?」
色褪せたソファ、婦人の隣に腰掛け、クフィーヤを頭から外す。
黒衣のドレスからは、甘く妖しい香り。

「私・・・、離れたくても離れられませんの。この家の何所かに隠されている、あの指輪を見つけるまでは。」
「リング?」
「遠い昔のことですわ。私の実家は、当時吹き荒れていた革命の嵐に巻き込まれました。でっち上げられた根拠の無い罪で、父は処刑。母は・・・この家の初代主の妻に強引に・・・。其の時母が持っていた家宝の指輪を、あの男は取り上げてしまった。」
「革命だと!まさか・・・。」

数百年も前の話をしているのか?
だが、セルバンテスの眩惑に掛かっている者が、嘘や妄想を口に出来る筈が無い。

「子供であった私は修道院に入れられ、やっと出てこられた頃には、母も男も亡くなっておりました。それから長い時間を掛け、やっと指輪を取り返せることが出来ると思っておりましたのに・・・!」
「死んだ夫は君の正体に気付き、指輪を隠してしまったのか。」
長い睫が伏せられ、雫がドレスを濡らした。
「家具の中や物置まで探したけれど見つからなかったのです。」

この屋敷の荒れようはそのせいか。
無意識の内、セルバンテスの瞳は琥珀から金へ揺らめいた。

 

ランタンの頼りなげな明かりの中、実験体は地下室の床の上に死体となって転がされていた。辺りを這い回った様子も無く、恐らく息絶えてしまってから此処に婦人が隠したものと思われた。
異様なのは、その状態であった。
干乾びた皮膚は紙のように白く・・・、恐らくは大量の失血による死。だが、血液の流れ出た跡は無い。
しかも、死体は1つではなかった。
部屋の奥には白骨化したものや、ミイラ状態のものまで大量に転がっている。

「此処なら、餌に困らなかったということか。」
アルベルトは、実験体であった者の食い破られた頚動脈付近に付着している、赤いルージュの跡を見つけて呟いた。

 

「何故、何百年も姿を変えることなく生き続けられるのかね?」
女は瞳を上げた。
「それは・・・秘薬を飲んでいるお陰よ。」
「ほう・・・。」
「仮死状態で長い期間眠り続ける、という方法もあるのですが、昔、目覚めたら棺桶の中で、出てくるのに苦労してしまった事があるので・・・。秘薬を飲めば大丈夫なのですが、最近この辺りでは良い素材を見つけるのが大変ですの。大方、薬に汚染されていますから。」
うっとりと囁く声。
赤い唇からは、甘いアーモンドのような香りが漂う。
「そうやって2日前に来た男も誘惑したのだね、マダム。」
「ほほ・・・。アレはとても美味しかったですわ。実を言うと、あまりいい食事をしていなかったもので、少し弱っていましたの。ええ、今までに無いほどに満ち足りた、素晴らしい素材だったわ!追われているようだったから、きっと探している人達が此処に遣って来ると思っていました。」

セルバンテスの傷のある頬に、女の冷たい手が添えられる。
濡れた赤い唇が誘うように開き、菫色の瞳は揺れて揺らめいて―――。

「貴方も・・・あの男と同じように、さぞ素晴らしい味なのでしょうね・・・。」

 

「セルバンテス!」
勢いよく開いたドアは蝶番が外れ、音を立てて床に倒れた。

セルバンテスの注意が一瞬逸れた。

女が、セルバンテスの首筋に牙を突き立てる。
滴る血を嚥下する白い喉。

が、その瞬間、セルバンテスは金の瞳を細め、口角を吊り上げた。

「―――!!―――」

女は突然、セルバンテスを突き放し、細い悲鳴を上げて床に倒れこんだ。
「如何やらわたしの眩惑で、餌を嗅ぎ分ける嗅覚が狂ってしまったようだねぇ。君のようなモンスターに効くのかどうかは分からないが・・・毒薬に耐性を付けるため、この体に流れる血は、何時の間にか毒に変わってしまったのだよ。」
首の傷はすでに塞がりかけていたが、零れた血液は白いスーツの襟元を赤く濡らしていた。

胸を掻き毟っていた女の肌は徐々に色褪せ、枯れてゆく。
やがて・・・仰け反ったまま動かなくなった。
痩せこけてドレスの肌蹴てしまった胸に、黄色い金属が僅かに覗いている。
「本人も知らないうちに、探し物を体の中に埋め込まれていたのだねぇ。」
指先でその部分を突付くと、体は砂漠の砂のように容易く崩れ落ち、中から赤い2粒石のリングが現れた。

「これも突然変異・・・ヒトという種の、進化の1つにすぎないのか。」
「さぁねぇ・・・。モンスターと昔から呼ばれる者の正体がヒトの突然変異体だと言うのならば・・・我々は一体、何者になるのか・・・。」
身を起こしたセルバンテスの小指には、リングが嵌められていた。
「似合わん。」
「ふふ。わたしもそう思うよ。だけど、この石の色はいいねぇ。」
それは、禍々しいほどに赤く、紅い、終わりを知らぬ地獄の業火。

 

2人は階段の踊り場まで降りてきていた。指輪の描かれた肖像画の前だ。
「彼女は何故、この絵を処分しなかったのかねぇ。憎んでいたはずなのに。」
「さぁな。今となっては訊きようも無い。」
「彼女の夫は彼女の正体を知っても尚、彼女を追い出さなかったのは?それに、指輪を何故、彼女の体に隠したのか・・・。」

アルベルトは眉を顰めた。
「随分と感傷的だな。バンパイアに感染でもしたのか?」
「ははっ、違うよ。わたしはただ、この悲劇的な喜劇に潜む真理を知りたいだけさ!」
セルバンテスは懐からナイフを取り出すと、カンバスを一気に切り裂いた。
其処から、1枚の封書が足元にひらひらと落ちた。

宛名には『愛するエリザベートへ』・・・と。

微笑みかけるセルバンテスに、アルベルトは、くだらん、吐き捨て、先に階段を降りていった。

 

 

翌朝。

「入るぞ。」
アルベルトがノックも無しに病室のドアを開けると、ホテルの一室のように広く清潔な室内に備えられたベッド上に、セルバンテスは腰掛けていた。
トレードマークのクフィーヤはソファに掛けられたままだが、薄いクリーム色のスーツを着込み、黒のネクタイも締められている。
「やぁ、アルベルト。君、いい所に来てくれた。」

「もう終わったのか。」
赤い瞳の視線は、テラコッタに焼けた首筋に小さく貼られた白いガーゼに向けられている。
「ん、傷自体は何でも無かったのだがね、感染症が気になるとDrが言うものだから、検査だけ受けに、ね。」
「ふん、それで?」
「勿論、問題無し。ところで、さっき届いたんだけど・・・。」
と、ポケットから黒いベルベットで覆われた小箱を取り出した。蓋を開けると、リングからシンプルなデザインのピアスにリメイクにされた2粒のあの赤い石が入っている。

「これは昨夜の、ルビー・・・、いや、レッドダイヤであったか。」
1つを手に取って光に翳しながら、アルベルトが珍しく感嘆の声を上げた。
1カラットほどの大きさだが、燃え盛る炎を内に秘めたような、鮮やかで深みのある赤。独特のプリズムは閃光となって網膜に焼きつき、魔性の深遠へ誘い込む。

「極上ルビーのように見事な色だろう?」
ファンシーカラーの中でも、もっとも貴重とされるレッドダイヤだ。小粒とはいえオークションに掛ければ、200万ドル以上の値が付けられるであろう。

「だが、女に贈るには出所が少々血生臭くはないか?」
「ふふ、不吉な物語は宝石のアクセサリーのようなもの。寧ろ好んでつけたがる連中もいる。尤も、誰かに贈る心算は無いがね。」
「む、では如何するのだ?」
わざわざピアスに加工までして。
「わたしが付けようかと。」
オリーブの瞳を細めて、笑みを浮かべる。
「お前が?ピアスホールがあったのか。」
「いいや、まだ。開けてもらおうと思って。」
「誰に?」
「君に。」

「・・・貴様・・・。」
眉間に皺を寄せる。
「だから、いい所に来てくれた、と。」
セルバンテスが、そう云う事を言い出すのは何時もの事。
「何故わたしが。自分で開ければ良いではないか。」
アルベルトは意識して冷ややかな物言いをする。
だが、相手は全く動じないようだ。
「それがねぇ、自分でするとなると結構難しくて・・・。」

―――白々しい嘘を、よくも言う。

小さな舌打ち。
「ならば看護婦にでもやらせれば良かろう。お前ならば幾らでも寄ってくるだろうが。」
「他人に、またわたしの肌を傷つけさせるのかね。今日だって、治療や検査だからこそ我慢しているというのに。」
セルバンテスは形の良い眉を僅かに上げて、抗議した。
其処まで嫌なら、何故にピアスなんぞしようと思いついたのか・・・。

「君だからこうして頼んでいるのだよ。わたしの唯一の―――。」
続いて紡がれるその声はまるで、イヴに禁断の果実を勧める蛇のように甘く、魅惑的で、逆らい難い。

思惑に乗せられていると思いつつ、アルベルトは大きなため息をついた。
「後で苦情は受け付けぬからな。」

 

消毒液を浸したコットンで、耳朶とピアスを軽く拭う。
切っ先を宛がい、柔らかい皮膚を突き破る。あまり痛みは無いようだ。
反対側も同様に。
しかし、専用の針を使わないで突き刺した為か、貫いた瞬間に僅かながら出血が起った。
「ちっ・・・。」
「何?っひゃ・・・。」
セルバンテスの耳朶を掠める、濡れた熱い舌先。

「妙な声を出すな。」
体を起こしたアルベルトは、赤い石を取り付けた盟友を見下ろした。
「君が舐めるから・・・。」
「少々出血したのだ。またシャツにシミを付けるよりはよかろう。」
「なぁんだ。ふふ・・・。それで、わたしの血は甘かったかね?」

蠱惑的な笑みを浮かべるセルバンテスを、赤い双眼で睨み付ける。
舌に残るのは苦い毒の味。勿論、毒薬物に対する耐性を付けているアルベルトに、セルバンテスの“血”が効くはずも無いのだが。

それすら思惑の内。

「蛇め!」

午後の戦略会議には出席しろ、と言い残して、病室を出て行ってしまった。

 

セルバンテスは独り、鏡に映る己を見て満足げに微笑むと、ソファに掛けてあったクフィーヤを頭に被せた。
布に隠されていた白い小箱が、ソファの上に転がされている。
其れを手に取り、未使用のピアッサーは、そのままゴミ箱行きとなった。

片方の耳朶を指先で軽く撫で、セルバンテスは上機嫌で部屋を後にした。

 

[Fin]

DITEの住人」male様から888hitリクで頂きました〜〜!!

お題は「アクセサリー」でお願いしました所、
思いもよらぬゴシックホラー風味のスリリングな作品に!!
余りに麗しい重厚なストーリーに
もう嬉しい悲鳴を上げずにいられませんvV

カッコイイーーーー!!(大声)

その上サービスシーン迄あってvV
程よい色気が堪りません!
盟友ファンとしてはもう笑いが止まらないと云った所でしょうか?

ちなみに拙宅の眩惑をイメージして書いて下さったとの事です♪

優雅かつスマートでありながらクレイジーでワルモノ(※褒め言葉)で。
もうカッコ良すぎデスよねー!!
…なんちゅーか、
ウチの眩惑よりずっとカッコイイような気も☆(笑)

male様、本当にありがとうございました〜〜!!