Q1. 2階建ての場合で2階が床だけの部分の時には平屋として入力するべきですか?
A1. 2階が床部分の場合でも横架材等により屋根の重量による押え効果はありますので、総てのケースについて平屋として計算する必要はありません。ただし広い部屋の中央部分の床の場等には安全側の検討とする為平屋として計算したほうが良いと思います。

Q2. 1階が柱無しの場合にはどうしたらよいでしょうか?
A2. N値算定では1階の柱の有る無しは2階の計算に影響しませんので、当ツールでは1階の柱の無い場合は1階は初期状態の筋かい、パネル共に無しの状態のままで結構です。

Q3. 筋かいの取り付く柱位置が1階と2階でずれている場合はどうしたらよろしいでしょうか?
A3. 多くのケースが考えられますが、基本的に安全側の検討となれば良いので、柱位置を合わせ2階の筋かいを入力した場合と入力しない場合の検討のうち厳しい方を採用する等の方法が考えられます。なお金物計算とは関係ありませんが、柱ズレの場合、その部分の横架材に大きな応力負担が考えられますので、注意が必要です

Q4. パネル倍率のみの入力はできますか?
A4. データ入力メニューにて[筋かい無]ボタンを押してパネル倍率を指定することで入力可能です。

Q5. 壁倍率について選択可能な倍率以外の設定は可能ですか?
A5. 0.5、1.0、1.5、2.0、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、5.0の倍率のみ使用できます。これ以外の倍率を入力することはできません。

Q6. 筋かいとパネルの倍率の合計が5倍を超える場合に5倍以上の倍率になってますが最大5倍ではないのでしょうか?
A6. 壁量算定時の壁倍率は最大5倍となりますが、当ツールは金物を選定するのが目的ですので、N値算定時の壁倍率については5倍を限度とせず筋かいとパネルの倍率を加算した数値そのままで検討を行っております。もちろん、設計者の判断で入力時の倍率を適宜低減していただいてかまいません。

Q7. 隅柱とそうでない柱はどこで指定するのですか?
A7. 当ツールではX方向、Y方向の両方が柱の片側を室外に設定した場合に隅柱と認識します。したがって、隅柱の場合にはその階のX方向、Y方向共に柱の片側を室外に設定し、OKボタンを押した後に計算表の出隅の欄がYESに表示されていることを確認してください。