お金…ないんです。

当たり前です。旅行行き過ぎです。
だから8月旅行の帰り道
「しばらくは旅行やめなきゃなぁ…節約して暮らさなきゃなぁ…」
って思ってました。
な・の・に。家に着いたら奴から葉書が。

9/13にバースディパーティやるんだ!

そうですか。12日休めれば行けるわね。ていうか休めるわ。
ファンクラブツアーったら同条件のツアーに比べてなんか高いんだけど。
お金ないんだーけーどー。

行きます。行きますよ。せっかくファンクラブ更新したんだし。
他ならぬ貴方が「誕生日祝いに来い」って言うんだもの。ねっ。



Birthday BBQ Party

2003.9.13




というわけで一人で香港。ファンクラブツアーだし、着けば顔見知りの人もいて安心ですが、来るところまで来たなぁ…としみじみしつつ、パーティ当日午後でございます。
それまでとそれからはこちら


支度をするべくホテルに戻り、まずはプレゼントのラッピングから。
今回のプレゼントは草鞋(わらじ)&手拭。アウトドアグッズでも買おうかなーとスノーピークに行ったら何故か草鞋が売っていた。しかも安かった。流石新潟の会社…と即決。手拭も紺地に白抜きで「雪峰」と印が入り、朱線も鮮やかなオリジナル。素晴らしきかなスノーピーク。
やっぱりプレゼントはインパクト。
お店で包装してもらってもよかったんだけど、渡す時袋から出せなくても困るし、やっぱり透明な袋に自分で入れて、リボンをかけよう。手紙も入れよう。と100円ショップで袋と不織布とくるくるテープを買って持ってきたわけですが、手紙を書いたり袋内のレイアウトに悩んだりしているうちに着々と時間は過ぎていく。おかげで自分のほうはちゃちゃっと着替えて適当に化粧直しするぐらいの時間しかなかった…サインをもらうために買ったはずの写真も忘れた…。

会場入り口
てなわけでばたばたとロビーへ向かい、会場へ向かうバスに乗る。
ガイドさんがかけてくれたイーキンの歌を聴きながら会場の西貢に向かったのですが、確かに西貢に着いたのですが…同じ所を二度通ってる気がしますが。
イーキンお勧めのスイーツ「満記甜品」さっきも見た気がしますが。
その上西貢の街中を離れてさっきの道を戻ってる気がしますがーっ。
説明もなく、皆の不安を乗せてバスは会場に着きました。西貢の街よりずっと九龍よりでした。もしかして街は時間つぶし…いや私達に奴の住む街を見せてくれたに違いない。うん。
会場に着くと、イーキンがやってる「市民登録しましょうキャンペーン」の封筒が配られた。これでサインしてもらう物ができた。よかった。


適当に座席に着き、焼く物を取りに行く。野菜とか練り物とか肉とかいろいろある。ビールはないという話だったが、売っていたので買う。青島5本で1本ついてくるというので6本買いました。みんな飲まなかったらどうしよう…とも思ったけど、それなら自分で飲めばいい。
奴はまだ到着していないが、その前に奴のために手羽を焼いておけという。一番上手く焼けたテーブルにはプレゼントもあるという。一人1本。テーブルで一番美味しそうなものを提出すればいいらしい。香港のバーベキューは日本のように鉄板で焼くのではなく、長い串に刺し、火の上にかざして焼くらしい。網も配られたが、網は清潔でないのでその上には乗せるなという。そういうものなのか。大変だ。…と思っていたが、じきにアルミホイルが配られた。これに乗せて焼けということね。

まだ明るい
熱心に審査中
9月の香港はまだ暑い。日は落ちたけど、湿気もあるなかで火のそばにいるのは結構しんどい。でもプレゼントを目指し皆は焼きつづける。そうこうしてるうちに奴は現れたらしいが、手羽から目を離しては焦げてしまう。目を離さなくても先のほうから焦げてしまう。火の通った手羽には照りを出すためにはちみつを塗る。するとさらに焦げやすくなる。難しい。
時間が来たのでテーブル内で美味しそうなのを選び、持っていく。
審査は混乱を避けるため基本的に代表者のみ。自分のテーブルの審査の時は見に行ってもよい、ということで行ってみると…いやぁ実に真剣に審査しています。質問までしています。こういうお遊びに真剣に取り組むとこが奴の魅力です。


席に戻って遠めに審査する奴を眺めているうちに、審査の結果が出たようです。1位は隣の台湾テーブルでした。勝因は
「奴が食べる時に熱くもなく冷たくもなくちょうどいい温度だったから」
…おい。
さらに香港テーブルと日本テーブルから1テーブルずつ特別賞。気遣いでしょうか。
コンテストのあとは、奴が1テーブルずつ回ってくれるというので自分達の番まで食事をしながら雑談。遠目に見てもとてもフレンドリーで楽しそう。早く来ないかなー♪

こんなに熱心なのに…
子供と写真を
しかしこういう時のお約束は「後になればなるほど時間が短くなる」
我々の持ち時間はサインとツーショットで8分!(テーブルには10人います)
まずさっさとサインしてもらえるようにサインして欲しいものを集め、ペンと共にスタンバイ。隣のテーブルに来るところで地元の親子連れが記念写真をお願いしていたり、微笑ましいながらもはらはらしてしまう。とか言いつつ隣のテーブルでの写真なんかも撮って楽しんでいるうちに…来たっ


ここからは頭が沸騰していてよく覚えていないんですが、
とりあえず奴は来るなり
「火星って今どこにあるか知ってる?」
と言ったそうです。火星大接近が話題になってた時期でした。
その場にいた私はあっさりと
「うん。知ってる」
と答えていました。
奴は「えーだって今見えないんだよ?」と聞き返してきましたが、さらに私は「うん。雲で隠れてるね。あの木の上のあたりでしょ?」と答えていました。
ここはやっぱり「えーわかんない♪教えて?」とかかわいく答えるべきだったんでしょうに…ま、奴は同じテーブルの方に「中秋節は何をしていましたか」と聞かれた時「寝てた」と答えるような人だから同じレベルな気がしますが、ともあれこんな盛り上がらない会話を通訳してくださった方、申し訳ありません…。そして私はこのやりとりは覚えていたものの、どのタイミングだったかはちっとも思い出せないのでした。

サイン中 小さくても暗くてもでぶ。

とにかく奴はまとめてサインをして、一人ずつプレゼントを受け取り、ツーショットを撮ってくれました。
草鞋を渡す時、私は舞い上がっていて
「はっぴーばーすでー。じすいずわらじ。じゃぱにーずさんだる。」
としか言えませんでした。
ほんとは
「海辺ではくととってもクールよ!(嘘)」
ぐらいのことを言おうと思っていたはずなのに…。
そしてイーキンは手拭を指差し、「これは?」と聞いてきました。「じゃぱにーずはんかち」と答えるべきだったのではないかと今になって思われるのですが、その時私は「雪峰」の印を聞かれたのだと思い、「しんぼるおぶすのーぴーく」と答えていました。どっちだったんだろう…。とにかく草鞋をかこんでトークをした後、ツーショットを取ってもらいました。いろんな人が写真を撮ってくれるので、二人の目線は全く合っちゃいませんが、何はともあれツーショット。たくさんのフラッシュにちょっとした記者会見気分(笑)でした。


ばたばたと急かされるようにテーブルを去ってしまったので、撮ろうと言っていた集合写真も撮り忘れていましたが、とにかくサインはもらえたし、プレゼントは渡せたし、ツーショットは撮れたし、うきうきしながらさらにテーブルを回って行くイーキンを眺めていました。コーラ早飲み競争をしたり、手作りのアクセサリーをつけてもらったり、遠くから楽しそうな奴を見ているのもまたよいものです。

コーラ競争後

テーブルを全て回り終わると、いよいよフィナーレ、バースデーケーキです。真中のステージの上でハッピーバースデーの合唱に囲まれてケーキのろうそくを吹き消すイーキン。この時、ハッピーバースデーの歌を日本語で!と言われ、みんなで戸惑ってしまいました。この歌は日本でもハッピーバースデーだから。香港や台湾は違うってことのが驚き。

得意げ
続いてシューティングクイズ。イーキンが順番に人を撃つまねをして、さて何人死んだでしょう?というもの。なんか法則があるらしいんだけど、みんなほっとんどわかんなくって奴はそりゃもう嬉しそう。「えっ?みんなわかんないの?じゃぁもっかいやるよ!」って何回やったことか…おかげですごーく時間延びました。楽しそうな奴は見ててこっちも楽しいし、私の方を撃った時の目もすっごくかっこよかったし、迷としては嬉しい限りですが、スタッフの人は困っていたんじゃなかろーか。


席に戻るとさっきのケーキが切り分けられて配られていた。マンゴーの入ったバースデーケーキは甘すぎずほどよく美味しかった。。
ケーキを食べて心を静め、再びみんなでバスで帰路。ホテルに戻ったときには日付が変わりかけていました。

涙目


…今思い返してもこの誕生会、とても幸せで楽しかったのですが、ですが…どうやら迷の人達とわいわいやって奴と実際会って話して握手して写真撮って…と行けるところまで行ってしまったら燃え尽きてしまったようで、奴に対する情熱はそれから大分下火です。
2002年9月のファンパーティで初めて本人を前にしてから11月のNewWaveFestival、2月のファンクラブコンサート、そしてこれ。たった一年だというのに、あまりに展開早すぎだよなぁ。親愛の情は常に抱いているので、ふと目にしたときには微笑んでしまうのですが…とか言いつつ千機変も双雄も結局見てない…そんな自分にそれこそ苦笑。

今はもう香港までは行けないかな。まぁでも単に香港旅行奴つきと考えれば…あ、やっぱ行きたいかも。行ったら絶対楽しいし。
でもそれはしっかり迷の人に失礼な気がして。私の愛の足りなさを実感しちゃったってのはあるんだよな…ヲチはほどよい距離が心が痛まずにすむようです。



草鞋と手拭


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