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 ■   映画版ビーストウォーズレポート  ■  ■

 ビーストウォーズ・メタルス 「コンボイ大変身」 
1999.8.1.

いやー、なんとゆーか、困りましたね(^^;) 
このたびの「ビーストウォーズ映画版」は、
スーパードールリカちゃんに・ミクロマンとの共演でした。
(もっとも私は、ビーストウォーズしかまじめに見なかったけど!)

でもまー、なんていうのかな・・・。
結構BWもあんぐりな感じだったんで
いまいち気合いが抜け気味です・・・。

ともあれ、映画版・ビーストウォーズメタルス、
「コンボイ大変身」レポートです☆

  

 
 INTRO 

例によって画面はかなり暗く、唐突な解説から話は始まる。 なんと我らがトランスフォーマーたちがどつきあいをやっていた惑星エネルゴア、これがなんと400万年前の地球だったというのだ(!)。(と、いうことは、デストロンたちが当初、目指していた目標地点そのままにちゃんと到着していたことになるな。) 

しかも、メガトロンたちがこの地球にやってきた目的は、エネルゴン集めなんぞではなく(笑)、この時代のここにいる、サイバトロンの「伝説の勇者」をおっ倒すことにあったという。なんともまあ、唐突な事実が次々と明らかにされたものだ〜。


そしていきなり、惑星エネルゴア、(いや、これからは、「400万年前の地球」と呼ぶべきなのだろうか)には、いままで影も形もなかった人間の祖先たちも現れたりして、にぎやかな事このうえない様子になっているのであった。

  

 Characters 

そうそう、にぎやかといえば、サイバトロン、デストロンともに新規加入&異動に昇進が激しい(^^)。

まずサイバトロン側。司令官のコンボイさんだが、去年の冬の映画でトランスメタルス化してたと思ったら、約半年後の夏には、その「伝説の勇者」のスパークを救うため(と称して)、そいつと合体、みんなの見ている前でもこもこ成長なさっていた。そして彼は、もはやコンボイともゴリラともメカともつかない奇妙な姿、黄色と紫という凶悪なカラーリング(^^;)、さらには4段変身を可能として、もう誰にも止められないお方として新生なされてたのだった。


みんなの見ている前でもこもこ巨大化☆

他には、チータスとラットルがやっぱりつるつるボディの「トランスメタルス」化しており、ライノックスがそのまま、新規加入者では冬の映画で活躍済みのシルバーボルト、さらにはエイに変身するデプスチャージが参入している。ついでに、「理由あって」ということで、ブラックウィドーがちゃっかりサイバトロンに寝返ってもいる。ちなみに他のメンバーは今回画面に出てこない。元気でいるんだろうか。

 

対するデストロン側。破壊大帝メガトロンは、いきなり自分達の目的が、サイバトロンの「伝説の勇者」倒しにあるなんて言い出す他は、去年の冬からお変わりなしで、”空飛びぴかぴか恐竜”として画面狭しと飛び回ってくれる。
あとは、「メタルス化」しているおなじみタランス、かにのランページ、新規加入のクイックストライク。そしてまだ通常のままのワスピーターにインフェルノ。そしてやっぱりその他の奴は出てこない。これまた元気でいるだろうか。

 

ま、それはともかくとして。ようやく(^^;)

  

 STORY 

さて、400万年前の、地球(^^)。どんなシーンから始まったのか既に覚えていない・・・。が、確か、見慣れぬ銀色恐竜が草むらを進んでいたような気がする。


すると、その行く先に、あるものたちがいた。なんせ、ここは400万年前の地球なので、人間の遠い祖先の原始人達もどこからともなく沸いて暮らしていたのだ(笑)。さっそく、彼らに襲い掛かる銀色恐竜! これは、後で分かるが、メガトロンの作り出した”操り恐竜”、『サイバーラプター』なのであった。

 

サイバーラプター。最初ダイノの旦那かと思ってしまった(^^;)

 

たちまち原始人達はひーこらと逃げ出すが、そのうち、原始人の子供の兄弟(たぶん。勝手にそう思っているが、まあ他所の子でもあるまい。)が、枝で編んだテント?に追いつめられてしまう。彼らが逃げ込んだ枝の間から口を突っ込み、さかんにぱくぱくやる恐竜。とそこに、救世主が現れた。コンボイさんとシルバーボルトが上空を通りかかったのである。
原始人の子供たちは、おかげで危ないところを助かったが、なぜだか、コンボイさん、彼らを基地に連れ帰るのであった。そして、基地ではしゃぎまわる子供たちを見てから、彼らを家に送らねば、と言う。なんでかなー(笑)。

 

ところで、いま基地といったが、これがどうも、おなじみ「滝のうえ宇宙船基地」ではなくて、サイバトロン基地は岩山の洞穴みたいなとこに引っ越していたようだ。
そして、コンボイさんは、子供を家まで送る役目を、かたわらのブラックウィドーに言いつける。


彼女は当然、非常に嫌がり、空飛びゴリラの当人がやれば〜という態度だったが、空から捜しても分からないだろう、というライノックスの言葉もあって、結局その役目を負わされてしまう。するとさっそく、間髪入れず、彼女にぞっこんのシルバーボルトが、自分もついていくと叫ぶのだが、お前は彼女に優しすぎる、とコンボイさんはあえなく却下。だったら自分が行こうと言い出したメタルスチータスにお供をまかせる事にする。
そして、ブラックウィドーとチータスのふたりは、ふたりの原始人の子供を連れて、彼らの家に向かって、のこのこ散歩がてらに基地を出ていくのであった。もちろん、それを見送るシルバーボルトの目は、穏やかでない。

 

もっとも、(いつの間にか)サイバトロンになっていたブラックウィドーには、怪しげな行動がないでもなかった。外に出る前に、なにやら重要機密(だっけな?)を持ち出そうとするところを、ラットルに目撃されてたりもする。ラットルは、彼女への不信をあらわにするが、仲間の反応はいまひとつにぶい。

一方、原始人の家を探しに外に出たチータスは、さっさとそれを探すと思いきや、子供を背中に乗っけて空を飛んでやったり、サービス満点に寄り道をしていた。
もうひとりの原始人にまとわりつかれているブラックウィドーは、うっとおしさを隠そうともしない。甘えられるのにも慣れていないんだろうし、子持ちに見られるのも困るというわけだ(笑)。しかし、原始人の子は構わずまとわりつく。と、不意にその子供が顔をこわばらせた。なんと、彼女ら4人の背後には、デストロンがやってきていたのであった。生身の原始人をふたりもかかえて、かなり不利な状況に追い込まれたチータスとブラックウィドー。

 

さぁてここで・・・。いったい襲ってきたのは誰と誰だったか(^^;)。たぶん、ワスピーターとタランスと・・・、サイバーラプターだったかな? それともそのとりあわせは後の攻撃のときだったか。まぁ、いっか(^^;) そしてたぶん、いつものようにワスピーターはさっさと片づけられ(笑)、タランスもやられたんだと思うが、一方チータスも倒されてすっ飛んでいってしまう。
すると当然、残った”銀色恐竜”、サイバーラプターは、高い木の上に避難した原始人の子供めがけて、さかんにぱくつのだった。(よほど執着してるらしい)
結果、ただひとりサイバトロン側として、その場に残されたブラックウィドーは、選択肢は2つ、デストロンらしく彼らを助けないで自分だけ逃げちゃうか、サイバトロンらしく彼らを助けるか、と判断をせまられるのだが、すぐ決心して、サイバーラプターに一撃加えるなり、その隙に子供達をかっさらって崖下に逃げこむ。その着地点には、ぶっ倒れたチータスがいた。彼女は彼に、ひとまず原始人の子供たちを乗せて、基地まで飛んで返すようきびきび言う。ところが、チータスはジェットをやられて飛べなくなっていたのだった。使えないお供に彼女は毒づく。

 

さてさて。確か、ここでチータスのSOS通信は、妨害だかなんだかされてて(うーん! うろ覚えだけど。)サイバトロン基地には届かなかったよーな気がするが、運良く、基地のコンボイさんの方が、チータスに連絡がつかないのを心配して、彼らを探しに行こうと考えていた。
すると、さっきからずっと、ブラックウィドーの心配をしていたシルバーボルトが、すかさず自分も行くと名乗りをあげる(チータスはどうでもいいのだろうか(笑))。コンボイさんは反対するが、彼の強固な気持ちを変えることはできず、根負けしてついてくることを許す。傍らのラットルたちは、やれやれという感じでそんな成り行きを見ているのであった。そして、コンボイとシルバーボルトは基地を文字どおり飛び出していく。

ところが、その様子をひそかにうかがっていた連中がいた。メガトロンを始めとするデストロンの残りの連中が、サイバトロンの岩山基地近くに陣取っていたのだ。彼らは、まんまと当初の計画通り、サイバトロンの基地内を、ネズミとサイの駄じゃれコンビのみにするのに成功して、ほくそ笑む。

 

さて、ここらもあやふや(・・;)。とにかく、チータス&ブラックウィドー&原始人の子供2人は、(確か)ふたたび、デストロンに襲われることになるのだった。
メタルスタランスは、今度は新発明の秘密兵器を持参していて嬉しいのか、すっかりご機嫌でぱらりらぱらりら〜と叫びながらサイバトロンに向かっていく。その後には、ワスピーターと、メガトロン様からつかわされた「助さん・格さん・うっかり八兵衛(^^)」こと、3匹のサイバーラプターが続いていた。チータスとブラックウィドーたちはまたもや危機にせまられる。

 

しかしそこに、彼らを助けにきたコンボイさんらが到着する。が、到着するなり、コンボイさんは、タランスの新兵器を背後から見事受けてひっくり返る。いったい何しにきたのだ司令官!(笑)


一方、ところ変わってサイバトロン基地。その入り口に、メガトロンたちはじりじり近寄っていた。そのメンバーの中で、お調子者(?)のクリックストライクが、さっそく一番のりをかって出る。簡単にそれを許可したメガトロンに、ありんこインフェルノはひどく抗議するが、なに、メガトロンも別にクイックストライクの能力を買ってる訳ではないのであった。メガトロンの予想通り、サイバトロン基地の入り口には防犯装置(?)が用意してあって、案の定・クイックストライクはその名の通り(^^)・まんまと罠にひっかかり、素早くたたきつけられて、ぴよぴよ〜となる(だっけな? ちょっとこのへんも怪しいが・・・)。その後から、メガトロンたちは、安心してだるまさんがころんだ、を口ずさみながら基地入り口に張り付いていくのだった。そして、デストロンの一斉攻撃が始まる。

 

メガトロンたちの突然の攻撃に、基地に2人っきりのライノックスとラットルは善戦するが、多勢に無勢。仕方なくコンボイさんに助けを求めるが、その司令官はというと、タランスの新兵器にびりびりしているまっ最中なのであった。
結局のところ、ラットルたちのもとには、2人でなんとかしろーとのありがたいお言葉と、話してるうちすっかり頭おかしくなったコンボイさんの、♪おー、おー、あらそいはすとっぴぃっ、という、おなじみの歌だけが届けられる(^^)。ラットルたちは半ば呆然としてそれを聞くのだった。しかも、コンボイさん。ひどい音痴だし(笑)。

 

歌の援護はあれど(笑)、2対4くらいでぼろぼろに押されている基地のラットルとライノックス。そのうち、ライノックスもやられて、残るはラットルひとりになってしまった。ところが突然、絶対優勢のはずのデストロンが吹っ飛ぶ。コンボイさんが帰ってきたのか!? と思いきや、全然そうではなくって、ピンチに駆けつけてきたのはサイバトロンの新戦士、デプスチャージであった。(始めから基地にいなかったところをみると、彼もタイガトロンと同じように外で暮らしているのだろうか。)
彼はたちまちデストロンをなぎ払い、あっという間に彼らを追っ払う。そのすさまじい活躍ぶりに、ライノックスたちは、「携帯の番号聞いとく?」と顔を見合わせ、「でも圏外なんじゃ(笑)」。デプスチャージ曰くかかるらしいが、そんなもんじゃなくまともな通信機を使ったらどうなんだ!(笑)

 

ところで、(順序が前後してるかもしれないけど、)外出組側。サイバトロンは頼りのコンボイさんがひっくり返って使いものにならないうえ、3匹もの銀色恐竜の前に大苦戦していた。だがそこに、こちらにも意外な助っ人が現れた。それは、なんと、原始人のお父さん!(^^)
いつのまにか、彼らは原始人の家の近くまで来ていたらしい。そして、お父さんが子供たちのピンチに石斧片手にやってきたのだ。

彼は、勇敢にも銀色恐竜の一匹に飛びつき、いきあたりばったりに、恐竜が背中にしょってたコントロール装置を破壊する。すると、恐竜はまともな攻撃をぴたりとやめて、ぴょんぴょんそこで跳ねまわり始めた。
サイバーラプターの弱点を知ったブラックウィドーたちは、さっそく背中の装置を次々狙う。サイバーラプターは制御を失い、ワスピーターだかタランスのお腹のうえでぴょんぴょんとび跳ね始めるのであった。

 

こうして、ようやく危機を、自力で(笑)脱した原始人たちは、チータスらに別れを告げて、彼らの家へと帰っていくのであった。めでたし、めでたし。

 

その後。彼らの後ろ姿を見送るブラックウィドーに、チータスはずいぶん優しい言葉をかける。ブラックウィドーもなんだかんだ言ってまんざらでもない様子だったが、シルバーボルトが近づいてくるのを見るなり、手のひらを返したようにチータスをこけおろすのだった。いったい、女心というやつは・・・・・・。
そして、複雑な顔つきの3人を残したまま、話はとりあえず、終わるのだった。

 

 

・・・うーむ! それにしても! 

あんまりしょっぱなで驚きの事実が明らかにされて、混乱したまま話が始まってしまったせいなのか、そうでないのか、とにかく始終混乱の嵐な話だった、と思う。どうしてこんなこみいっていて、それでいて後味のすっきりしない話を、映画用にこしらえたのか(^^;)。それが、見ている間じゅう疑問だった。日本語訳としては、気合い入っててすごく面白かったけどなー(^^)。

しかしまあ、今回は正直行って、クイックストライクではないが、頭がぴよぴよ〜(^^;)。2度も見に行く気はしないので(笑)、ビデオなり、あとメタルスがちゃんと始まって事態が飲み込めるまで、この混乱は続くのだろう。

ただサイバーラプターと、原始人の親子、あとデプスチャージは、なんだかやたら良かったな(^^)。妙に気に入ってしまいました☆

  

 おまけ 

「’99夏・東映アニメフェア」!のパンフを1部・買ってしまいましたが、そこに載ってる情報は実に奇々怪々です(笑)。キャラクター別紹介のところで、いきなり、チータスは「最年少メンバー」と書いてあったりしました(・o・)。なに? じゃ、ラットルとチータスではチータスの方が若いのか!? それはかなり納得いかんぞ。なんとなく、ふたりは同世代だと思い込んでいたのに・・・。

さらに、コンボイさんの、脅威の4段変身の「ビーストモード」は、なんでも「百万ゴリラパワーを発揮!」らしい・・・。なんですか百万ゴリラパワーとは・・・。なんか、めちゃ弱そうなんですが・・・。

なつかしいですね〜。むかし、よく聞いてた記憶があります(^^)。ビーストウォーズの情報が以下の電話で聞けるそうです。まだ聞いてないや・・・。というか、聞くのがちょっと恐ろしい(^^)。おいおい、電話してみましょう。

ビーストウォーズ情報テレホン 03−3604−1188 ← 今はもう終了しています。

みなさんご存知でしょうけど、今秋「ビーストウォーズメタルス64」というビーストウォーズメタルスのゲームが64で(←そのままだ・・・)発売決定だそうです。しかし、画面写真始めてみたけど、格闘ゲームみたいですな・・・。格闘は苦手なんですが(^^;)。


こんなんだったらやってみたい・かも(笑)

(ここからは当時の情報です。現在は終了しています。)

これまた周知の事実(^^)。でも、ま・いちおう。「ビーストウォーズ映画化記念」ということで、期間中・ビーストウォーズのおもちゃについてくる「ビーストウォーズポイント」を6点以上集めてタカラに送ると、トランスメタルス新コンボイが1000名様に当たる!のだそうです。しかし、だったら映画館で買った方が早そうだなあ。(売り切れてなければ・の話。私の行った映画館ではもうなかった。)

と、いうふうに(^^)、「映画館に行ってもメタルス新コンボイなかったぜー!!」という方のためには、ちゃんと、「劇場商品通信販売」があります。どこまでも商魂たくましいぜ、タカラ!(笑)。リカちゃんやらミクロマンのもあるけど、ビーストウォーズでは、「新コンボイ」「新チータス」「デプスチャージ」「ダイノボット」「ラムラス(だれ?)」「スクリーム(これまた誰)」「ソナー(はたまた誰?)」があり。お問い合わせ先は・「アニメフェア 通販係」 電話03−5995−7420。申し込み締め切りは1999年8月31日です。品切れの場合もあるそうで、狙ってる人は急いで申し込みだ!(^^)

なんか、どこまでもいまさらな情報(^^;)。1999年お正月に上映された、「99年冬の映画」(・・・私は98年冬の、だと思っていたが。まあ大して変わりはないか。)、早い話ランページ登場の回の、ビデオが8月1日発売。
しかも、あの恐ろしいそーしゅーへん・「激突! ビースト戦士」との業火二本立てなのだ!(ちなみに、「業火」は勝手にパソコンが変換したもの。私に罪なし。)
ついでに「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー『クイズ大百科』」なるビデオも発売、らしい。いかにもみたくない、もとい、期待できそーなビデオですなあ。パイオニアから発売なので、誰か買ったら内容教えてください(^^)。

  

はー。それにしてもなあ。超予算削減的・正面アングル多用アニメ(^^)スーパードールリカちゃんの後に、
ビーストウォーズの3次元的アニメを持ってくる事自体、なにか、間違ってるよーなきがする(^^;)。
その画面の落差が、一番の疲れの原因なのではなかろーか(笑)。

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