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1999.1.1.

なんともはや。元旦から映画、見てきちゃいました(^^)
と、いうわけで、ビーストウォーズ・映画版
3本立てレポートです。

 CG版ビーストウォーズ 「激突!ビースト戦士」 
 ビーストウォーズセカンド 「ライオコンボイ危機一髪!」 
 CG版ビーストウォーズ・メタルス 

 ミニ情報 


  

 CG版ビーストウォーズ 「激突!ビースト戦士」 

いきなりテレビシリーズと全く同じオープニングから始まって、結構驚いた。映画用のオープニングではないのか!! しかし、ごもっとも。内容も、テレビシリーズのいろんな話をちょんぎってはひっつけて、ひとつのおはなし風にまとめただけのものなのだ。

しかも、デストロンが例の、「サイバトロン狩り」をするシーンから始まるので、画面は暗めだし、彼らが悪人側だということが、ずっと後にならないと明確にされないため、始めて見るひとはさぞかし混乱することと思う。かといって、よーくテレビシリーズを見ていたひとにとっては、見たことあるシーンばかりなので退屈このうえない。いったい、どういう人をターゲットにこの話は作られているというのだ。

話としては、まあデストロンをざあっとおさらいして、サイバトロンでは、ライノックスやダイノボット、コンボイさんらが適当にその存在を主張して、そしてコンボイさんが惑星破壊兵器にぶつかってくところで終わるという、もうなんともいえない具合であった。ところで、何故かエンディングの歌は映画版の新しいもので、テレビシリーズのものとは違った。

 

・・・セリフがところどころ、びみょーに変わっているところを、目ざとく(というか耳ざとく)チェックするというのが、もしかしたらこの作品の正式な楽しみ方なのかもしれない。が、それにしても。

 

あんまり内容があちゃーだったので、あえてSTORYなどは割愛です。

  

 セルアニメ版・ビーストウォーズセカンド 「ライオコンボイ危機一髪!」 

実はセカンドは見ていないので、よく分からないのだが、これも、テレビシリーズの何かなのだろうか? なんというか、映画なつくりな感じがしないのだ。でも、話としては面白かった。セカンドを見ていなくても十分はらはらして楽しめた(^^)

 

STORY・・・

へんてこな謎の船が宇宙空間からやってきて、惑星ガイアに落っこちた。
サイバトロンたちは、さっそく、俺が私がと調査任務を名乗り出る。
そのなかで、ライオジュニアが、タスマニアキッドの後押しで、ようやくその任務をまかされることになった。墜落した宇宙船の中に入ってみると、そこには奇妙な球体がごろごろしていて、その表面には発光する文字なんかもある。
そして、不思議な声がコントロールユニットを要求するのだった。

 

球体のひとつに変なものが入っているのを見つけたライオジュニアは、それを取り出してみる。金色の足?(みたいに私には見えた)がそのユニットであった。
でもそこに、デストロンたちがやってくる。ライオジュニアは当然戦いにでるのだが、なぜか他のサイバトロンたちは反対。そうこうしているうちに、タスマニアキッドがやられてしまう。

ライオコンボイさんは、ライオジュニアとふたりっきりになると、命じたのは調査任務ではなかったかと彼を責めた。
(うーん? しかし、あの状況で、どうやってその任務内でやってけただろう?) 
とにかく状況をよくしらないライオさんは(^^)、いろいろお説教し、ライオジュニアはますます追い詰められて、ついに家出(?)してしまった。

ひとり小道を行くライオジュニアの前に、やたら優しげなガルバトロンが現れる。
そおして、彼がまだ持っている例のコントロールユニットを渡すよう言う。
ライオジュニアが断ると、ガルバトロン、いともあっさり話を変えて、実はそのユニット、「時空超越テレポート装置」の鍵というふれこみだったが、それがなんと惑星破壊装置の鍵だったもんで、渡してくれないと惑星が壊れちゃうと切々と説くのだった。
ライオジュニアは、惑星が壊れても困るし、これで仲間も自分を見直すだろうと考え、彼に従うことにする。心配して追ってきたキッドの言葉も無駄だった。
おまけにキッドはまたもデストロンの攻撃を受けるのだ。なんか、ひとりで攻撃の的になっている(笑)。

 

それはさておき、謎の宇宙船に着くと、やはりそんな話は嘘で、ライオジュニアはコントロールユニットを取り上げ、半地下牢のようなところに放り込まれる。
ご丁寧に、ガルバトロンはライオジュニアの正面に映像なんか送ってきて(たぶん。)、事態を説明してやるのだった。

一方サイバトロン側。みんなはライオジュニアの行動にぶーぶー文句を言うが、そのなかでキッドはなおも彼をかばい、仲間を説得する。
同じ半人前ということで気持ちがよくわかるのだろうが、仲間のひとりが彼に言ったように、あれだけ攻撃の的になってくれる彼は、もう十分役に立っている(^^;)。
ともあれ説得された仲間たちは、それ以上ライオジュニアを責めるのはやめることにした。

さてデストロンだが、謎の船の謎の装置をついに動かし、何故か「メガトロン」をここに呼び寄せようとした。
だが、凡ミスのため、別のトランスフォーマーが上空の三角形から落ちてきてしまった。マジンザラックである。・・・いまパンフを見てようやく気がついたが、魔神とか魔人ザラックではなくて、「マジンザラック」であった。

ナウシカに出てくる
巨神兵のごとく
「口から破壊ビーム攻撃!」をする
マジンザラック

 

さっそくガルバトロンはマジンザラックに乗り込み、サイバトロンを倒そうと彼らのもとに向かう。
事態をいちいち報告されていたライオジュニアは、さすがに頭にきたか、檻の棒のひとつをねじ曲げ、広がったすきまからようやく這い出した。
すぐにデストロンが気づいて後を追う。逃げるライオジュニア。とそこに、迎えに来たスカイワープとサントンが現れた。
マグナボスに合体したライオジュニアは、敵を追っ払い、しかしマジンザラックのもとへは向かわず、行きたいところがあると別の場所に向かう。

着いたところは例の宇宙船だった。コントロールユニットは、抜かれもせずにそのまま差さっていて、デストロンの見張りもいない(^^)。
マグナボスはこの装置を使い、マジンザラックに対抗できるサイバトロンを呼び寄せようとした。しかし、宇宙船がぼろだったか、そもそも一回用しかエネルギーがないのか、装置を動かそうとしてもエネルギーが足りないと声が言う。
マグナボスは、じぶんのコードを装置につないで、エネルギーを補充することにした。苦痛にマグナボスの顔がゆがむ。

 

マジンザラックは、サイバトロンを蹴散らしいい気になっていたが、突然無事だったらしいコンボイから、B2ポイント(うろ覚え)に来いとの通信を受けて驚き、さっそくそこに向かう。
マジンザラックの派手な攻撃で、土の下に埋まっていたサイバトロンたちは、その間にマグナボスに掘り起こされて、なんとか体勢を立て直した。
そのうえ、マグナボスはテレポート装置を動かすのに成功していて、惑星ガイアには惑星エネルゴアにいるはずのゴリラコンボイさんが降り立っていたのだ!

ライオコンボイさんはライオコンボイさんで、マジンザラックの弱点を探すよう部下に命令していた。
マジンザラックとサイバトロンたちがどつきあいをしている間に、解析が終了、マジンザラックの弱点は額にある三つめの、緑色の眼だということが分かる。
ふたりのコンボイさんたちは、うーむ、何があったのかな、パンフによると「マトリクスが2人をパワーアップさせ(・・・?? セカンドを見ていないのでこういうとき困ってしまう。セカンドにはマトリクスが出てくるのか。あれは、某司令官が、どさくさにまぎれて宇宙の果てに持ってっちゃったかと思っていたが。)」、発光黄色ライオコンボイ、その名も「フラッシュライオコンボイ」と、発光赤色コンボイさん、「バーニングコンボイ」になって、ふたりでマジンザラックの弱点の眼に突っ込んだ。マジンザラックはついに倒れるのだった。

 

そして、留まるよう懇願されたゴリラコンボイさんは、ここには居場所がないし、私がいなくても大丈夫だしってことで別れを告げ、上空の三角のなかに帰って行く。
そして、この三角を放ったらかしておくと、宇宙が危なくなるということまで分かったので、すぐに、この便利な装置は破壊されたのだった。

 

・・・・・・ところで装置はともかく、この謎の船の正体はなんだったのかな。

  

 CG版 ビーストウォーズ・メタルス 

これはテレビでやっていたシリーズの続編の、そのなかの一話だという話を確かどちらかのページで拝見しました。ということは、これもやっぱり本来「映画」ではないのだ! いったい、なんてお安くできている映画版なんだろう(泣)
でもこちらは一本めとは違って、なにしろ始めてみる話であり(^^)、おまけに前作からどうつながっているのかの説明が、快調なテンポでとととん・と行われたので、非常に入りやすかった。それに比べて一本めはやはりだいぶ悪いと言わざるを得まい。
だけどいずれ、この映画で見た話をテレビシリーズで見るときが来るんだろう。その時はすごく悲しいだろうなあ。

 

STORY・・・

前作の最後で惑星ぶっ壊し装置に突っ込んだコンボイさん。やはり無事では済まず、お亡くなりになっていた。
しかし、ぶっ壊し装置が壊れたその時、不思議なエネルギー波が発生して、それを惑星エネルゴア上で浴びた連中は、みんな、トランスメタルスに進化していた。ちなみに、メタルスになると、全身美しい光沢を帯びメカメカした姿に変形してしまい、いままでの「ロボットモード」、「ビーストモード」に加え、おまけモードの「ビークルモード」の3つになれるようになる。
たとえば、ビークルモードのチータスは、ジェットがついてるのでいきなり空を飛べるようになった。なんてすごい怪光線だったのだろう。 
詳細が分からないので想像するしかないのだが、しかしこんな素敵なエネルギー波がでるような、惑星破壊装置を用意していたユニクロンって、いったい何を考えていたのだろうか?

なお、この「メタルス」、残念なことに全員がその恩恵を受けたわけではなかった。
再生カプセルに入っていた(らしい)、ライノックスやダイノボット、ブラックウィドーなどはそのエネルギー波を浴びなかったので、これまでとおんなじままであった。
ところでそのうちライノックスさんは、スパークさえもばらばらになったというコンボイさんを助け出して、自らはメタルスでないのにコンボイさんをメタルスとして再生させた(らしい)。
という訳で、ここにメタルスな戦いが始まるのだった・・・。

 

ここまでが前振り。話は謎のポッドが落ちてくるところから始まる。
大きさがふたまわりは大きくて、でっかくばってんがペイントされたポッド。
これがなんと、中身はプロトタイプ(たしか、ここではプロトフォームと言ってた気がする。どう違うのか?)ではなく、過去にサイバトロンの実験で作られた、失敗作だという。
それは、(うろ覚えだが?)スタースクリームのクローンかなんかで(全然違ったかもしれない・・・(・・;))、不死身の戦士だったのだ。
だがやっぱり無理な設定がたたったとみえて(^^)、彼は手に負えない暴れ者になり、サイバトロンは彼をポッドにつめて、コンボイさんについでに一緒にこれも持ってって、宇宙の果てに捨ててくれと頼んだという、いわくつきの代物だったである。とんでもないものが落ちてきたものだ。
コンボイさんはシルバーボルトと(確か)チータスを連れ、ポッドの落下地点に向かう。また、デストロンもブラックウィドーとワスピーター、それにタランスがそこに向かった。

 

 

 

 

 

 

たちまちポッドをめぐって、いつものけんかが始まったが、今回は、どちらかがポッドを手に入れる前に、まわりのエネルゴンが爆発してみんな吹き飛んでしまった(笑)。
コンボイさんとチータスは、シルバーボルトなら無事だろうと勝手に判断し、自分たちは基地に引き返す。
そのシルバーボルト、そういえば紹介が遅れたが、新しいサイバトロンの戦士らしい。
おまけに、2つのビーストをスキャンしていて、その姿はワシの羽の生えた銀色オオカミである。彼はブラックウィドーと一緒だった。彼は翼をやられて飛べないし、ブラックウィドーもかつてないほどぼろぼろになっていた。さすがにこのうえこづきあってる場合でもなかったのだ。

 

なお、メタルスタランスはポッドを見つけて喜んだが、中はからっぽ。おまけに、背後からその「中身」に襲われるという悲惨さな結果が待っていた。

 

サイバトロン基地に帰り着いた連中は、ひとやすみしてシルバーボルトを助けにいこうとする。
メタルスになりそこねたダイノボットは(^^)、サイバトロンはシルバーボルトひとりを欠き、デストロンは二人(ブラックウィドーとワスピーター? そういえばワスピーターはどうしたんだっけ?)を欠いているんだから、いまこそデストロンを倒す機会だと言う。
コンボイは快諾するが、ただしそれは、ダイノボット自身が行方不明になったときにはという条件つきであった(笑)。

 

シルバーボルトはブラックウィドーになにかと親切だったが、ブラックウィドーは相変わらずつんけんした態度をとる。おまけに、先に橋をわたりかけたシルバーボルトの背後から、やっぱり、武器を構える。
結局シルバーボルトは落ち、あわやばらんばらんかと思われたが、ブラックウィドーが間一髪、彼を助けるのだった。先に助けて貰っているお礼なのか、それとも?

 

ところがいい感じもそこまで、ブラックウィドーが悲鳴を上げる。何故かタランスがばらんばらんになって転がっていたのだ。
そして、その原因、あの捨てられるはずだった不死身の巨大戦士、ランページが姿を現わした!

 

 

 

 

全身の上からのアングルが
なかなかなかったので
「カニ」ということが分かるまで
だいぶかかった
ランページ。

あっという間にシルバーボルトはランページのはさみにつかまり、ブラックウィドーも軽くあしらわれる。
その上空から空飛びメタルスコンボイさんと、空飛びメタルスチータスが駆けつけた。
ようやく、ランページを崖の下に落っことして、やれやれ、と思ったのもつかの間、ランページも救命ポッドの中で例のエネルギー波を浴びたのか、ビークルモードになって崖をのぼってきた。
もっともそれも、再び崖の下に落ちることになるので問題はないのだが。
だがそのとき、ブラックウィドーが道連れにされてしまう。シルバーボルトは迷うことなく自ら崖に身をおどらせ、ひどく焦げて動かない羽を必死で動かして彼女を助けるのだった。
ランページは、もちろん助からなかった。

ブラックウィドーは、しかし、いつもの調子でシルバーボルトらのもとを去って行く。
ところでそのブラックウィドーに盗聴器をひっつけていたメガトロンは、一部始終を知っていた。とはいえ、さすがにシルバーボルトとブラックウィドーの件を利用する方ではなく、彼の関心は崖の下のカニロボットにあった。
彼は通信販売で取り寄せたというナイフを取り出し、ランページを回収、修理する。もちろんランページの体には細工を施してだ。
気がついたランページが暴れだそうとすると、メガトロンの施した細工により、彼は猛然と苦しみだすのだった。

 

話が長くなってしまったので、簡潔に。いやあ、このシルバーボルト君はいいですねえ(^^) 妙に丁寧な言葉づかいは、ブラックウィドーのようなはねっかえり(^^)には確かにいらいらするだろうけど。このふたり、これからどうなるんだろう。ハッピーエンドだといいなあ。ブラックウィドーがサイバトロンになってもいいし、シルバーボルトがデストロンになってもいいし(?)。

  

 ミニ情報 (情報はすべて当時のものです) 

ちなみに、映画のパンフレットの終わりのほうには、「劇場限定商品通信販売」なんてページがあります(^^) あんまり紹介するとまずいだろうので、ま、簡単に紹介すると、ビニール製バルーン・コンボイの刀(!!) だの、旗、だの買えるみたいです。映画館で売ってたようなアイテムもあり。締め切りは1999年1月31日なので、れあーなアイテムのコレクターは、ぜひこのパンフを利用してコンボイの刀など手に入れてはどうでしょう(笑)。バルーンだし。

あと、映画館でお子様には、記念コイン(?)がもらえたりします。(全部の映画館でそうかは分からないけど)
近くの映画館でも配っているようなら、とにかく若い格好をしていって、自分はお子様だと言い張るのがおすすめです(笑)。

私は目で訴えてこの戦いに勝利しました。

 

ちなみに私のもらったのは
ライノックス
ちょっと顔が恐い(^^;)

ビーストウォーズのプリクラを設置しているところもあるようです。もっとも、設置してあったからといって、実際撮る勇気がもてるかどうかは、謎(笑)。

  

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