G4(400/AGPグラフィックス)乗り換え記

  2000年10月、3年半ぶりに本体買い替え。その後長期にわたる事となった環境移行にまつわる悪戦
  苦闘の日々を振り返る年末年始特集(?)。何かのお役に立てば幸いです...。

  ・事始め....
  ・世代ギャップを埋める(SCSIなど...)
  ・助けて!Nortonさん!(さらば4G)
  ・ALPS MD-2000Sの去就
  ・ソフトな話(Outlook Expressなど...)
  ・旧マシンの活用法(Ethenetしてみる...)
  ・安息への道のり....
  ・(おまけ)Nac OS X と内蔵HD増設

  G4乗り換え記 #1:事始め....                   _2000.12.09
 ながらくSinWavesのバージョンアップやサイトの更新が止まってる理由は、実はここにあったりするわけですね。21世紀を目前にして、3年以上使ってきたPowerMac6300/160から、G4/400(AGPグラフィックス)に乗り換えました。OSは9.0.4がついてきます。Macとしては3代目となります。以下新旧対照表。


 
 ...まあ上記旧環境のような仕様で3年半もちこたえてきてほんとに限界感があったのは確かですが、買い換えとなるとそれに見合う適当なブツがその時点であるかどうかも当然重要です。私の場合、本体価格で15万円未満かつお買得感が十分に高い、というのをほとんど唯一の目安にしてきているわけですが、新機種の登場で安くなったG4AGPグラフィックスが久々にこの条件を充たしました。でかくてデザインが目障りであんまり好きな機種ではないんですが;外見だけでCube選んだりしなくてよかった...と言っちゃいましょうか(オッと...)
 
 ここまですべてのスペックが飛躍的に向上するとほんとに快感です。起動笑っちゃうほど迅速!描画キビキビ!ダウンロードも快調だぞ!中途半端な補強をちまちま重ねるよりも絶対感動あります。ただし3年以上我慢と引き換えに、ですけどね。さらにただし!激変は必ずやそれなりの苦痛をともないます。いや〜ほんとに痛かったです泣きそうになりました泣きました......というわけで、この度の乗り換えに際して生じたトラブルねたで、多少とも皆さんの参考にしていただけそうなものをしばらくだらだら書きます。上級者の方には役に立ちません;
 
  G4乗り換え記 #2:世代ギャップを埋める(SCSIなど...)     _2000.12.17
 新機種への乗り換えで常に問題になるのが旧環境の遺産の継承、というやつですが、特に長年使い込んできた環境からの移行となると、時代のうつろいにより問題がより深刻になります。私の場合、PowerMac6300/160からG4AGPグラフィックスですから、まずどうしても外部インタフェイスに大きな「世代間ギャップ」が生じています。SCSIもADBもシリアルポートも現在のMacにはありません。私の場合、SCSIにZipDriveと外付けHDとスキャナとプリンタがぶら下がってる状態だったので、継承のためにはSCSIボードが必須となります。これは本体購入の際、迷わずあわせて注文しました。LogitecのLHA-600Uというやつです。
 
 SCSIに入る前に、G4で旧資産を再利用しようとする場合まず注意すべきはモニタです。G4はPCIバスに装着されているグラフィックアクセラレータカード経由でモニターに繋ぐわけですが、このコネクタは旧来のMacのもの(2列になったD-sub15型)より小振りの、DOS/Vタイプのもの(3列になったD-sub15型)になっており、従来使っていたモニタを再利用しようとすると変換アダプタが必要になります。付属しません。モニタ繋げないとどうにもなりませんから、これをまず買いに走ることとなります...

 で、SCSI周りに取りかかるわけですが、ここで初学者ならびにあわてものの皆さん;充分気をつけていただきたいのはSCSIのコネクタ形状です。SCSIのコネクタには様々な形があります。Logitec LHA-600Uの取説によると、以下のようなものです。
 
 

 いろいろあるということくらいは、私もそりゃこれまでもいろいろ繋いでたわけですから知っているわけですが、SCSI配線をいじること自体そんなにしばしばやることではないので、具体的にどんな種類があるかなんてことは忘れ去っています。ボード装着後、ケーブルを繋ごうと思ってLHA-600Uのコネクタを見てみると、ん?6300/160のコネクタと違う。SCSIボードの取説で形状を確かめると「D-subハーフピッチ50ピン」とある。頭の中にメモし(紙にしなさいよ...)、さっそく翌日それらしきものを購入したわけですが....
 
 違う!なぜだ!確かに「ハーフピッチ50ピン」とケースに書いてあるぞ、梱包ミスの不良品か!最初は絶対そうだと思いましたね。さて初学者ならびにあわてものの皆さん;ここがポイントです、実はSCSIコネクタ形状の表記にはメーカーにより微妙に違ったやりかたがあるということがわかりました。

 

 要するに、取説にあった「D-subハーフピッチ50ピン」は、私の買った店の商品では、「ハイピッチ50ピン」と表記されており、それとわからなかったわけ。まあ、「D-sub」はピン型、「アンフェノール」は櫛型とはっきり形が異なるので、実物の形状を目で確認しておけばよかったわけですが、これはやはり混乱を招きます。このあたりのややこしさも、SCSIが「レガシー」になった要因ですかね。一般消費者向けじゃないです。まあ、ほどなくなくなる規格だろうからいいようなもんですが、ケーブルの値段てのも結構ばかにならない(←ここも大事ですよ)ので、くれぐれも注意してください。まずは些細なところから。
 
  G4乗り換え記 #3:助けて!Nortonさん!(さらば4G)      _2000.12.23
 とりあえず繋げるだけでも結構な労力と出費(前回参照)を要したわけですが、なあに、それくらいですみゃ〜極楽さ。引っ越しの際もっとも肝心なのは、唯一無二のデータ類を完全な形で移行することです。私はZipも使ってるので、概ねはそちらにバックアップされてるものの、外付けHD(4G)の中に最近のものが結構いろいろ未整理で入ってるので、そいつがちゃんと繋がってくれれば最終的にOKなわけです。SCSIケーブル引き回しを完了し、何の不安も疑念もなくG4を起動したのですが........最初の状態がどうだったか、詳細は今となっては記憶にありませんが、とにかくおかしい。いくつかの機器が認識されません。順番つなぎ変えたりいろいろしてみて(繋ぎかえるのにまたまた変換ケーブルが必要になったりするのよ...)やっとHDのアイコンが出現しましたよ。ったくもう手ェ焼かせやがって。ダブルクリック。カリカリ....アクセスランプ点灯。点灯中。点灯中。点灯中。点灯中。点灯中。・・・・
 
 ....それはシステム終了しても止まりませんでした。どうしたらいいのか。つきっぱなしの緑のLEDを呆然とみつめながら何本か煙草を吸ったり、トイレに行ったりした挙げ句、私はついに一か八かに賭ける決断をしました(というか、どう考えてもそれしか方法がない)。駆動中のHDの電源スイッチを、切ったわけです。バカだったのはこの次に同じ状況でリトライしたことですかね。再現性確かめるよりデータが大事だろっての。結局再現。またブチ
 
 こういう事態になれば、傷が浅いうちに (Norton Utilityとかで) 修復/データリカバーを試みるしかないでしょう。そのためにまずHDを旧環境(6300/160のSCSIポート)に戻すことにします。6300/160のSCSIではまったく問題なく動いてたことだし、6300/160にはちゃんとNortonさんがインストールされているからです。....結果、これも詳細は覚えておりませんが、どうも修復は既にできそうもない状態だったわけです。あとは、消失したファイルのリカバーを試みるしかありません。私の場合、Norton Utilityの「FileSaver(これを働かせておくと修復が確実...らしい)」は入れてませんでしたので、「UnErase」というのを実行することになります。過って消去したファイルを回復する機能です。
 
 そこではたと困ったのが、4Gもの復旧データをどこに保存するんだ、ということ。6300/160の1Gの内蔵HDには200Mくらいの空きしか残されていません。しかし良く考えると、4Gのほとんどを占めるのがアプリケーションとその関連ファイルで、回復すべきデータなんて実は大した容量にはならんだろう。そこで取りあえず、Norton Utility上でいろんな条件で抽出をかけ、必要と思われるデータファイルを見つけてはちまちま少しづつ回復/保存、スペースが不足してきたらZipに移し替え、また少しずつ回復/保存....と言う手順で何とかなるか。...ということで、文字化け化けのリストを睨みながらシジフォスのごとき作業を続けることしばし。.....ま、これくらいにしといたろ。何とかなったやんか。さすがNortonさん!
 
 ...ですんだら警察いらん!(何やねん) ....いや実は、多大な努力を経て回復されたと思われたデータ群、一服した後まあちょっと確認ということで開いてみると、ありゃま、それらはほとんどすべて「ゴミ」だったのです。.......問題はたぶん、Nortonさんのヴァージョンがひじょ〜に古かったことにあると思われます(1993年版2.0.6でした)。HFS+フォーマットなんて当然想定されてませんわな(というか、OS8にすら対応してないわけだ...)。すべての努力は無に帰しました。....しかし!私は不屈です!(;) 古いなら、新調しましょNortonさん、まあそんなに高いソフトではない(でも1万ン千円;;)。それをG4にインストールして、一気に4Gまとめてリカバーじゃ!最初からそうやっときゃよかったのよバカ。
 
 最終的には、これが成功しました。概ねすべてのファイルが復活できました。しかし、おそらくその間にもHDの症状は悪化を続けていたんでしょう。せめて初期化して再利用しようとトライしましたが、もうダメでした。教訓としては、まあ、SCSIは思ってたよりはるかに脆弱デリケートなものである、ということとか、ちゃんとバックアップ取りましょうとか、そんなことでしかないんですけどね。あと、Nortonさんはできる限り最新のものにしましょう(*;)。(現在ではFileSaverもONにしています。)...しかし、はたして教訓とその対価は見合ったものだったのか、かなり疑問ではあります。復活して確かめてみると、外付けHDの未整理データーって、消えちゃってもそんなに問題のないものばかりだったよ。(安心できてよかったじゃないの!)
 
  G4乗り換え記 #4:ALPS MD-2000Sの去就            _2000.12.29
 ;;;;;;;;;;;;叫び出したくなるのをかろうじて押さえながら、乗り換え顛末まだまだ続く。たかが4GのHD1つオシャカにしたくらいは、実質的な支障にはなりません。それと引き換えに( なんで引き換えないかんねん! ) G4内蔵の10Gの広大なスペースが手に入ったわけだし.....。しかしSCSIにぶらさがってた機器はまだまだあります。まともに駆動できたのはZipだけ。プリンタはセレクタで選択できず、スキャナは取り込みソフトが働きません。スキャナはまあ、たまにしか使わんからあわてなくていいが、間もなく年賀状だぞ、どうすんだよプリンタなくて。
 
 まずちょっとわきにそれて、私の(当時の;;)プリンタ「ALPS MD-2000S」について振り返ります。所有の周辺機器の中でも最も高価なしろものです。もうかれこれ5年前くらいになりますが、たしか実売5万円以上したはずです。ALPSのMDシリーズは、主流のインクジェット方式に対して独自のマイクロドライという熱転写方式を採用、MD-2000S(初代)発売当時はフルカラー印刷の画質(特に普通紙)に関しては飛び抜けており、加えて、耐水性が高い、アイロンプリントシートとかを利用していろんなものに印刷できる、金とか銀とかの特色印刷ができる、と、よいことづくめ(特にTシャツつくりたかったんでね)。大枚叩く価値ある商品と思えました。
 
 MDを使ってみてまずビックリしたのは、印刷するときのメカですね。お使いでないかた向けにちょっと説明しますと、フルカラー印刷はCYMK4色の重ねが必要ですが、MDはいわゆるインクリボンカートリッジを使う熱転写方式なので、4色同時に印刷できない。そこで、(1)まずCyanのインクリボンがヘッドにガチャと装着され、それで最後まで印刷 (2)もう一度用紙をぎゅい〜んと吸い込んで最初の位置までもどし (3)つぎにMagendaのインクリボンが装着され、それでまた最後まで印刷 (4)さらにもう一度用紙をぎゅい〜んと吸い込んで......というふうにやるわけです。考えただけで時間がかかりそうでしょ。まあ確かに早いとは思いませんが、実際はそれほどでもないんですよ。少なくとも当時は、他社の最高画質印刷の早さとそん色なかったんです。さらに激賞に値するのは、こんなやりかたでまったく版ずれを起こさないことです。すごいことです。技術者の魂を感じますです。...その後インクジェット軍団の技術改良が進み、MDのアドバンテージは薄れていきますが、その捨て難い魅力は多くの熱心な固定ファンを生み、niftyにあったSALPSというサポートステーションも非常に活発でした(私はROMでしたが)。
 
 ....で、乗り換えですが、この味なやつMD-2000Sがセレクタで選べない。わけです。この症状の原因は何か。SCSIデバイスとして一応認識はされているのだが。順番かえてみてもだめ。SCSIボードとの相性の問題とかそういうのがあるのか。....こういうときに、頼りになるのがさきほど述べたniftyのSALPSの後継フォーラム<MDプリンタ・ユーザーズフォーラム>(FMDP)です。メーカーによる直接のサポート窓口ではなくなったもののいまだに活発で、FAQ等が有志の方々の手でよく整理されています。Q&Aで質問しようかとも思いましたが、まずは過去ログやFAQをあたっておくのが礼儀というもの。FAQ集をライブラリからダウンロードしてみると、バッチリありましたね。「【Mac】新G3、G4機のSCSIボードについて」
 
 ...これによると、LogitecのSCSIボードについては正式な動作確認はされていないようですが、以下のようにSCSIボードの設定を行えとあるので、何とかなりそうではある。
(1)転送レート、または、Transfer Rateの項目があれば、最小設定に
(2)非同期、または、Asynchronous Transferの項目があればONに
(3)ディスコネクト、または、Disconnect Enableの項目があればOFFに
(4)ワイドネゴシエーション、または、Wide Negotiation Enable の項目があればOFFに
(5)パリティチェック有効、または、Parity Check Enableの項目があればOFFに
各々の意味するところは不明(;;)ですが、設定ソフトというやつにはすべてそういう項目があるんだろう、たぶん。...ん?設定ソフト?ボードにはMac用の設定ソフトなんてついてなかったぞ?...とまたしばしうろたえさせられ、結局Logitecのホームページで発見できました。あるならつけといてくれよ〜。で、上記記述に添って設定いたしますと、見事MDが復活いたしました。めでたし。
 
 なのに何故、“私の(当時の;;)プリンタ「ALPS MD-2000S」”なんでしょうかね〜なんでかね〜。.....まあその、実際に印刷してみると、長年寸分の狂いも見せなかった緻密なメカが変調を来しておりましたんです。ヘッドが転写したインクをところどころ削り取ってしまう。といってもよくわからんでしょうね。要するに、シマシマぼろぼろの画像になるわけ。マニュアルどおりヘッド掃除とかしても全然ダメ(;;)。
 
 ...推察するに、持ち上げたり下ろしたり、SCSIケーブルを抜いたり指したり、電源入れたり切ったりという過酷なストレスが老体にはこたえたんではないかと思います(‘SCSIを扱う際には電源コードを抜け’という取説の指示に反した行動も1〜2回あったな確かに...)。とりあえず再びFMDPを覗きましたが、このような事例は見つけられない。おそらく「残念ながら故障と思われますので云々」というコメントになるケースと思えました。修理に出せばおそらく直りはするんでしょうが、そんなことしてちゃ喫緊の課題「年賀状」に間に合わんがな。....いいぢゃないかいいぢゃないか。ここまで来てしまったんだ何をためらうことがあらう。プリンタって、最近ほんと安いし。ははは。
 
 ...とはいえ、G4購入以来理不尽に嵩んで行く出費に、もう贅沢は許されない。MDの魅力は捨て難いが、そこそこの値段。一方インクジェット勢なら安いし、質的にも現在の水準なら特段の不満はないし、おそらく印刷速度面では劇的改善が期待される。で、結局私が選んだのはキングEPSONのPM-760Cでしたよ。「後継機種登場直後の投げ売り」って本体G4と同じパタンですね。安かったです、よかったよかった(でも約19000円;;;;)。
 
 閑話休題。おそらく私のような判断をせざるを得なかったMDユーザーも多かったということでしょうか、MD-2000Sを引退させてからわずか1週間後、アルプス電気は、MDシリーズの店頭販売中止という、おそらく将来の完全撤退も視野に入れた決定を発表しました。高度な技術力に裏打ちされた独自の魅力を持った製品だっただけに、旧ユーザーとして非常に残念ですね。孤高の独自路線を進む姿は、妙に某A社とだぶったりもしたわけですが、アルプスのユーザーサポートなんか、某A社とは比べ物にならんほど血の通ったものだったよ。それでもこうなっちゃうんだから。ほんと悔い改めんといかんぜよ某A社!(←やり場のない不条理感の当面の鉾先;)
 
 あ、もううだうだ書くほどのことでもないのでさらりと触れますが、スキャナも結局だめなんですよね〜。6300/160のSCSIポートで暫く生き延びさせようと決めたのですが、絶不調です。こいつも台湾MicrotekのScanMakerというかなりのロートル。実売20000円を切ってるのを発見した最初のスキャナです(で、買っちゃったわけ。Photoshop LE ついてて、当時としては超お得でしたね)。まあ、あんまり使いませんからいいんですが、近頃スキャナはプリンタ以上に激安だし、いっそこいつも買い替えますかな。総替え、御一新ですわ、ぶわっはっはっはっ____
 
  G4乗り換え記 #5:ソフトな話(Outlook Expressなど...)     _2000.12.30
 ハードな(いろんな意味で; ) 話はむりやり一段落させまして、やっとこさソフトウェアへと移ります。OSはプリインストールされてるので何も問題ありませんが、アプリケーションの再インストールとともに、各種設定やデータの移行を慎重に行い、もとの環境を再構築しないといけません。ここでのポイントは下準備です。「書類」フォルダをリムーバブルメディアに取り出しておく等はまあ当然ですが、その他一般的な注意点としましては、
 
 (1)インターネットプロバイダに関する各種設定(サーバーやIDなど)がすぐにわかりますか?
 (2)購入したソフトのシリアルナンバーとかはすぐにわかりますか?
 (3)「書類」フォルダ以外のところに重要なデータが眠っていませんか?
 (4)フロッピーで供給されてるソフトはどうするつもりですか?(G4にはフロッピーないよ)
 
てなところでしょうか。(1)とか(2)とかは、日頃からメモファイルを作っておくといいですね。他人に見られるのがいやなら、暗号化してくれるソフトがOSに付属しています(「Appleファイル保護」)。さらに、移行作業に移る前にプリントアウトしておくのがベスト。いざ入力しようとするとダイアログに隠れて見えない、なんてことも(まま)ありますからね。私も一応準備したつもりだったんですが、(4)を忘れてましたね。あわてて6300/160を再度働かせ(モニタやZipまた繋ぎ替え....)、必要なフロッピーを全部DiskImageファイルにし、Zipに移しました。

 それぞれの環境によるでしょうが、(3)も注意を要します。特に、IEの「お気に入り」とかは初期設定フォルダの中ですから、あらかじめ取り出しておかないといけません。このようにデータが初期設定フォルダやその他システムフォルダのどこかに保持されるタイプは結構あるので注意です。あ、あと、住所録とかが宛名書きソフトのフォルダに残ってませんか?私の場合、Outlook Express5(以下OE)のデータが「書類」フォルダじゃなくてアプリケーションと同じところにおいてあったのでこれも「Microsoftユーザーデータ」フォルダまるごとを前もってZipに保存。

 ...したまではいいんですが、これをG4上のOEに読み込ませなければいけない。なんかややこしそうなデータ構造ですし、OEには「インポート...」というデータ読み込み機能がありますから、当然これを使うべきなんだろうと考え、やってみたんですが、これができません。「インポート作業が完了していない」とか言って勝手に終了してしまいます。途中で‘「OEユーザー」フォルダを選べ’ってダイアログが出るんですが、「OEユーザー」というフォルダ名称はOE4のときに使われてたものですな。ここでOE5の「Microsoftユーザーデータ」フォルダとかを選んでもだめなんでしょうね多分。そうであれば、OE5どうしでのデータの移植はそもそも無理という仕様なのか。そこんとこはよくわかりませんが。
 
 分からん場合はそれ以上深く考えずまっとうな力技に移行し、新しい「Microsoftユーザーデータ」フォルダの中へ旧データを直接放り込む、というのを試みます。....最終的にはそれでうまく行ったんですが、フォルダ位置の認識等について、微妙なお約束があるようなので、少し試行錯誤が必要かも知れません。必ず、データのバックアップを取ってからやってくださいね〜。私の場合、最初、G4の初期状態つまり「Microsoftユーザーデータ」フォルダが「Outlook Express」フォルダと同階層におかれている状態でやってみるとなんだかうまく行かなかったので、「Microsoftユーザーデータ」を一旦削除してOEを再起動し、新たに作られた「Microsoftユーザーデータ」(「書類」フォルダに作られることと思います)の中の「ユーザー」フォルダを保存しておいたものと入れ替えるとうまく行きました。なんだか良く分からないですが、どうも融通がきかない仕様です。

 ここでOEついでに、かねてから気に入らんことなのですが、OEのメールメッセージのデータは、一つのファイルにどんどん蓄積されるしくみのため、あっというまにファイルサイズが肥大します。何かの原因でファイルが損傷したりしたら全データがおじゃんになるんではないか?そのうち100MのZip1枚におさまり切らなくなるじゃあないの(CD-R買えよ?)。どうもよろしくないです。同じような不満を持つかたの為に便利なユーティリティを紹介しておきますと、1メール1ファイルに分割書き出し/再読み込みしてくれるAppleScript「Export as Indiv. Msg Archive」「Import Indiv. Msg Archive」があります。Unofficial OE Page (http://www.macemail.com/oe/) で入手できます。「Script Menu Items」フォルダに入れておけば、OEのメニューから利用できます。
 
 そしていわゆるTipsとして、「別ユーザーとして整理する」という手をご紹介しときましょう。まず古いメールなど、別ファイルに分割したいものをOEのメインウィンドウ上でフォルダ(Finder上のフォルダじゃなくてOE内の整理用のフォルダのことよ)にまとめておきます。次に、OEには、マルチユーザー機能がありますから、この機能を使って、通常の「メインユーザー」に加えて、例えば「昔の私」というような新ユーザーを作ります。そうすると「ユーザー」フォルダの中に新たに「昔の私」フォルダが作られます。ここで、OEの「インポート」機能を使って....というのは、さきほどと同じでうまくいきません。残念でした。で、また同じ力技ですが、新しくできた「昔の私」フォルダに「メインユーザー」フォルダの中のデータを全部コピーし、OEのメインウィンドウにもどって、双方のいらないデータをフォルダごと削除する。ところがしかし、これだけではファイルサイズ自体は小さくなりません。一旦OEを終了して、Optionキーを押しながら再度起動しますと、データのコンパクト化が行われ、はじめてデータ容量が圧縮されます。しかもこの手順をユーザーを切り替えて2回やる必要があります。ああ面倒くさ。まあこの方法は、OEの機能が即利用できる状態でファイル分割ができるというメリットがあるのでベストかとは思います。ほかに何かいいアイデアがあれば教えて下さい(メーラー変えろって?)。
 
  G4乗り換え記 #6:旧マシンの活用法(Ethenetしてみる...)   _2001.01.03
 いいかげんにもう少し建設的な話題にしましょう(;;)。長年働いてくれたPowerPC6300/160ですが、健康面での問題は特にないので、まだまだ引退するには早そうだ。ちょうど外付けHDもお亡くなりになったところ(No3参照...)ですし、こいつの内蔵1Gをバックアップ用HDとして活用するとしますか。フロッピードライブとして必要な時がくるかもしれないし。2つのMacを繋いでネットワークを構築する(てなたいそうなもんではないが...)というのは未経験のことなので、俄然トライしたくなります。
 
 なのですが、このPowerPC6300/160、お買得が取り柄の最低仕様マシンのため、Ethernetはついてません。かたやG4には当然シリアルポートがない。このままではご両人はコミュニケーションの手段がないわけです。まあ今さらシリアルでLocalTalkもないでしょうから、選択肢は一つ、Ethernetカードを買ってきて6300/160に挿す、ということになります。まあ、Ethernetカードなんて安いもんでしょう(ああ、その発想が恐くなってきた...)、思い立ったが吉日で、さっそく会社帰りに購入。
 
 ここで、またどうせ無知ゆえのつまんねえ浪費をしたんだろうと先読みされた方、残念でした。ケーブルはちゃんとクロスケーブルを購入しましたよ、あたりまえでしょそんなこと。ってまあ実は、事前に多少とも調べといてよかったよかった、てなことなんですが。ネットワーク未経験の方のために補足しますと、Ethernetハブというやつを介して何台ものパソコンやプリンタでネットワークを構築する場合に使用する一般的なケーブルと、単に2台のパソコンをEthernetで繋ぐためのケーブルは種類が異なり、後者の場合、「クロスケーブル」という特別なものが必要だと、そういうことなんです。購入の際にはくれぐれも注意してください。
 
 それと、G4のEthernetがいわゆる100BASE-T対応(ちなみに従来の標準は10BASE-T)なので、その能力を活かすべくEthernetカードもそれに見合うものにしたんですが、加えてケーブルも100BASE-T対応のものにしないとだめなようなんですね。これは売り場に行ってはじめて知りました。‘カテゴリー5’と表記されたものにしないといけません。それじゃ、最新のG4のGigabit Ethernetの場合はどうなの?と聞かれてもわたしゃそこまでは分かりませんです。あしからず(*;)。
 
 さて材料がそろったところで、6300/160にカードを挿して、ソフトをインストールし、ケーブルでつなぐ。ファイル共有やAppleTalkの設定を行う。共有したいボリュームにアクセス権を設定する(‘情報を見る’メニューの‘共有...’サブメニューから行けます)。...とか諸々ありまして、G4のセレクタでAppleShareを選択しますと、めでたく6300/160上のボリュームがG4のデスクトップ上に現れます。結構手順が多いのは確かですが、このへんの詳細を知りたい方は、ヘルプとか各自参照して下さいな。
 
 まあポイントとしては、これまでネットワークなんてものに縁がなかった、という私のような人にとっては、そのコンピュータの所有者とか管理者とかアクセス権とかいうまったく異質な概念が入ってくるというのにちょっと慣れる必要がありますね。俺のパソコンやないかつまらんごたく並べんなや!とか言いたくなりますが、私のようなまったくパーソナルユーズから企業の大ネットワークまでカバーせざるを得ない現在のパソコンというものの中途半端さであり融通無碍さのなせるわざでしょう。あらためて、パソコンと言うものはよくも悪くも他に類を見ない商品であるなあと思います。10年後どうなってるのかは皆目予測できませんが、なくなってしまうってのも、ちょっと寂しいことではあります。
 
 というわけで現在、6300/160はもっぱらデータバックアップ専用機として活躍してます。バックアップソフトにはOSについてくる‘ファイル シンクロナイズ’もあるんですが、より詳細な設定ができるソフトとして、山崎宏さん作のHyBackUp(http://www.page.sannet.ne.jp/y-hirosi/index.html)を使用することにしました。パソコン歴10年あまりにしてはじめて、いわゆるデータバックアップシステムを導入したわけです。牛歩以下かつ‘転んだ後の杖’だったりするわけですが、一応進歩してんだからよしとしましょう。[しかし、自動ミラーリングとかはパソコンの標準的機能として装備されていてしかるべきだとほんとに思います。]
 
  G4乗り換え記 #7:安息への道のり....               _2001.01.06
 さてさて艱難辛苦の末にやっと年賀状が作成できる環境が再構築された(;)わけですが、シリーズの最後に、多くのユーザーにとって既に前世紀の話題にすぎない(;;)OS9にまつわる話題をちょっと行っときましょう。G4(AGPグラフィックス)にはすでにV9.0.4がプリインストールされています。現在までのところ、OSへの不満はほとんどない、というかハードにまつわる喜び悲しみに翻弄され過ぎて(;;;)、OSとしての純粋な評価はできてないわけです。実際、8.5とたいして変わらんような気がするわけね。OSなんてそれでいいんだと思います。
 
 しかし、いずれにしても「OS乗り替え」という大仕事なわけですから、そこそこ安定するまでの様々なトラブルは覚悟しないと行けません。私の場合、6300/160をEtherで繋いだあたりで遭遇した不可解なトラブルに、「G4の起動ボリュームが開けなくなる」というのがあり、これにはしばらく難儀しました。アイコンをダブルクリックしてもウィンドウが開かないわけです(アイコンはちゃんと反転表示なんですが)。
 
 原因の一つとして関係がありそうなのが、「G4モニタ無し起動」です。G4はモニタが繋がれていないと起動しない仕様になっているんですが(6300/160は可能)、6300/160を直接使用する必要もあるかと、切り替えボックスを介してモニタを共有しているため、モニタの切り替えを忘れたままG4を起動してしまったことがあり、あわてて切り替えて再起動すると、デスクトップ上のアイコンが全部画面左上にかたまってしまっておりました。そのとき以降、上記症状が発生したわけです。まあしかしそれは唯一の原因ではありません。それ以降も「G4モニタ無し起動」を何回かやってしまってますが、再現しないからです。おそらくその他に、そのときのファイル共有の状態が深く関わっていたと推測されますが、良く分かりません。
 
 ...デスクトップの再構築PRAMクリアをはじめ、知っている限りのあらゆる手立てを講じましたが直らず、結局システムの再インストールまでやって、ファイル共有の設定をやり直したりなんやかやしてるうちに突然直りました。いろいろぐちゃぐちゃやっていたので何が効を奏したのか今となってはよくわかりませんが、ファインダか何かの初期設定ファイルがこわれていたか、何かそんなことだったようです。いいかげんな話ですみませんが、直ったからもういいんです
 
 それ以降は概ね快調なのですが、残念なことにまだひとつ、未解決の.不審な挙動が生じていて、これはどうも私だけの問題ではないようです。それは「勝手にキーボード配列が変わってしまう」というトラブルです。つまり、G4附属のキーボードはJIS配列のものですが、これが摩訶不思議なことに、使ってるうちにいつのまにかASCII 配列(US配列)と認識されるようになる、というもので、最初に発言した時は何が起こったのかとびっくりしましたです。JIS配列とASCII 配列は、アルファベットとか数字の位置は同じですが、記号類の位置はまったく違います。例えば'(' のキーを押したはずが'*' が入力されたりするので非常に困るわけです。G4 AGPグラフィックス でのこの症状(Blue & White G3でも生じていたらしい) は「Macintosh トラブルニュース」<http://www.ed.kagawa-u.ac.jp/~akiyama/mac/News/MacTroubles.html>2000年8月12日、8月17日にも記載されていました。
 
 これがどのような状況で起こるのか、知る限りまだ特定されてないようですが、私の環境で確かに言えることといえば、
 (1)××のソフトを起動したとたんに必ず起こる、というものではない
 (2)この現象の発生が確認されているのはJedit3(V3.0.3)での入力中である(もっぱら使ってるのがそれなので...)
 (3)入力作業をしばらく続けたときに突然何の前触れもなく発症する
ということくらいでして、たいして参考になりそうもないです。ちなみに今日は、ここまで入力してまだ発症していません。
 
 この解決手段も確たるものはないようですが、前述のMacintosh トラブルニュースの記事によりますと、汎用的な手段としては「キーボードのUSB ケーブルを差し直す」という力技になります。その他は同記事をあたってみて下さい。ちなみに8月12日の記事では、メールソフトのArena 1.6.6が関係してるんではないかとの報告が記載されているが、少なくとも問題の根源ではないです。私はArena 1.6.6は使用しておりません。
 
 この問題についてどうも不思議なのは、私のように購入時点からさほど日が経過していない、すなわち、システムフォルダが永きにわたるアブノーマルな使い方のためにぐちゃぐちゃになってしまったりしていない状態*【←、ここで発症しました!'(' のつもりが、'*'になっちゃいました。】(...とはいえ最初からいろいろ余分なもの入れてるのも確かですが、極端に異常な状態とも思えない...)で生じていると言うことで、ということは、結構同じ症状で困ってる人が多いんではないか。にもかかわらず、2001年1月5日現在、Appleからの公式のアナウンスはないようです。
 
 Xはさておき、まもなくOS9.1が出ると言う噂なので、こんな問題も水面下で解決されてほどなく忘れさられるのかも知れませんが、これは文字入力という基本に関わることなんで、もっと早期に解決されていてしかるべき問題だと思うんですがねえ。(え?JISキーボードなんか使ってないで買い替えろって?いいかげんにしてくださいよほんとにもう....)
 
  G4乗り換え記 #8:(おまけ)内蔵HD増設もしくはOS X        _2001.04.02
 OS X も無事予定どおり発売されまして、さっそくAquaだJinnieだで幸せなひとときを過ごされた方も多いんではないかとお慶び申し上げます(シニカルだな...)。私はまだ導入してないわけですが、特にOS X 批判派であるとか、そういうことではありません。使ってもいないのに批判も何も...。というか、堅牢なUNIX系モダンOSに、Mac OSを引き継ぐ美しくフレンドリーなインタフェイスをのせたという結構な話なわけですから、非常に期待はしているわけです。

 Macが持っていた優れたインタフェイスの根底が危機にさらされている、という批判がベテランユーザー中心に根強くありますが、OS X を機会に「ユーザーインタフェイスの哲学(科学)」が再び熱心に議論されたこと自体はよいことだと思います。前にもどこかで書きましたが、そういう議論の蓄積は、どのみちMacだけが独占していいものではなく、人類の共有財産として広く共有されるべきものではあるでしょうが、当面OS X がそういう議論を喚起する核としての役割を果たしているとすれば、まあそれも結構なことです。生産的な議論を伴いながら変わっていくということなら、その変化は積極的に受け入れるのがいいんじゃないかと思います。

 ...てなことを言いつつも、私自身はOSのアップデートにはどちらかというと常に慎重派です。私の基本的な立場は「開発者」でも「Macマニア」でもなく、パソコンを手軽なツールとして活用したい1ユーザーというものですから、自分のやりたいことがそこそこできていて、それなりに安定している環境があるなら、ベンダーの口車にのせられていらぬ苦労をするなどまっぴらごめんである、わけです。OS X 発売後聞こえてくる情報から判断すると、少なくともメインの環境にできるようなレベルのものではないようなので、導入する「必然性」はまったく感じません。

 とはいえOS Xってのは並のアップデートとは根本的に違う新世界なわけで、ちょっといじってみたいってのは当然あるし、さらに、開発環境が付属してくる、なんてのもちょっとソソられます(いつまでつけてくれるのか、って不安もあるしねえ...)。結局遠からず私もOS X 入れることになるだろう、でも待てよ、入れたとしてもやっぱりしばらくは、メインのOSとしては使えないだろうな..... てなことを考えると、とりあえず現実的には、メインのシステムとは別ボリュームをつくってそこに入っていただく必要があります。

 ....ということでここでようやくHD増設の話になるんですが、G4に移行してから、私のシステムのHDは買った時のままの内蔵IDE10Gだけ(外付HD死んじゃったし...)でパーテションも切ってない状態。当面OS X の仮住まいをつくってやる必要がある、てのに加えて、バックアップの強化などにも活用できると考えると、HDの増強ってのはなかなか意義深くかつリーズナブルな投資なのではないか。なのだよな。なのだ。....というわけであれよあれよと言う間に方針が決定されるわけです。いつもこんな感じです;;。

 で、ひとくちにHD増設と言っても選択肢はいろいろあります。

  1) 外付けUSB
  2) 外付けFireWire
  3) 外付けSCSI
  4) 内蔵IDE
  5) 内蔵SCSI

このうち 1) と2)は、OS X のインストール先としてはやめたほうがいい感じ。OS Xは「ブート可能なドライブ」にインストールする必要があります。長らく、USB/FireWire接続ドライブからはシステムのブート(起動)ができませんでした。「できるようにする」方向にはあるようですが、あえて危険犯したくないです。3) も、SCSIが標準装備されなくなってサードパーティの安価なSCSIカード経由なわけですから、システムそのものを起動する元にするには不安が残る(SCSIカードじたいがブートに対応してない場合もある。俺のっておそらくそれのような...)。その点では5) も同じ。コストパフォーマンスの点からも、4) がベストと言わざるを得ません。おまけにこれが一番安上がりです。懸念すべきは、「内蔵」となると、Macの腹を開いて手術する必要があるということで、私、メモリ増設くらいはやったことありますが、HDははじめて。またもや無意味な七転八倒を生みだすのかという不安が;;;。

 しかし、そこまでいろいろ悩むと、かえってもう後には引けなくなるわけで、とりあえずやってみる、といたしました。まずショップでどんな製品があるのか、知識をたくわえます。近くの量販店ではMac対応と銘打った内蔵HDなどありませんでした。さらにネット上で検索かけて調べると、OEM製品でDOS/V用とかになっていても、それは単に付属するソフトの差異によるもので、ベアドライブ自体はMacもWindowsも区別はなく、Mac用と書いてなくてもぜんぜん問題なさそうです。まあ日本橋のMac専門店なんかにいば、フォーマットソフト付きの安心なMac用ドライブがあるんでしょうが、わざわざ出かけるのも面倒なんで、ネット情報を信じて、Mac対応とはどこにも書いてないながら、20Gクラスで最安値だった富士通のZEBOシリーズの5400bpsを購入しました。13800円。ちょっと前と比較しても信じ難い安さです。

 ここで具体的にG4(AGPグラフィックス)のHD増設作業を追っかけてみましょう。まあそんなに難しくはありません。

  1) 電源を切りすべてのコードを抜く。(電源コード抜く前に静電気を逃がす儀式を行う。マニュアル参照...)
  2) G4の側面フタをあける。
  3) 本体底面にある内蔵のHDのフラットケーブルと電源ケーブルをはずす。
  4) 内蔵HDを取付けてある金属フレームの取付けネジ1個をはずし、少し持ち上げて本体からはずす。
  5) 新しいIDEドライブを「プライマリ系統のスレーブ」に設定(ドライブのジャンパスイッチで設定)
  6) 新しいIDEドライブを内蔵HDの上にのせ、金属フレームにネジで固定。
  7) 2台のドライブがセットされた金属フレームを本体の元の位置にもどしてネジでとめる。
  8) 新旧ドライブそれぞれにフラットケーブルと電源ケーブルを繋ぐ。
  9) G4の側面フタを閉じてコードを繋ぎなおす。
  10) 起動して、「ドライブ設定」などで適宜パーテションを分けて初期化する。

上記手順の詳細はG4付属のマニュアルに書いてありますんでじっくり参照いただければいいわけですが、私が気がついた注意点を少しだけ補足しますと...

 IDEは「プライマリ」「セカンダリ」の2系統にそれぞれ「マスター」「スレーブ」があって、都合デバイス4台分つなげるということらしく、どこに繋ぐかによってそれぞれの機器のジャンパスイッチを適切に設定しなければならないみたいなのですが、Appleのマニュアルでは、プライマリ系統のマスターのことを「プライマリドライブ」、同スレーブを「セカンダリドライブ」と表記していて紛らわしい。上の5)のジャンパ設定の際に混乱します(案の定私は「セカンダリドライブ」と言う表記を「セカンダリ系統」のことと取り違えた)。通常の表記で表せば、2台目のIDEハードディスクは「プライマリ系統のスレーブ」に設定する、ということです。たぶんAppleは「御主人様」と「奴隷」なんていう粗暴な表現使いたくなかったのかもしれませんが。最初立ち上げた時には、この間違いのために起動せず、「またも負けたか....」と厭世感に充たされました。

 次に留意すべき点としては、作業に結構腕力を要する、というのがあります(;)。上記の3)で、元からついてる内蔵HDのコネクタ類、特に電源コネクタを引き抜こうとすると、これがほんとなかなか抜けません;;。私が特に腕力不足だというのが大だとは思いますが、ユーザーサポートに相談する類いのものではないだけに非常に困りましたです。じわじわ粘り切ってやっとこさ抜けましたが、実際、無理をすると周辺基盤を壊したりしかねません。あせらずじわじわ、があくまでも基本であります。

 そこまでできれば、後は「ドライブ設定」を立ち上げて、必要ならばいくつかのパーテションに分割し、初期化する。それですべて完了です。うまくいったからこそ言えることですが、結論として、内蔵IDEハードディスクの増設には「Mac対応」と明記された(たぶん高価な)商品を捜しまわる必要はなく、信頼できるベンダーの製品であれば、DOS/V対応とかWindows対応とか表記されてる製品がそのまま使えます、おそらく。もちろん、製品ベンダーの正式なサポートは受けられないし、Mac用のフォーマットソフトとかもついてこないわけですが....。まあ、私が断言できるのは私の買った富士通のFZHD3204AT2という製品だけなんで、疑念が消え去らないという向きは、Webで情報収集してみてください。ちなみに富士通のこの製品、動作音が非常に静かで、お勧めといえます。

 追記........。「OSのアップデートには慎重派」言うとったんちゃうんかい!....なんですが、勢いに乗じてOSアップデートまでやっちゃいました。でもOS X じゃありませんよ、9.1です。常時接続環境をいいことに(あ、なったんですよ、フレッツISDNだけどね。)ちんたら92MBダウンロードを敢行。9.1って表面的には何が変わったのかほとんど分からない、OS X 対応に専念したアップデートという感が強く、何か追い銭払ってまでやる気しなかったもんで。一応OS X歓迎体制についてはさらに充実したわけですが、はっきり言ってここんとこいろいろやりすぎてそろそろ私息切れぎみで、中途半端なOS X のことなど当面忘れ去りたい心境になってます。一般ユーザーなんてこんなもんです。はたして私は2001年の内にOS X を導入するんでしょうか?自分でもよくわかりません....