72.砂丘刑事 純情系 第9話「NHK教育フェア」前編




「恒例の『NHK教育フェア』、

今日はいつものNHKホールを飛び出して

何と鳥取砂丘に来ております」

大好きなキャラと楽しく遊ぶ鳥取県民と

万が一のために警備につくジュリー。

八「退院早々仕事とはね…

ま、一条刑事が非番だからしょうがないか」

その時クック店長の目があやしく光る!

ク「一条が非番だとは、これはチャンスなんだナー。

よし!今なんだナー」

突然県民に襲いかかるキャラクター達。

「うわあああああぁぁぁっっ!!」

八「何?こいつらはエジプト王国の怪人だったの?

鳥着!!」

刀を手に大暴れのジュリー。

八「もう戦えないと思ってたのなら大間違いよ!!」

クック店長に肉迫するジュリー。

八「ペンギンは可愛いから許してあげる。あとはあんただけよ!」

ク「ま、待つんだナー。いつもの戦いではつまらないから

今日は料理で勝負するんだナー」

八「料理? いいわよ、受けてあげるわよ」

レ「さぁやってまいりました鳥取砂丘料理対決!

司会は私、エジプト王国戦闘指南役『レシュフ』でお送りします♪

古代エジプト料理に限らず、世界中の各時代の料理に

精通しているクック店長に対して、

『仕事が忙しくてついつい外食気味、せいぜい御飯炊くくらいです』

という鳥取県警の八代樹里さん!

あなたの料理の腕に鳥取砂丘の未来がかかっています!

頑張って下さいね」

レ「続いて審査員の方々を紹介しましょう!

逃げ遅れた皆さんです!」

審「よろしくお願いしまーす♪」

レ「それではお話を聞いてみましょう。

どうですか?自信の程は」

八「自信はともかくとして、

とりあえず、この服着替えていいですか?」

レ「確かにこれでは料理しづらそうですね。どうぞ」

レ「それでは衣装も『コンバットスーツ(調理用)』に着替えていただいたところで

料理を始めていただきましょう。制限時間は1時間です!

では、スタート!!!」

 
<1時間後>

レ「さぁ、二人の料理が出来上がったようです。

早速見てみましょう!」

レ「まずは八代さんからですが…これは?」

八「『あなたに食べて欲しいチョコケーキ』です」

レ「アピールポイントは何ですか?」

八「食べて欲しい人がいるんですけど、

その人はあまり甘いものが得意じゃなくて、

だからあまり甘くならないように

ちょっとブランデーなんかいれたりして

大人の味を目指してみました」

レ「美味しそうですね。有難うございました」

レ「続いてはクック店長ですが…こ…これは…」

ク「『ワニの丸焼き古代エジプト風』なんだナー。

つけあわせで『ベビーティラノのマリネ』と『サソリのテリーヌ』

『クモ型ゼリー』を添えてみたんだナー」

レ「古代エジプトではこんなの食ってたんですか?

私も5000年近く生きてますが、少なくとも私は食べた事ありませんよ。

こうなっては誰がターゲットなのかちっともわかりませんが、

丸焼きにはやはりリンゴを咥えさせないとダメですよね。

そこは評価出来ます。

審査員の皆さん、ちゃんと試食して下さいね」

レ「それでは判定です!

八代さんの料理が美味しかったと思った方は白い札、

クック店長の料理が美味しかったと思った方は黄色い…って

既に3つ白い札が上がってます!

料理対決は八代さんの勝利!!!」

ガーン……
ク「み、認めないんだナー!!

ええいこうなったら『E.L.M..O』! お前の超音波攻撃で

皆殺しにしちゃうんだナー!!」

突如現れた新怪人。

慌てて逃げ出す観客。



E「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…」

八「何をする気?」

ク「『E.L.M..O』の超音波は広がらずに一点に集中し、

最初にぶつかったどんな固体も粉々にする『音の槍』なんだナー。

まだ『E.L.M..O』本体は未完成だが、『音の槍』の威力はもう充分なんだナー。

見るがいいんだナー」

E「アハハハハハハハハハハハハハハハッ」

八「ああっ! 不自然に登場した岩山が一瞬で粉々に!」

ク「行け『E.L.M..O』!みんな粉々にしちゃうんだナー」

「うう…」

八「何?」

「うう……」

何と逃げ遅れた審査員だった!

ク「『E.L.M..O』! やっておしまいなんだナー!」

E「ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…」

八「ど、どうすれば…!!」

E「アハハハハハハハハハハハハハハハッ」

後半へ続く。

 

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