37.Carassius cuvieri(通称CC)

滋賀県警特別分室「琵琶湖沿岸警備隊(BEK)」に配備されている小型戦車。

その名称は琵琶湖原産の「源五郎鮒」の学名からとっている。

主な任務は武装した産廃業者の湖岸への不法投棄の取締りと激化する武装した密漁者との戦闘。

一応水陸両用仕様ではあるが、長時間の水中戦闘は出来ない。
古来より、人は鳥に憧れ、空を飛ぶ事を夢見てきた。

飛行機で空は飛べるけれど、人はあくまで自分の力で空を飛びたいのだ。

自分の翼が欲しいのだ。

そう、ギリシャ神話の「イカロス」のように。

そんな夢を持ち続けている人々がその夢にチャレンジする恒例の「鳥人間コンテスト」、その実行委員会に一通のFAXが入った。

それはテロリストからの犯行予告だった。

TVでも放映される鳥人間コンテストはテロリストにとって、絶好のアピールのチャンスだった。

「こんな事で、みんなの夢を潰してしまうわけにはいかない」

実行委員長はその場でBEKに通報。テロ対策を要請した。

BEK隊長はCC出動を命じた。

搭乗者の名は「二宮忠八」。奇しくもライト兄弟よりも飛行機を発明していた男と同じ名を持つ彼も飛行機を愛する一人だった。

ステージ上では竹生島工業大学の航空力学研究会「アルバトロス」のエントリー機「ハミングバード」が今まさに離陸しようとしていた。

警官に変装したテロリスト達はもうそこまで来ている。

「奴等はどこから来るんだ?」

忠八の表情が険しくなる。

「やらせるものか!」

テロリストとCCの戦いが始まった。

※この作品は「馬鹿が戦車でやってくる」

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