2007年1

ナナフシ  4/11
 ナナフシという昆虫を見たことはありますか?それほどポピュラーではありませんが、豊かな自然の中では見かけることがあります。右の写真は光が丘公園内にある屋敷森というビオトープで見つけたナナフシの幼虫です。カマキリなどと同じく、成虫と基本的には同じ姿です。撮影した幼虫は体長が約12、3ミリという感じでした。歩くときに前足を空中でしきりに動かしてました(だからブレてるでしょう)。
 ここでは昆虫も植物も採集禁止。いろんな種類の花や草や木や生き物たちを見ることができます。鑑賞に訪れる人もたくさんいます。

 

キタテハ  3/23
 暑さ寒さも彼岸まで。3月に入り足踏みしていた春も、春分を過ぎていよいよ本格的になったようです。というより1、2月がすでに春みたいなものでしたけど。今日、床屋へ行く途中通り抜ける公園で、3頭の蝶を見つけました。そのうちの1種を写真に収めることができました。タテハです。
 この蝶はたまたままだ動きが鈍かったので、ぐっと近づいて撮影することができました。

 

椿、幾何学の美  3/21
 駅と家の間の、いつも通り過ぎる
団地の脇に、椿の木が並んでいます。ぼく自身はふだん椿のことをそれほど気にとめないし、世間ではこの時期、桜のことばかりを話題にしています。その椿の木に今、つぼみから、しおれてしまったものまで、いくつもの花が咲いています。今日、ふとその中に、美しい佇まいを見せている一輪の花を見つけました。
 その幾何学的美。はっとして、しばらく見とれてしまいました。椿はこんなにも美しかったのですね。またひとつ、嬉しいものを手に入れたような気がしました。椿にも数多くの品種がありますが、これは「淡乙女」のようです。そこで一句。
 花椿 弧のあふれ出づ 整然と

ひと足早く  2/22
 昨日、千住博展を見に行ったときに北の丸公園を散歩しました。そしたら見つけましたよ、もう満開の桜を。ソメイヨシノではありませんね。調べてます。星野富弘さんではありませんが桜を見ると、顔を埋めたくなります。ワンパターンなんだけど、晴れ上がった空をバックに撮るのです。

 

 

 

アゲハが羽化した!  1/25/07
 秋からわが家にいた蝶の蛹が、昨日羽化しました。びっくり!春型のナミアゲハです。後ろ羽の内側にオレンジ色の模様が見えますね。これが春型を表しています。
 春型は珍しいのです。数が少ないと言うことではなく、ふつうぼくたちが昆虫採集をするのは夏が多いから、春の蝶は見逃しがちになるのです。
 珍しい春型だから標本にしたら?と娘の提案があったのですが、わが家でずっと冬を越してやっと羽化したのだと思うと、情が移っちゃって、とても殺せません。不思議なもので自宅で育てた幼虫や蛹は成虫になってから人になつきます。この蝶も自然に手にとまって全然逃げません。
 結局羽がボロボロになるまで飼い続けることになりそうです。

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