過ぎ越し 聖書ものがたり挿し絵シリーズその3
(全10) 10/17/07
過越祭(すぎこしさい)というのは日本人にはなじみのないものですが、ユダヤ教の三大祭りの一つで、今でも春に行われています。そしてこの行事がイエスの最後の晩餐とも深いつながりがあるのです。その由来をめちゃくちゃおおざっぱに説明すると、次のようなことです。
神がモーセを通じて、エジプトの王にイスラエルの民を解放させるように頼んでもなかなか応じないので、神はエジプトの町に災いをもたらすことにした。しかし、羊の血を戸口に塗ったイスラエルの民の家には災いは訪れず、通り過ぎた(過ぎ越した)ということ。これを記念した過ぎ越しの祭りなのです。
このお話は旧約の「出エジプト記」に入っているのですが、この本では「最後の夕食」の中に入っています。つまり、上に書いたように最後の晩餐につながる事柄だから。どうつながっているかというと、本書をお読みください(笑)。
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