「電脳日記」バックナンバー

(1999年08月)


ついに、三股に突入(^^;。(99.08.01)

●さて、ついに8月になりました。もうすぐお金を振り込んでから2ヶ月になります(^^;。私は昨日いろいろネットを調べていて、秋葉原の某ショップで「PB G3(400MHz)が399,000円で即納」 とあるのを見つけ、その場で固まりました。「400でいいから買っちゃえよ」という悪魔のささやきが聞こえてきます。私は家の中をうろうろしながら1時間ほど悩み、そして意を決して某ショップに電話してみました。

(私) 「あのー、先ほどホームページでPB G3の400が即納というのを見たのですが?」
(店員)「あーPowerBookはですねー、朝まで2台あったんですけど、売れちゃいました。」

・・・・・(ToT)。(←しつこいって)

●何と、私が悩んでいる間に売れちゃいました(爆)。私はやけになり、また別のショップ(400が389,800円:納期1週間)に予約のFAXを入れました。これで3つのショップに同時に予約をかけたことになります。その中で一番早く入荷したところから買うつもりです。早ければ今週中に何とかなるかも知れません。

●ところでAppleStore JapanBTO(注文生産:HDDやメモリの容量などを指定して注文できる)が始まりましたね。333MHzでHDDを6GBにできたりするのでかなり魅力的です。実はこれもかなり悩みました。しかし納期が2週間なので、二の足を踏んでいるというのが正直なところです。また、AppleStoreは注文が確定したらキャンセルできないので、こちらで注文すると自動的に他の3ショップにお断りの連絡をしなければいけません。なかなか悩ましいのです。

●今回の教訓。「安く買おうとすると時間がかかる。すぐに欲しければ高い金を出せ」。しかしどちらにも徹しきれない私は一体何なのでしょうか(^^;。


PowerBook G3 '99のトラブル(99.08.01)

●仕事の合間にMac系の掲示板をいろいろのぞいてみました。すると、新PB G3(LombardとかPB G3 '99などと呼ばれる)に発売早々トラブルが頻発していることがわかりました。例えば次のような症状が報告されています。

・増設したメモリ(2インチ)を認識しない。
・背面のゴム足がちょっとしたことですぐに外れてしまう。
・トラックパッドの下のクリックボタンが「渋い」。
・高周波ノイズが発生する。DVD-ROMドライブやHDDの音がうるさい。
・ キーボードの跡が液晶についてしまう(?)
・ごくまれに、液晶が2日で逝ったとか、冷却ファンが動かなくて熱暴走、ということがあるらしい(これは初期不良ですね)。

●この中で一番頻発し、ホットな話題になっているのがメモリの問題ですね。どうも純正メモリ(1.5インチ)とサードパーティー製メモリ(2インチ)で相性が悪い組み合わせがあるらしいです。信頼のおけるメーカーの製品でもダメな場合があるらしいので、メモリ購入の際は注意が必要ですね。

●これらのトラブルは初期ロットということもあるでしょうが、基本的な原因はPowerBookを某国で生産しているからだと思います(^^;。韓国でもこんなずさんな作りはあまりしないのではないかと思います(失礼!)。

●これで、また悩みがひとつ増えました。メモリは全部純正にした方がよいのなら、最初からAppleStoreで買うという手もあるよなぁ。うっく。


まだまだ・・・我慢大会の様相(^^;(99.08.03)

●PB G3 400を注文したあるショップに、注文の確認の電話を入れてみました。

(私) 「納期は1週間とあるのですが、入荷状況はどうでしょうか?」
(店員)「今まではそうだったんですがねー・・・。お盆休みが入っちゃうんで、お盆休み以降になると思います。」

・・・・・(ToT )( ToT)。(←もうやめれ)

●また、つい最近まで「即納」としていた某ショップ(前回電話したところ)にも再度電話をかけて尋ねてみました。その店員の話だと、G3の400はこれまでコンスタントに入荷していたが、このところパッタリと入荷しなくなったということです。あるMac系ニュースサイトの記事によれば、iBookの発表以後、iBookの仕様に失望した機能重視のユーザーがなだれを打ってPB G3(特に400)の購入に走り、 今まで順調に流通していた400も急に品薄状態になったとのこと。

●つまり、今までiBookが発表されるまで「買い控え」をしていた人(Macサブノートを心待ちにしていたモバイルユーザーと思われる)がたくさんいて、それがiBookの「3kg」という重さに驚き、がっかりし、PB G3に乗り換えたのでしょう。ああ、罪作りなiBook・・・(^^;。

●ということで最近「待つ」ことが快感になりつつある危ない私ですが、これで選択肢は2つに絞られました。

(その1)8月下旬まで待つ。
(その2)AppleStoreで注文する。(←8月中旬までには届く?)

●うーん・・・・もうちょっと様子を見ましょう(爆)。


ついに、「転び」ました(;_;)。(99.08.05)

●8月3日にこのページを更新した後、久しぶりにフトンを干したりしました。家事をやっている間、そこはかとなく「たぶんどのショップも納期がお盆休み以降になる。それならAppleStoreで注文した方が早いのではないか」と考えてみました。いつまでもぐずぐず悩む割に、いったん買うと決めたらその後の行動はスタパ斉藤さん並みに速い私。気が付くと、AppleStoreで「注文」ボタンを押していました(^^;。

●今回の品薄の原因の一端はAppleStoreにあります。AppleStoreは「納期2週間」を保証しているため、日本に入ってくるPowerBook G3の多くはAppleStoreに優先的に回されてしまいます。そのことから、私はAppleStoreに対して愛憎半ばする感情を抱いていました。 正直言って、「できればAppleStoreでは買いたくない」と思っていました。 だから今回は妙な敗北感を抱いています。踏み絵を踏んで「転向」を余儀なくされたキリスト教徒のような気分です(そんなたいそうなもんでもないか)。

●で、せっかく注文するからにはBTOを利用しない手はありません。私は常々「300MHzモデルのHDDは4GBでは足りない」と思っていました。そこで、CPUは333MHzで、HDDを6GBにするオプションを選択しました。機種的には悪くない選択だと思います。しかし、タイミング的には最悪でした(;_;)。最初からAppleStoreで買っておけば、こんなことにはならなかったです。私はどうもチャンスに弱い体質があり、いつも優柔不断でぐずぐず悩んでいる間に、千載一遇のチャンスを逃してしまうのです。今回の一件は、私のこれまでの人生を象徴するような出来事でした。でも、今は心安らかに待てます(^^;。

●優柔不断でもいったん決めたら速い私、即座に別の通信販売でPB G3用のメモリ(128MB)を注文、代金を振り込み、きょう速攻で手に入れました。まだ12日もあるのに、メモリだけ用意してどーする(^^;。実は先月、USBマウスだけでなく、静冷台まで買ってしまっています(^^;。周辺機器が揃っているのに、本体だけ来ない(笑)。さて、ゆっくり待つことにしましょう。


Linux日記・その1(99.08.13)

●PowerBook G3はあと数日で届く状態ですが、今それどころではありません(^^;。この夏は一念発起してLinuxの基礎をマスターしようとして奮闘しています。まるでMS-DOSを独学で習い始めた頃のように、手探り状態です。中には同じように苦労されている方もいると思いますので、Linuxインストールのドタバタ劇を連載していきたいと思います。

●LinuxかFreeBSDは前からやりたいと思っていたのですが、あまりヒマがありませんでした。7月の古美術研に行った時、佐藤先生がVAIOにLinuxをインストールしたやつを持ってきていて、それでメールのやりとりをしていたのを見て、「ああこういう使い方もあるんだな」と感心したのがひとつの伏線でした。私はThinkPad 535E(MMX Pentium 150MHz)という、ややスペック的に見劣りがするマシンを使っていて、これを使い続けるか、それとも新しいサブノートを買うかで迷っていました。しかしPowerBook G3を買うことにしたので、ThinkPadを使い続けるしかありません。そこでLinuxを入れてみようかと思ったわけです。最初は軽い気持ちでした。もちろん、その時点ではその後の苦労は想像できませんでした(^^;。

●7月の末に秋葉原・LAOXのザ・コンに行くとTurbo Linux日本語版 4.0が発売になったということで大々的にディスプレイされていました。情コミ学科の教員は一応FreeBSD派ということになっているので(笑)迷いましたが、その場の雰囲気でLinuxに転んでしまいました(高田先生、ごめんなさい(^^;)。

●TurboLinuxはRed Hat Linuxをベースとして日本語環境を整備したものです。インストールが簡単なのが特徴です。しかし実際にやってみて、ThinkPadでは少々問題があることがわかりました。まず私が使っている535Eでは、CD-ROMドライブはPCカード(SCSI)経由で外付けになります。ところがTurboLinuxのインストーラはこのPCカード(Panasonic製)をサポートしておらず、認識しません。CD-ROMを認識しなければ、当然のことながらインストールはできません。インストールするためには、次の方法しかありません。

(1) インストールCD-ROMの内容をすべてHDDにコピーし、DOSからインストーラを起動する。
(2) 他にLinuxがインストールされているマシン(NFSサーバ)を用意し、ネットワーク経由でインストールする。
(3) インターネット経由で、FTPサーバーからダウンロードしつつインストールする。

●で私は当初(1)を選択したわけですが、それが大変な苦労の幕開けでした。(つづく)


Linux日記・その2(99.08.15)

●インストールは8月の頭から始めましたが、他の仕事が忙しいので第2週から本格的に取り組みました(^^;。で、マニュアルには「CD-ROMの内容をHDDにすべてコピーし、WindowsをMS-DOSモードで再起動してインストーラを立ち上げるとインストールできる」と書いてあったので、それをやってみました。しかしそれは結果的に大きな回り道になりました。

●この方法ではあらかじめHDDのパーティションを2つ切っておき、そのうちDOS(Windows)用のパーティションにLinux CD-ROMの内容をすべてコピーしなければなりません。しかしThinkPadのHDDは標準1.5GB。パーティションを切った場合、WinodwsだけでHDDのかなりの部分を消費するため、その上にCD-ROMの内容を全部コピーするのは不可能です。そこで思案の末、現在のHDDの内容をすべて消去し、パーティションを2つ切った上でMS-DOS(6.2/V)をインストールし、そこにCD-ROMの内容をコピーするというアクロバティックな荒技に挑戦したのです。

●FDISKによるパーティションの設定、MS-DOSのインストールは難なく成功。CD-ROMドライバの組み込みもうまくいきました。しかし重要なことを忘れていました。WindowsやMacではCD-ROMの内容を丸ごと全部コピーというのは簡単にできますが、DOSには「丸ごと全部コピー」というコマンドがない(この場合「DISKCOPY」は使えない)ため、コピーするにはフォルダごとに全部手作業でやらなければなりません(;_;)。久しぶりにDOSユーティリティの「FD」(←昔は死ぬほどお世話になった)を入れて作業を始めましたが、LinuxのCD-ROMはディレクトリをかなり深く掘り下げているため、地獄の作業になりました(涙)。

●で、いくつかコピーできないファイルがあったもののそれは無視し、DOSを立ち上げてインストーラを起動してみました。すると、起動中に突然フリーズし、永久にそのまま(;_;)。画面に表示されているメッセージなどから類推すると、DOSのHIMEM.SYSおよびEMM386.SYSとLinuxのインストーラが当たっているらしいです。そこでこの両者を外して再び立ち上げてみました。インストーラ自体は立ち上がりました。しかぁし、今度はキーボード入力をまったく受け付けません(でもCtrl + Alt + Delだけは受け付けるのはなぜ?)。

●HDDではなくFDDから立ち上げたり、config.sysやautoexec.batを書き換えたりしていろいろ試してみましたが結局ダメ。万策尽き果てました。あとでTurboLinuxの発売元であるターボリナックス ジャパン社のページを見てみたら、こう書いてありました。

「お問い合わせの多いSMBもしくはローカルハードディスクか らのインストールについてですが、TurboLinux 日本語版 4.0では仕様のためできませんのでご注意ください。 」

そんなら最初からマニュアルに書くなコラ!(ちゃぶ台ひっくり返し)

●しかしちゃぶ台をひっくり返した後(^^;、少し反省しました。どうも私はインストールに関して楽な方、楽な方を選んでいたような気がします。やはり進んで大変な方の道を選び、苦労しないと栄光はないのではないか、と。そこでまた思案の末、ネットワークインストールを試みることにしました。そして、やはりWin / Linuxのデュアルブート環境にするためにはHDD換装が必要であろう、という結論に達しました。そこで、ThinkPad用のHDDを物色し始めました。(つづく)


Linux日記・その3(99.08.16)

●ThinkPadのHDD換装は、IBMのPC DOCKなどいくつかのショップが請け負っていますが、どれも高い。しかも最低1週間はかかります。それを考えると自分でやった方がよさそうです。でも最近出回っている安いHDDは、ThinkPad 535Eで使えるかどうかわかりません。そもそも、換装の方法もわかりません。そこでいろいろネットで調べてみました。すると、IBM製のHDDはどんどん新製品が出て、次々に古いモデルがリプレイスされていることがわかりました。そして、4.3GB〜4.8GBのものが大体2万円を切る値段で 出回っていることがわかりました。1〜2年前でもちょっと考えられない値段。まさに「今がチャンスよお買い得」状態(笑)になっているということですね。

●そして、PC WatchのWebで「ThinkPad 535のHDD換装」というそのものズバリのページを見つけました。このページで見て初めて知ったのですが、ThinkPad 535とその後継機の535Eでは、内蔵HDDの厚さが違うのです(535は12.5mm、535Eは9.5mm)。 私は念のため535Eを解体し、HDDを取り出して、その厚さが9.5mmであることを確認しました。これを知らなかったら12.5mmを買ってしまうところでした。危ない危ない。でもこれで買うべき機種が絞られました。

●8月8日に秋葉原に行き、DOS/Vパーツ屋さんめぐりをしました。しかし9.5mm厚のHDD(2.5インチ)は現在品薄らしく、2〜3軒で「在庫ナシ」と言われました。ノート用のHDDを置いている店はそれほど多くなく、5〜6軒回ったでしょうか。結局、T-Zoneミナミの7階には大量に在庫があり、喜び勇んで買いました。購入したのはIBMのDBCA-204860。99年7月製造の最新モデル(と思っていたらすぐにもっと新しいモデルが出た)、容量は4.8GB20,480円。オウムの店で買うことにならなくて良かったです(^^;。ついでに、LAOX(Mac館)でPowerLinux(日本語版)も買いました(^^;。

●で家に帰ってHDDを入れ替え、パーティションを切ろうとFDからDOSを立ち上げました。しかぁし、DOSがHDDを認識しません。BIOSセッティングの画面を呼び出して調べてみたら、そもそもBIOSがHDDを認識していません。これにはだいぶ悩みました。HDDが新しすぎて、古いBIOSが対応できないのだろうか。しかしHDDの形状・ピンの数などは古いやつとまったく同じ(当たり前や)。IBMのWebページを見ても、古いモデルとの互換性うんぬんと書いてあるので、基本的には使えるはずです。そもそもBIOSが認識もしないというのがおかしいです。

●で、この対応で結局半日ほどムダに費やしたのですが、結論から言うとHDDをちゃんと差し込んでいなかったために認識されなかったと判明しました。一応、自分ではちゃんと差し込んだつもりで、ネジもちゃんと止められたんです。でもちゃんとささってなかったんですね。皆さんも気を付けましょう。最後はグッと力を入れて、パチンと音がするまではめましょう(^^;。

●で4.8GBをフォーマットすると実質4.6GBくらいになります。そのうち2.5GBをWin98に割り当てることにしました。でまず最初のパーティションにWin98をインストールしようとしました。 これがまた本当に不出来なOSで、また苦労が増えました。(つづく)


Linux日記・その4(99.08.18)

●私はWin98のアップグレード版CD-ROMを持っています。アップグレード版ということは、いったんWin95をインストールして、それからWin98にアップグレードしないといけないかと思うとさにあらず。いきなりWin98をインストールできるんです。インストールの途中でWin95のCD-ROMの挿入を求められるのですが、あとは通常版と全く同じです。通常版とアップグレード版の値段の差は一体何なのでしょうか(^^;。

●さてインストールが済んで立ち上げようとすると、突然「ndiswan.vxdがない」とか言って止まってしまいます。そのままReturnを押すとちゃんとWin98が起動するのですが、何とも気持ちが悪い。Win98を再インストールしても直りません。そこでいろいろ調べてみると、次のようなことがわかりました。

●本当にWindowsは融通がきかないというか、OSとしての自由度が低いですね。Macならコントロールパネルや機能拡張の組み込み/取り外しがOSレベルでできるのにね。で、ネットで調べてみると、やはり私と同じ症状に悩まされている人が複数いて、それぞれWebページ上で「誰か解決方法を知っている人がいたら教えて下さい」とか書いてありました。その時は私も解決方法を知らなかったのでそのまま通り過ぎました(笑)。

●でさらに調べてみると、ndiswan.vxdというファイルはWin95の修正関連モジュール「Dial-Up Network 1.3 Upgrade 日本語版」に含まれていることがわかりました。そこでこれをダウンロードしてインストールしようとすると、「すでにダイヤルアップネットワークはインストールされています。『アプリケーションの追加と削除』から『ケーブル接続』と『ダイヤラー』をインストールしてください。」という意味のことを言われました(よく覚えていない)。で私はその通りにしてみました。すると、何だかよくわかりませんが直りました(^^;。結局、Dial-Up Neworkはインストールする必要はありませんでした。 まったく!!

●でLinuxですが(笑)、ネットワークインストールをするにはNFSサーバーとなるマシンがなければいけません。当面、それは研究室の自作PCしかありません。そこで私は大学に行き、研究室のマシンにLinuxをインストールしました。寄せ集めのパーツで構成されているので少し心配でしたが、問題なくインストールできました。しかしインストール時の設定がうまくいかなかったため、インストールを2〜3回やり直しました。PCにLinuxをインストールする際いちばん問題になるのは、ディスプレイの設定です。自分のディスプレイがデフォルトの設定リストになければ、手作業で水平周波数・垂直周波数などを入力しなければなりません。ここで正しい数値を入力しないと、Xが正しく動作しません。これが後にThinkPadの設定の時にネックになりました。(つづく)


PowerBook G3、届く(99.08.18)

AppleStoreでPowerBook G3(Java)を注文したのは8月3日。通常なら2週間以内にお届けということなので17日に届くはずです。すると16日、AppleStoreから「製品を13日に出荷しました」というメールが届きました。13日出荷? そんなら16日に届いても良さそうなものですが、17日になっても来る気配なし。そこで私は電話でAppleStoreに尋ねてみました。

「製品は確かに13日に出荷したのですが、海外(の工場)から直接お届けということになるので、交通状況によっては予定より遅くなることがあります。本当は17日到着の予定なのですが申し訳ありません。今週中には届くと思いますので。」

●くく〜(;_;)。しかしもう2ヶ月以上も待っているのです。1日くらい何てことありません。それに何だかこうして待つことが快感になってきました(あっ、危ない(^^;)。さて18日。午前中は引き続き4大関連の資料作成やWebの更新作業(下の文章ね)をして過ごしました。そして昼食を済ませ、新聞を読もうとしたその時!!

「ピンポ〜ン」き、来た!!(つづく(爆))


PowerBook G3 / 99をいぢり倒す(99.08.19)

●さて18日にPowerBookが届いてから、ず〜〜っといぢり続けています(笑)。まず起動して、HDDがちゃんと6GBになっていること、もろもろの機能が正しく動作することを確認。続いてキーボードを取り外し、すでに買ってあったメモリ(128MB)を増設。成功しました。メモリの合計は192MBになりましたが、今のところ正しく動作します。

●次にLinux用のパーティションを切るため、いったんHDDをフォーマットし直し(当然HDDの内容はすべて消去)、 MacOS 8.6を再インストール。PowerBook用のファイルもコピーし直し、これでやっとスタートラインに立てました(^^;。それからは、ひたすらカスタマイズとソフトのインストールです。再起動のたびにパワーアップしていくPowerBook。至福の時。

●ThinkPad 535Eもいいマシンなのですが、PowerBookは「所有する喜び」をさらに増幅させる魅力を持っています。ひょっとして、今年一番のシアワセかも知れない!!(←それもちょっと悲しいが)。ところでPowerBookを使ってみると、日本を含むアジア諸国で人気のサブノートPCとはまったく逆の思想で開発されていることがわかります。というか正反対なのはアメリカ人と日本人の考え方の違いですね。

●日本人はノートPCに対して「可搬性」を重視し、軽くて持ち運びに便利なら多少機能を削っても構わない、と考えます。それに対して欧米人(とくにアメリカ人)は「機能、コスト重視」であり、軽くて小さくするために価格が高くなり機能が削られるくらいなら、多少重くてもフル機能のノートPCを使いたい、と考えるようです。その考え方の違いが設計思想にモロに反映されています。そう、PowerBookは決してサブノートではなく、「デスクトップと同じ機能を持ち運べる」マシンなのです(言ってみればiBookもそうですね)。画面が大きく、デスクトップと同じ解像度で使えるし見やすい。CD-ROMドライブ、Ethernet、モデム等があらかじめ内蔵されている。実はこの手のフル装備で2.68kgというのは、同じクラスの他社製品と比べて一番軽いのです。

●使い勝手などもう少し細かいことは、またレポートしていきたいと思います。


Linux日記・その5(99.08.22)

●さて研究室のPCにLinuxを入れた翌日(8月11日)、ThinkPadを研究室に持ってきてネットワークインストールを試みました。しかし、・・・できません(^^;。PCのLinuxはインストールCD-ROMをちゃんとマウントしているし、HUBもケーブルの配線も正しい。ThinkPad側でEthernetカードもちゃんと認識しています。しかし・・・やはりできません(;_;)。サーバー側の設定があまりうまくいっていないようです。こういうことは慣れた人ならすぐにできると思うのですが、なにぶんLinuxもネットワークも初心者なもので、何をどうして良いやらわかりません。

●つぎにFTPインストールを試みました。新研究室棟にはまだインターネットがつながっていないので、ThinkPadをわざわざ学科長室まで持っていき、接続してみました。学科長室のPCはインターネットが問題なく使えます。そこでLANケーブルをつなぎ替え、インストーラを立ち上げようとしました。しかし・・・今度はFDエラーが出てしまい、起動しません。どうも涼しい部屋から急に暑い所に出たので、FDDかFDそのものの調子が良くないようです。私は学科長室のイスを蹴り上げたので、足の甲が痛くなりました(^^;。

●その後、インストールFDを作成し直すなどして、やっとインストーラが立ち上がりました。そこでターボリナックス・ジャパンのFTPサイトから直接インストールする「FTPインストール」を選択しました。でも・・・やっぱりできません(T_T)。どうもあの極悪プロキシーサーバーが邪魔をしているようなのです。一瞬、自宅でダイヤルアップでFTPインストールをやろうかとも思いましたが、5〜6時間くらいかかりそうなのでやめました(;_;)。もうその日はあきらめ、研究室のLinuxのチューンアップにつとめました。

●でもよくよく考えてみると、私はまだLinuxのネットワークに不慣れなだけで、勉強すればちゃんとネットワークの設定ができるかも知れません。だからとりあえず本を買って勉強することにしました。で研究室ではあまり腰を落ち着けてやれないので、自宅のMacにMkLinuxをインストールし、それをNFSサーバーにしてしまうのが良いのではないかという気がしてきました。(つづく)


Linux日記・その6(99.08.25)

●さてその翌日(8月12日)、自宅のPowerMac8500にPowerLinuxをインストールしました。PowerLinuxというのはディストリビューションの名称で、中身はMkLinuxです。8500の内蔵HDDは9.1GB(UltraWide SCSI)と3GB(SCSI-2)の2つで、9.1GBの方は最初からLinux用に1GBを空けていたのでした。しかし、説明書によるとPowerLinuxはPCI接続されたSCSI機器を認識できないということでした。つまり、UltraWide SCSIのボード(と、それに接続されたHDD)を認識しない・・・(;_;)。

●そこで、残りの1GBをHSF+でフォーマットし、3GBに収納されていたデータの一部をそちらに移し、パーティションを新たに切り直し、そこにMkLinuxをインストールするという、とても手間のかかる作業に取り組みました。文書データ・通信関連ソフト・LOGファイルなどはすべて3GBの方に入れていたので、それらをすべて一時的に9.1GBの方に待避させたりしました。MkLinux用には1.5GBを確保しました。

●さてMkLinuxのインストールは順調に終わりました。インストーラはRed Hatインストーラを改良したものなので、設定項目は大筋においてTurboLinuxと同じで楽勝でした。MkLinuxの場合ディスプレイの解像度を設定する必要もなく、自動的に音も出るようになる(らしい)ので、むしろPCにLinuxをインストールするよりも簡単ですね(^^;。

●さて最初に立ち上げる時、sendmailとcannaserverの組み込みのところで長時間(5分くらい)画面がストップし、「あっ、これは絶対ハングした」と思いました(^^;。しかし最終的にはちゃんと起動しました。この起動に時間がかかる問題は、後でインストール時の設定をやり直したら解決しました。それからMac特有の問題点としては、マウスの右クリックがきかないということでしょう。右クリックしたい時にはコマンドキーを一緒に押さなければならず、非常に不便です。それ以外は、(あまり使っていないので)大きな問題点はありません。ちなみに、XはデフォルトでWindowMakerが組み込まれます。

●ところでこの一連の作業は、Macの方に大きな副作用をもたらしました。通信関連ソフトを移動させたため、通信関連の設定(特にフォルダ設定)が軒並みチャラになってしまい、設定を一からやり直さなければなりませんでした。痛かったのがNetscapeで、preference情報を参照する場所(システムフォルダの中にある)を設定し直す時に誤って別の場所を指定してしまい、その結果・・・ブックマーク、個人情報(セキュリティ情報や電子証明書も含む)がすべて消滅してしまいました(復旧不可能)(T_T)。

●ブックマークは数ヶ月前のバックアップが残っていたのである程度復旧できましたが、電子証明書の消失は痛かった。電子証明書のコピーもとってあったのですが、個人情報が書き換えられたためか、証明書の復旧ができませんでした。その結果、某都市銀行のインターネットバンキングができなくなりました(;_;)。これは直接銀行に出向いて再発行してもらうしか方法はありません。

●さて、その日にLinux関連の本を一冊買ったのですが、あまり役に立ちませんでした。その本はSlackwareディストリビューションをもとにして執筆されており、細部においてTurboLinux、MkLinuxと違う点がありました(もちろんコマンドの説明などは参考になりました)。さて、いつになったらThinkPadにLinuxをインストールできるのでしょうか(をいをい)。次回をお楽しみに(笑)。(つづく)


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