「電脳日記」バックナンバー

(2000年10月)


内蔵HDDの増設とデータの移設(00.10.01)

●デジタルビデオの編集をやるようになると、HDD容量が絶望的に足りなくなりました。何しろ10分=2GBの世界ですから。そこで、信頼と実績のIBMのHDD(45GB、7,200rpm)を購入し、メインのHDDと入れ替えることにしました。これまで使っていた内蔵HDDは2つ。1つはMaxtorの6GB(純正:Master)、そしてIBMの20GB(5,400rpm:Slave)です。このうちMasterのドライブを丸ごと入れ替えることにしました。通常であればHDDのバックアップを取って、入れ替えた後にリストアして、という面倒な作業をするところですが、私は以下のようにしました。この方法はたぶん掟破りの世界だと思うので、良い子は決してマネしないでください。同じことをしてマシンが立ち上がらなくなっても一切責任は取りません(^^;。それからたぶんこの方法はWindowsでは絶対使えませんのであしからず。

(1) まず、Masterドライブ(以下「メイン」)から「システムフォルダ」以外のすべてのファイル/フォルダをSlaveドライブ(以下「サブ」)にコピーする。
(2) メインの「システムフォルダ」を丸ごと複製(Cmd + D)し、サブにコピー。
(3) コントロールパネルの「起動ディスク」で、起動ディスクをサブにしてシステムを終了する。
(4) 本体(PMG3 B&W)をパカッと開け、HDDトレイを取り出し、メインのHDDを換装する(コンセントはあらかじめ外しておくこと)。
(5) マシンを元に戻し、電源を入れる → サブのシステムが立ち上がる。
(6) 「ドライブ設定」で、メインのドライブを初期化(一瞬のうちに終了)。なお、ドライブ名は必ず前と同じにすること。
(7) MacOS 9のCD-ROMを挿入し、即インストール(起動ディスクがメインではないので、再起動する必要はない)。
(8) ここがミソ。複製してあったシステムフォルダの内容を、丸ごと全部メインのシステムフォルダに上書きコピーする(起動ディスクがメインではないので、作業としては可能)。コントロールパネルに一部ロックがかかっていてコピーできないのがあるが、それは手作業でコピーする。
(9) 念のため、メインに対してNortonの「Disk Doctor」と「Speed Disk」を実行。終了後、「起動ディスク」で、起動ディスクをメインに再設定。
(10) 再起動すると、何事もなかったかのようにメインから立ち上がった\(^o^)/。しかも、諸々の設定はすべて昔のまま。面倒な再設定は一切ナシ。

●HDDを取り替えたことにより、明らかに動作が機敏になりました。システムの起動も速くなりました。しかも、空き容量は40GB。快適そのものです。次回は、取り出した古いHDDの再利用法について書きます。お楽しみに。


HDDケース(00.10.02)

●新しいHDDは速くて本当に快適。Netscapeやメーラーの起動が速くなったこと!! なまじCPUを速くするよりも、メモリを増設したりHDDを換装したりする方が手っ取り早くマシンを高速化できますよ。

●で外に出した古いHDDですが、これを何も使わないのはもったいない。そこで、IDEドライブ用の外付けHDDケースを通販で購入しました。ケースと本体との接続はUSBで、HDDを組み込むだけで「外付けUSB HDD」になるというシロモノです。これが10GBのHDDと同じくらいの値段がするのであなどれません(^^;。FireWireのケースだともっと高いです。

●このケースは台湾製で、説明書は一切なし。まあHDDの換装をするくらいの人だったら説明はいらん、ということでしょう。しかし、最初はどこから開けるかわからず、「んー、ここかな?」とか考えました。何かパズルのような面白さがありました。で、取り付けは何の問題もなく済んだのですが、コンセントを入れてもウンともスンとも言わない。「おかしいな?」とか思ってもう一度分解してしまったりして。結局、前面にスライド式の扉があり、そこを開けると電源ボタンがあるということに気が付き(ややこしいことするなよ)、やっと動きました。あらかじめドライバを組み込んでおけば、USBケーブルを差し込むだけでドライブが認識されます。これはなかなか便利です。

●で感想ですが、USBだけにデータの転送速度が死ぬほど遅いです。いらないファイルをせっせと新しい外付けドライブにコピーしたのですが、大変忍耐が要る作業となりました。でも問題なく動いてます。ファイルの保存用、あるいはバックアップ用としてなら十分使えるのではないかと思います。


AirPad Proの快感(00.10.05)

●Apple Pro Mouse用のAirPad Pro究極セットを買いました。見ての通り、マウスパッドとエアーパッドソール(マウスの裏側に貼り付けて滑りを良くするやつ)がセットになった製品です。早速試してみました。

あああ〜〜〜〜、気持ちええ〜〜〜(笑)。

●「まるでエアーホッケーをしているような感覚」という宣伝文句はダテじゃない。世の中にこんな種類のカイカンがあるとは思わなかった(^^;。マウスパッドだけなら、ほとんどのマウスに対応しています。マウスを使っての作業が多い人にはお薦めです。


宛名職人Ver.8(00.10.08)

宛名職人の新しいバージョンが届きました。機能の割に値段(本体価格もバージョンアップ料金も)安いのですが、これは毎年この時期にバージョンアップして稼ごうとしているからです。きっと今が一年で一度のかき入れ時(^^;。思うにこのバージョンアップ料金の設定は絶妙で、これより高ければユーザーはバージョンアップしないと思われる範囲でできる限り高く設定しています。それだけにおまけも充実。プログラム本体以外に「お料理上手」(レシピ集)、「トライペイント」(ペイントソフト)、「携帯シンク」(携帯電話メモリ編集ソフト)、「Painter Classic」(割と有名なペイントソフトの旧バージョン)、そしてTrueTypeフォント(日本語22書体、英語101書体)。それ以外にイラスト集ディスク(CD-ROM)、電話番号辞書CD-ROMが付いてきます。この電話番号辞書CD-ROMは秀逸で、住所入力画面で電話番号を打ち込むだけで住所・宛名が自動的に入力されます(電話帳に掲載されている個人・団体のみ)。この機能は特に会社や団体の住所を入力する時に便利です。ついでに言うと、Windows版だとViaVoiceで電話番号を読み上げるだけで自動入力されるのでさらに便利。これだけ付いてきて3,780円(バージョンアップ料金)は許せる範囲です。だからつい毎年バージョンアップしてしまいます。なかなか商売がうまい。同じようにバージョンアップで稼いでいる製品に「乗換案内」があるのですが、これも「高い」と思いつつ毎年バージョンアップを重ねています(^^;。

●ところでランドコンピュータの「MacPeg Player 2001」(ビデオCD再生ソフト)をネットで購入しました。だめです、この製品は。再生中にたびたび画面が止まります。早送りもできません(ただし、ソフトによるという話もある)。ストレスなく使うにはかなりのマシンパワーが必要なようです。一応、G3/400で、メモリは320MB積んでいて、HDDも早いんですけど。G4じゃないとダメですか。これだったらQuickTime PlayerでMPEGファイルを変換して見た方がいいです(この方法だとひとつひとつMPEGファイルを指定しなければならないので面倒)。うーん、損した。これが宛名職人のバージョンアップ料金とほぼ同じとは(^^;。


Office2001:mac(00.10.23)

●最近、B's Crew ver.4、MacMP3 ver.3、コンバートスター12などのアップグレードのお知らせが次々に届いています。みんなアップグレードで稼ごうとしてますね(^^;。そんな中、ついにOffice2001 for Macが11月に発売されることになりました。製品説明ページを見ていただければわかると思いますが、独特なクラムシェルケースにCD-ROMが収められています。私は某ショップでアカデミックパッケージ(学生・教員が購入可能:安い)を注文しました。注文の際に身分証明書のコピーをFAXしなければならないのですが、これはまあいいです。しかし、それとは別に郵送されてきたダイレクトメールでOffice2001のカタログを読んでいると、裏表紙に次のような記述がありました。

「『通常パッケージ』および『アップグレードパッケージ』については、CDケースとして特製クラムシェルケースが同梱されます。なお、『アカデミックパッケージ』については、通常のプラスティックケースとなります。」
「クラムシェルケースのみのご提供はありません。」

ちゃぶ台返し!!

●あー、クラムシェルケースが・・・早く言えよー(ToT)。良い子の皆さんは買うなら通常版かアップグレード版にしましょう。でも、MSゴシック/MS明朝(Windowsとの共通フォント)が付属するなど、便利になる面が多いので若干期待してます。Entourage(アントゥラージュ)は未知数だけど(^^;。とりあえず到着を待ちましょう。


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