『卒業式当日の二人』
手塚「越前」
リョーマ「え……なんスか?」
手塚「受け取ってくれ」
リョーマ「……なんか、永遠の別れみたいじゃん」
手塚「そうじゃない」
リョーマ「………」
手塚「お前が卒業する日に、返しに来い」
リョーマ「それまで逢わないってこと?」
手塚「違う」
リョーマ「じゃあなに?」
手塚「いつも、どんなときでも俺のことを忘れるな」
リョーマ「ヤダ」
手塚「………」
リョーマ「忘れて欲しくなかったら、毎日逢いに来てよ」
手塚「…無茶を言うな」
リョーマ「………なんで…もっと早く生まれなかったのかな…オレ…」
手塚「…きっと意味がある」
リョーマ「え…?」
手塚「俺が先に生まれたことも、お前と俺が出会ったことも、
今ここにこうして二人でいることも、きっと意味がある」
リョーマ「どんな…?」
手塚「今は俺にもわからない。だがいつかわかる日が来る」
リョーマ「よくわかんない………けどさ、」
手塚「……?」
リョーマ「アンタを倒すまで、オレはアンタから離れないから」
手塚「…ならば、倒されるわけにはいかんな」
リョーマ「ま、頑張ってよ、この先もずっと…」
手塚「ああ」
リョーマ「絶対にこれ、返すから…アンタも…いつもオレのこと考えてなよ」
手塚「頼まれなくてもそうなると思うがな」
リョーマ「絶対に…追いかけて行くから…」
手塚「ああ」
リョーマ「……あと……それからさ」
手塚「…なんだ?」
リョーマ「卒業、おめでとう」
手塚「……ありがとう」
卒業式
■3333Hitゲットのキリリクです。
ちょうど3月の卒業シーズンだった
こともありまして(^^;
余りの美しさと素敵なSS付きに、
本当に涙が出そうでした〜(><)
嬉しかったです!羽鳥様、本当に
ありがとうございました♪