リアシート横の内装部品
R32の定番劣化症状の一つ「表紙剥がれ」
新品へ交換しました。
部品番号 | 部品名称 | 値段 | D.I.Y. |
76934-04U00 (RH) 76935-04U00 (LH) |
リヤーフィニッシャー | 各9,216円 | 60分 |
現在手に入る部品は、表皮剥がれの対策品になっているという噂をよく耳にします。
実際どう対策が施されているのか、比較してみます。
表側に違いは感じないので、まずは裏側。全体の比較。
全体的に表皮の裏側への折り返し量が多くなっています。
旧品は切り込みを入れて貼りつけているだけに対し、対策品はそのまま全体を糊付け。
フロント下側も糊付けの仕方が全然違います。
最も浮きやすいコーナー部分に関しては、さらに熱を加えて剥がれないようにしてある。
初めからこれ位しっかり作っておいて欲しかったです。
【交換手順】
--- リアシート座面を外す。
赤点箇所の裏側に、シートフレームがボディへ差し込まれています。
シート下のボディーとの隙間から手を差し込み持ち上げ、上がりの悪い部分が挿し込み場所です。
時たま固着していて持ち上げるのが大変な時があります。腰の弱い人は気をつけてください。
この様な、なんて事無い穴に差し込まれています。
持ち上げた後、全体を手前に引けば、座面の取り外しは完了。
--- シート背面を外す。
シート座面を取り外すと、奥から背面とシートベルトの固定ボルトが出てきます。
シートベルトも一緒に外す。
左右両方のボルトを抜き、背面全体を持ち上げると外れます。
矢印のフックにシートのフレームを掛けて、座面上部を固定しています。
取り外しの際は気にする必要ありませんが、取り付け時にはかけ忘れぬよう。
--- リアボードを外す。
クリップで差し込んであるだけです。差し込みクリップ位置は画像赤点を参考に、持ち上げます。
外した後、全体を少し持ち上げ、手前にスライドさせて取り外します(奥側には挟み込みクリップが付いているため)。
--- フィニッシャーを外す。
シートベルトを全部外します。
*シート横丸棒のボルトを片側外してベルトを抜く。
矢印3箇所のパーツも外します。
*フロントベルトの下側
ベルトをめくるとビスがあるので、外してマイナスドライバーでも隙間に入れて手前に引けば外れます。
*支点部分
嵌め込んであるカバーを手前に引いて外し、中から出てくるボルトを外す。
*サイドフィニッシャー
手前に引くだけです。差し込みクリップの位置は赤点箇所。
ベルトを裏へ通せば完全に外せます。
*リア側ベルト
隙間にマイナスドライバーを差し込んで樹脂パーツを外す。
*ピラーフィニッシャー
サイドフィニッシャーと同じく、手前に引くだけです。差し込みクリップの位置は赤点箇所。
ベルトを裏へ通して外す。
取り付けは逆手順で組み付けて完了です。