アイドリング調整

 

アイドル規定値

エンジン

CA18i

RB20E

RB20DE/DET
MT AT MT AT
アイドル回転数
【エアコンON時】(rpm)
700
【約850】
800
【約850】
600
【約800】
650
【約800】
650
【約800】
点火次期(BTDC/rpm) 13/700 13/800 20/600 20/650 15/650
CO-HC濃度(%-ppm) 0.1以下-50以下 0.1以下-50以下 0.1以下-50以下

アイドル回転数は、規定値(制御目標値)にフィードバック制御される為基本的に調整不要。
調整作業が必要になった場合は、以下の手順で作業を行う。
■アイドル調整
・エンジンを十分に暖機する
・エアコン負荷、パワステオイルポンプ及び各種電気負荷がかかっていない状態にする。なお、AT車の場合はセレクトレバーを”N”レンジにする。

1.ECCSコントロールユニット(助手席足元にあるコンピューター)のアイドル制御回転調整ボリュームが、左回しいっぱいの位置にあることを確認する。
注:アイドル制御回転調整ボリュームは、強く回しすぎないこと。 調整スクリューの回転範囲は約3/4回転である。

2.AACバルブに接続されている2極のハーネスコネクターを外しアイドル回転数のフィードバック制御を停止する。
このとき、AACバルブは全開となり、正常時、アイドル回転数が600rpmに下がる。

3.AACバルブASSYのアイドルアジャストスクリューをドライバーで回し、エンジン回転数を600rpmにする。
エンジンは左回し(反時計方向)で上昇し、右回し(時計方向)で下がる。

4.AACバルブのハーネスコネクターを接続し、アイドル回転数が規定値に維持されていることを確認する。

5.何らかの理由でアイドル回転数を上げたい場合、ECCSコントロールユニットのアイドル制御回転調整ボリュームを回して調整する。
調整ボリュームは、右回転でエンジン回転数が上昇し、調整代は最大約250rpmとなっている。
注: ただし、右回しいっぱい(自己診断位置)にすると逆に回転が下がる(低位置+50rpm)ので、自己診断位置から40-50度くらい離すこと。

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