ニッサンR382【'69日本グランプリ優勝車】

前年同様、日産・トヨタ・タキレーシングの三つ巴の闘いとなった'69日本グランプリ。
２連覇をめざす日産は、3台のR382を出場させて予選で1〜3位を独占（20北野元、
21黒沢元治、23高橋国光）。120周・720kmの長丁場となった決勝では、見事なワン・
ツーフィニッシュ（21黒沢、20北野元）を決めた。

■主要諸元：全長4,045×全幅1,870×全高925(mm)　ホイールベース2,400mm　トレッド（前/後）1,470mm/1,370mm　車両重量790kg　エンジンGRX-3（V12・DOHC）5,954cc　燃料系ルーカスインジェクション　最高出力441kW(600ps)以上　最大トルク608N・m(62kgm)以上　トランスミッションヒューランド5速　サスペンション（前）ダブルウィッシュボーン　（後）アッパーIアーム・ロア逆Aアーム／ダブルラジアスアーム　ブレーキ（前後とも）ベンチレーテッドディスク　タイヤ（前）10.10×15　ファイアストン（後）6.00/15.50×15　ファイアストン

フェアレディー240Z(HSL30)【'72第41回モンテカルロラリー総合3位入賞車】

荒野を疾走するタフなサファリラリーを制したフェアレディー240Zは、ハイスピードで知られるヨーロッパのラリーにも活躍、1972年のモンテカルロラリーで日本車過去最高の総合3位入賞を果たした。雪と氷に閉ざされた滑りやすい山岳コースで、不利とされる後輪駆動車が総合3位という好成績を挙げたことで日産車に世界中の注目が集まった。

■主要諸元：全長4,115×全幅1,630×全高1,290(mm)　ホイールベース2,305mm　トレッド（前/後）1,355mm1,354mm　車両重量990kg　エンジンL24（直6・OHC）2,393cc・キャブレターSOLEX44PHH×3　最高出力162kW(220ps)/6,800rpm　最大トルク245N・m(25.0kgm)/4,800rpm　変速機5速　サスペンション（前後とも）ストラット　ブレーキ（前/後）ディスク/ドラム　タイヤ175/70-14

スカイラインGT-R(KPGC10)【'72富士グラン300マイルレース参戦車】

1969年2月に発売された初代GT-Rは、発売直後のJAFグランプリでデビュー・ウィンを飾りこの後の”栄光の50勝”へと続く連勝記録のスタートを切った。1970年10月、ハードトップとなったGT-Rは持ち前の旋回性能を活かして更に記録を伸ばし続けた。この車は、1972年6月富士グラン300マイルレースに参戦したGT-Rのカラーリングをモデルに復元したレプリカモデル。

■主要諸元：全長4,320×全幅1,780　ホイールベース2,570mm　車両重量1,000kg　エンジンS20（直6・DOHC 4バルブ）1,989cc　燃料系ルーカスインジェクション　最高出力177kW(240ps)/10,000rpm　最大トルク206N・m(21.0kgm)/8,000rpm　トランスミッション日産製5速　サスペンション（前/後）ストラット/セミトレーディングアーム　ブレーキ（前/後）ディスク/ディスク

ザナヴィ　ニスモGT-R(R34)　【'02全日本GT選手権(JGTC)参戦車】

1993年からスタートした全日本GT選手権においてスカイラインGT-Rは、'93年、'94年(R32)、95、98年(R33)、'99年、そして'03年(R34)の6度チャンピオンカーに輝いている。本車両は、02年仕様のニスモのワークスカー（本山　哲/ミハエル・クルム）で、シーズン前半を戦った直6エンジン仕様のマシン。第3戦からV6エンジン仕様に進化、'03年のドライバー選手権制覇への道を拓いた記念すべきモデルである。

■主要諸元：全長4,600(mm)×全幅1,885(mm)　ホイールベース2,665mm　トレッド（前/後）1,555mm/1,555mm　車両重量1,100kg以上　エンジンRB26DETT（直6・DOHCツインターボ）2,771cc　最高出力470ps以上/6,000rpm　最大トルク70kgm以上/4,400rpm　クラッチ5.5インチカーボントリプルプレート　トランスミッションX-TRAC6速シーケンシャル　ブレーキ（前/後）ベンチレーテッドディスクディスク/ベンチレーテッドディスクディスク　サスペンション（前/後）ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン　ホイール（前/後）13.0J×18/13.0J×18　タイヤ（前/後）330/40R18 / 330/40R18　駆動方式2WD(FR)