2005/11/17 - 18 阿蘇の雲海と竹田の竹楽

大分県竹田市で18日〜20日に行われるの竹楽を見に行くついでに、一日早く家を出て阿蘇へも寄ってきました。
出発はETC割引を考慮してam3時30分。阿蘇谷に入るなりモヤが出始めてニヤケてしまいました。外輪山を登って下界を見下ろすと雲海です。今回はかぶと岩展望所でスタンバイ

外はとんでもなく寒くて、フォーカスを合わせるだけのつもりがそのままガシャ!と何回やってしまったことか。。。

雲の位置は低いものの、雲海は10時前まで出てました。しかも視界クッキリ。だからというわけではないけど、興奮気味に撮影していたら・・・
少し車の角度を変えようとカメラから離れた瞬間、後ろで”ガシャ”という音。振り返ると三脚が倒れて、、、カメラとレンズが壊れました。血の気が引いた。ボディーはフィルムを入れるところの蓋が破損(振ると中でチャリチャリ音がしてるけど)。大観峰の売店のかたにガムテープを恵んでいただき、応急処置にてなんとか撮影は出来る様になりました。しかし、レンズは完全死んでいます。外観は傷も無く綺麗なんですが、振るとガチャガチャと・・・フォーカスも全く作動しません。これで、単玉欲しいなんて言ってられなくなりました。とりあえず、その後はもう一本持ち歩いていた50mmを装着して撮影してきましたけど、阿蘇の雄大な大地を50mm一本でなんて厳し過ぎです。
修理代によっては一式買い替えとなるでしょう・・・・・・・・・・・・・

カブト岩展望所からの雲海撮影開始。この時点ではまだフィルムカメラは生きてたので、気分も良い。
 

左:フィルム機優先で撮影しているので、もう太陽が顔を出してますけど、デジタルでも綺麗さはそれなりにわかってもらえるでしょう。雲海は、太陽の出る瞬間を撮影するのが色彩的に一番綺麗なんです。その後いろいろとあって大観峰にて、帰ろうかどうしようかと暫く落ち込む。ガムテープ入手で仮復帰を果たしたので撮影再開。
 
右:阿蘇へ出向いて、雲海を期待する人の多くは大観峰に行くと思いますが、もし阿蘇谷に何も出てなければ、ちょっと後ろを振り返ってみてください。小国郷には雲海が出ている場合が多いです。今まで、そういうパターンが多かったです。

左:デジカメデータによると、9時30分でも雲海はまだこの状態です。いかに強烈だったか、地元テレビ局(カメラにはTKUと書いてあった)の取材が来てました。
 
右:一段落したあと、ASO田園空間博物館へ移動。ネットに繋がったパソコンをお借りしてメールチェックと、日々の巡回先へちょっとした書き込み。これから撮影をどうしようかと頭を抱えながら、休憩室にて2時間ほど爆睡。目が覚めた後、カウンターにて近くにカメラ屋がないか聞くと、近所に写真館があるということで相談に行きましたが、修理はメーカーに送らないと無理との事で諦めました。
よって、50mm一本勝負が始まるのであった。

ASO田園空間博物館を14時過ぎだったでしょうか、出発。阿蘇登山道を登る。途中で路側帯に車をとめ、牛と戯れる(デジの写真は無い)。そして再度登って行くと、モヤモヤ・・・。見晴らし最悪。草千里、過去最短の滞在時間でした。
 
しかし草千里を抜けると、ガスは晴れた。でもロープウェイ乗り場まで行き火口を見上げると、モヤモヤ・・・登らなかった。
お土産を買いにファームランドへ移動。その後小雨が振り出したので、車を屋根のあるところに移動して雨宿り。

左:阿蘇ファームランドのイルミネーショントンネル。アナウンス放送によると300万個の電球を使用しているそうです。
 
右:どんどこ湯。前回「一度行けば十分です」と書いておきながら、また利用してます。理由は肉を食べたくなった。ここは入浴のみ利用は800円ですけど、食事とセットだと私の頼んだ焼肉+入浴セットで1840円。これなら高くは無いなと。

画像を見ての通り、ビール飲んじゃったのでアルコール飛ばしにお風呂へ。3時間くらい入ってたと思う。上がろうとした足がふらついて・・・ やはりオフシーズンの平日だからか、露天の一部にしかお湯が入ってない! 湯冷めをしてはいけないので、休憩室で一時間程マッタリして「どんどこ」を後にする。 その後はいつもの様に内牧のファミマで朝食を購入し、大観峰にて毛布に包まり車中泊。さすがにエンジンを消すと寒く、一時間ごとに起きてヒーターで暖めてはエンジンを切り寝る、を繰り返してました。雲海が出そうな、出なさそうな怪しげな夜でしたが、2日目は出ませんでした。


2日目、雲海も出なかったことだし57号にのって竹田に移動。まずは、岡城跡へ。中に入ると、紅葉が丁度良く色づいてました。
 
よくわからないので団体客について見て回ってみました。本丸跡より奥には誰も行く気配なし。ちょっと群れから外れて(こういう行動大好き・笑)その奥に行ってみた。しかし何もなさそうなので、途中まで行って引き返して来たら、整備のおじさんに「もっと奥が綺麗だから行って見なさい」と言われたので、もう一度さらに奥まで行ってみると、この光景。
 
ここに車とめて写真撮りたいよな・・・
端には柵も何も無い。端まで行って下を覗くと石垣の絶壁。落ちた人いないのかな?と心配してみる。
その後駐車場にある食堂で昼食。次の目的地へと向かうのであった。

お腹が満たされた後は、次の目的地「原尻の滝」へ。岡城跡より502号にのって15分程だったかで行けます。一帯は道の駅として整備されており、標識も出ているので迷う人はいないでしょう(と書きつつ農道に迷い込んだ自分がいる)。
この滝は、車で上を渡れるようになっています。渡って真っ直ぐ行くと神社がありました。滝の上の道は駐停車禁止です(こんな写真載せては説得力なし)。「大雨などの増水時は通れなくなる」と、どっかの団体のバスガイドが説明しているのにくっ付いて見て回る私なのであった。
 


滝は下からも見る事が可能です。写真撮るなら午前中じゃないと逆光になります。

さて、ここからは「九州遺産」に掲載されているものを見て回ることとなります。
目的地に向け移動開始したものの、しばらくして自分が何処にいるのかわからなくなりました 人気が無いので、道を聞きようが無い。迷ったら戻る。来た道を戻ってる途中で爺さん発見!捕まえて道を聞くが・・・昼間から酔っている。「あ〜これか。よくわからんけどさぁ〜。こっちじゃないよ、あっちだ。行ったこと無いけどさぁ。名前からしてあっちだ。ず〜っとあっちに行って誰かに聞きな。」頼りにならん。長さん一言言っておくれよ「だめだこりゃ」って。
とりあえず現在地だけ教えてもらったので、地図と勘で移動開始。その移動途中、イチョウの木が綺麗であった。
 
その後ひたすら道なり(8号?)に進み、「次倉」というバス停から小道に入って行きます。曲がってすぐに目に付いたこの岩。男として見逃せない。立派!

そして山奥へとひたすら入って行くと到着。「白水ダム」、「白水溜池堰堤」というのが正式名称となるのですかね。駐車場から現場まで600m徒歩です。車で入って行けないことも無いけど、離合は不可の道。大きな地震が来たらあの世行き・・・。そんなダムの傍らに民家があるのだから驚く。 このダムはアートしてます。体力消耗しても見に来た価値がありました。ただし、一度見たらもう結構です(笑) 写真を撮ってたら、対岸下側に人の気配。どこかから渡れるのかと探すが、それらしきものはない。車に戻って地図と睨めっこ。車でかなり回り込まなければなりません。
 
到着してみると、こちら側ならばダムのすぐ傍まで車で行けます。
迷子になったからか、ダムを回りこんだからか既に陽が傾き始めている。予定では「九州遺産」から後2箇所見に行く予定だったけど、諦めて竹楽見物へと竹田市街に戻りました。

やっと本来の目的として出向いた竹楽の紹介です。
街中には車を停める事は出来ません。外れた場所に用意された臨時駐車場に停めて、シャトルバス(100円)で市街地へ行く。 バスを降りた後、初めてなんでどこに行けば何があるのかがさっぱりわからない。とりあえず人の流れにのって・・・到着、十六羅漢。

  写真撮るのにベストなポイントには、物凄い数のカメラオヤジの群れが。その中に入って行く勇気は無いので、脇から撮影しました。
写真撮ってたら、誰かが後ろからリュックをグイグイ引っ張りやがる。何だ!と振り返れば「邪魔!お前だけじゃないんぞ」だと。どう考えても自分のほうが先にそこにいたんだ。立ち上がって「お前だけでもなかろうが!」と言い返したら、ひるみやがった。
 

 

 
最後は武家屋敷のところで古典楽器「笙(しょう)」の音色に耳を傾ける。笙の音色を聞くと「不良少女と呼ばれて」を思い出してしまう。♪ネバネバネバエバ〜、違う!

生で聴く(PA通してたけど)笙の音は、すごくいい音なんだよ 写真撮るの忘れて、最後まで見てしまった。寒いので竹を抱え込み、ろうそくで暖を取りながら(笑)カメラマンとして、蛍光灯使うのはやめてくれって感じだったけど。

全て見終わった後が大変。また迷子。自分の場所もわからなければ、駐車場の場所もわからない・・・。最終便の時間が過ぎても街中うろついていた為、バスは無い。人に聞きながら、駐車場へはなんとか辿り着いたけど。

そのまま帰るとETC割引が適用されないので、一度内牧に戻り温泉に入ろうとするが閉っている!隣のラーメン屋に寄って帰ってきました。

BACK