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天売島のオロロン鳥について
 オロロン鳥は正式にはウミガラスといいます。(学名Uria aalge、英名Common Murre)北太平洋や北大西洋の亜熱帯海域に広く分布する全長40cmほどの海鳥です。

 ウミガラスといってもカラスの仲間ではなく、むしろペンギンのような愛嬌のある姿から空飛ぶペンギンとも言われているそうです。北海道羽幌町の天売島では「オロロロ〜ン」と鳴くその声からオロロン鳥と呼ばれ、親しまれています。

 主な食べ物はイカナゴ、ギンボやカジカやニシンなどの魚類、イカなどの軟体動物です。長径79〜90mm、短径48〜58mmの洋ナシ型の卵を断崖の岩棚に1つだけ産みます。30〜33日卵を抱き、生まれた雛は21〜30日で巣立ちます。巣立ち時期の体重は成鳥の約25%にあたる250g前後で、まだ飛ぶことはできません。海に出た雛は、雄親から潜水行動や捕食行動を約2ヶ月に渡って学び、1人立ちします。天売島では産卵は6月に行われ、雛は8月中旬までに巣立ちを終えます。

地図  1938年に『天売島の海鳥群集』が国の天然記念物に指定を受けたときには4万羽がいたとされていますが、1963年には8000羽、1980年に533羽、1995年には20羽、2002年7月18日の観測では5つがい13羽、そして2003年には3つがいと、つがい数は減ったものの19羽となっています。

卵レプリカ

オロロン鳥が減ってしまった理由
 オロロン鳥が最初に激減したのは1956年頃です。この年、北海道ではそれまで漁業の中心だったニシン漁が凶漁となりました。これは獲れるだけ獲ってしまう…というニシン乱獲のためで、これによって北海道のニシン漁は終焉しました。そして、それに代わって1960年代から70年代にかけて「サケ・マス流し網漁」が盛んに行われるようになりました。

 オロロン鳥は海に潜って餌を獲ります。普通は4〜8メートル、ときには10メートル以上潜ります。100メートル以上の潜水記録もあるとか?その素晴らしい潜水能力で魚類や軟体動物を捕食しますが、水中で両翼を羽ばたきながら、横方向にも魚を追尾する特性を持っているために、海鳥の中でも魚網にかかりやすいのです。

 食糧のひとつでもあったニシンが消滅し、それに代わって行われた「サケ・マス流し網漁」の魚網によって、おびただしい数のオロロン鳥が犠牲になってしまいました。また、いわゆる捕食者による影響もあります。野生動物の世界ではよく言われることですが、「天敵」という存在です。オオセグロカモメやハシブトガラスなどの、オロロン鳥にとっての天敵が卵や雛を捕食してしまうのです。この捕食者にはそうしたもとから存在するタイプと、ネコのように人間によって移入された動物によるタイプと2つのタイプがありますが、そうした捕食者の増加もオロロン鳥減少の要因となっています。

 人間による環境破壊の影響、油汚染、プラスチック汚染などが、オロロン鳥にとっての食糧を奪い、天敵を増加させる結果をも招き、激減に拍車をかけてしまったのです。もちろん、自然の変化による餌資源の変化や営巣環境の変化、海洋気象の変化なども大きな原因であることは言うまでもありませんが、オロロン鳥激減の歴史をそれに並行した人間の行動経過を併せてみると、残念なことに激減の最たる原因は人為的なことと言わざるを得ないかもしれません。

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※このページで掲載の写真および資料等は、北海道海鳥センターの許可を得て掲載しています。
北海道海鳥センター
SAVE ORORONキャンペーンマーク ■このコンテンツページは北海道海鳥センター(北海道環境省・羽幌町)「オロロンプロジェクト」を応援しています。

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