勝利の女神・・(2002年12月14日)

前回のアタック25ゲームは興味深いものであった。誰も想像だにしない展開、疑心暗鬼、裏の裏を読もうとして入り込んでしまう袋小路、時間との競争、先にパネルを取られてしま うかもしれないスリル。どれをとっても人間心理学の研究対象と成り得るほどだ。

その経験を踏まえて、今回のあたっく25は行われた。その展開はもう誰にも読めない。
まず、はじめのクイズが行われ、真ん中13番はAチームがゲット。そして、戦いは始まるのであ った。
今回のポイントは各チームが行きたいと思っていた「正田邸」をどこがとるかと一ヶ所だけ遠く設定されていたお台場んい行くチームがあるかどうかであった。 今回は前回のような2時間に渡る沈黙の時間などはなく、順調にパネルは消化されていく。裏を読むチームもあったが、なかなか思うように行かず、今回のあたっく25は素直に回った方がよかったようだ。

しかし、今回もドラマは起こった。どのチームも狙っていた「正田邸」をいち早く取ったのはAチームであったが、その後もうパネルは取られたにもかかわらず、BチームとC チームは正田邸に向かったのだ。正田邸からの帰り道、AチームはBチームと出会う。この時点で、AチームとBチームは角パネル21番(元オウム真理教本部)と25番( お台場)を争う状況であった。Bチームもそのことをよく理解していたが、まさかお台場まで行くはずがないという先入観から余裕を見せていた。その後五反田駅前でCチームと 会ったAチームは、Bチームの余裕の表情から、BチームとCチームが話し込むに違いないと判断し、勇躍、お台場へ向かうのであった。その後、Aチームの手のひらで踊 るかのように、二八そば談義で盛り上がるBチームとCチーム。その後、渡りきれば目的地と言う横断歩道を半分ほど来たところで、BチームはAチーム25番お台場パネル ゲットの報に接するのであった。想像もしていなかった展開に唖然とするBチーム。その後、Bチームはそのショックから立ち直ることが出来ず、クイズも全問不正解。3チーム がデットヒートを行う中、早早に沈んでいったのであった。

そして、優勝はひたすら他チームの裏をかくことを考えたDチームであった。勝利の女神は勝利を欲したものに微笑んだ。