ヤマウツボ

ハマウツボ科に属する多年草で、日本では本州、四国、九州に分布する。
樹木の根に寄生する植物で、葉緑素を持たない。 地下から花茎を地上の上方に向かって延ばし、穂状花序を形作る。 花茎の高さは20cm程度もあり、あたかもトウモロコシを地面に立てたようなとても奇妙な格好をしている。 予備知識なしにこの花を見たら、花とは思えないかもしれない。
和名「山靭」の由来は、山で見られる植物であることと、穂状花序の形が武士の使用した靭(うつぼ、矢を収納し携帯するための入れ物)に似ていることからつけられたという。 似ているかどうかは微妙だが、靭を構成する穂(ほ)の部分に似ているということかもしれない。
高尾山では、4号路で見られる。
2019/4/20撮影

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