ヤマホタルブクロ

ヤマホタルブクロはキキョウ科の多年草で、高尾山ではよく似たホタルブクロと共に全域に広く分布している。 漢字では山蛍袋、又は山火垂袋と表記される。
花は5cmくらいの長さの釣鐘状をしていて、色は、白っぽいものから濃い紫まで変化が大きい。 花期は6月から7月にかけてである。
本種はホタルブクロの変種とされる。 それぞれの違いは、各萼片の間に反り返ってめくれ上がったような付属物の有無で区別される。 付属物があるのがホタルブクロで、コブのような盛り上がりだけがあるのはヤマホタルブクロ。 写真右下円内に、高尾山の別の場所で撮影したホタルブクロの反り返った付属物を矢印で示しておいた。
実は筆者が高尾山で花の写真を撮り始めてしばらくは、ヤマホタルブクロとホタルブクロの2つの型があることを知らずにいた。 2つあることを知ってからは、花を見かけるたびに確認するようにしている。
2019/6/27 小仏城山で撮影

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