ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウは、ツルボラン科の多年草で、北海道から九州まで広く分布する。 日本には有史以前に中国から渡来したと言われる。 和名は、ヤブ(薮)に生えるカンゾウ(萱草、わすれぐさ)の意味。
花期は夏で、高尾山では麓の川や沢の近くに多いようだ。 草丈が1m近くと高いうえに、花は橙赤色の八重咲きで直径が約8cmもある大型のためよく目立つ。 一日花で、その日のうちにしぼんでしまうという。
初めてこの花を見た時、その派手な佇まいから外来生物かなと思ったのだが、有史以前に日本に入ってきたと推定されるので、外来生物扱いにはならないらしい。
2022/7/17 裏高尾で撮影

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