ウメガサソウ

ツツジ科の多年草で、日本では北海道から九州まで分布する。 花が梅に似て、下を向いて咲くことから梅笠草と名付けられたという。
白い花は直径1cmほどで、上に延びた茎の先に普通1個つける。
蒸し暑さの増す季節に、林の中でこの清楚な花を見つけると、清涼感をおぼえる。
高尾山では、6月ごろが花期だが、どこでも見られるわけではないようだ。 比較的目につきやすいのは、5号路と富士道という印象がある。
右の写真は富士道で撮影したものだが、1本の茎に2つの花がついていて、これは珍しい例なのかもしれない。
左下円内は、別の機会(2018年)に撮った花の構造がわかる写真。 5枚の白い花弁の中央に球形の子房があり、これを囲むように10個の雄しべがある。
2020/6/06撮影

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