ツルギキョウ

ツルギキョウはキキョウ科の多年草で、つる性。 関東以西に自生する。 漢字表記では蔓桔梗となり、キキョウに似たつる性の植物の意味。
高尾山では9月頃に、白く小さな釣鐘状の花を咲かせる。 花冠は5つに分かれて先が反り返り、内側が赤紫色を帯びる。 可愛らしく清楚な印象を受ける花である。 つる性の植物なので、繁茂した茂みに紛れていることが多いようだ。
筆者が高尾山でツルギキョウの花を見たことがあるのは、1号路と3号路や4号路、琵琶滝などの限られた場所である。
数が少ないのは高尾山に限らないようで、環境省のカテゴリでは絶滅危惧U類となっている。
写真の花は、1号路の中ほどで見かけたもの。
写真右上円内は、ツルギキョウの果実で、2018年10月末に3号路で撮影した。
2017/9/16撮影

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