ツクバキンモンソウ

シソ科に属する多年草で、ニシキゴロモ(錦衣)の変種。 ニシキゴロモが日本海側に分布するのに対し、関東以西の太平洋側と四国に分布する。
名前は、筑波山で最初に見つかったことに由来し、キンモンソウ(金紋草)とはニシキゴロモの別名という。
掲載した写真は3号路の上部で撮影した。 ほかに筆者が見かけた場所として記憶にあるのは、6号路の上部と4号路である。
花は淡い紫色をしていることが多く、上唇が短い。
しかし、印象的なのは花より葉の模様の美しさで、緑色の地に葉脈に沿った赤紫色の線が際立っている。 緑色と赤紫色を色相環図で確認すると、反対色の関係にある。 つまり、この2色はかなり引き立つ色の組み合わせといえる。 偶然の産物なのか、あるいはなにかの効果を目的としての配色なのだろうか。
2017/4/29撮影

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