シュウブンソウ

シュウブンソウはキク科の多年草で、日本では本州から、四国、九州、琉球にかけて分布し、高尾山でもほぼ全山で見ることができる。
草丈は数十cmから1mほどになり、その名の通り秋分の前後、8月から10月にかけて花を咲かせる。
和名の漢字表記は秋分草。
花は、他のキク科植物と同様に頭花となる。 その頭花は直径5mm程度と小さく淡緑色をしていて、葉腋から伸びた柄の先に咲く。 頭花をよく見ると、中央部に5裂した筒状花が集まり、周囲を舌状花が囲んでいるのがわかる。 葉は細長い楕円形で先が鋭く尖る。
その名前から秋を代表する草のような印象を与える割には、花が小さく地味な色合いなので、気付かずに見逃していることも多いと思われる。
2022/8/27 日影沢で撮影

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