センボンヤリ

キク科の多年草。 日本では、北海道から九州まで分布する。 明るく開けた草原などの環境を好むようで、高尾山で筆者が見た記憶のある場所としては、一丁平周辺や城山の上部などがある。
この花の特徴は、春と秋、2度の花期があり、それぞれ姿かたちが異なることだ。
春には、直径1.5cmほどの白い花をつけるが裏面は紫色をしている。 これは舌状花で、真ん中には黄色味を帯びた筒状花がある。
秋には、春の花よりはるかに高い数十cmもの花茎に閉鎖花(右写真の左下円内)をつける。 その姿が和名ー千本槍−の由来となっている。 この閉鎖花はやがて写真の右下円内のような球形の冠毛になる。
2021/3/27 一丁平の近くで撮影

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