サイハイラン

サイハイランはラン科の多年草で、国内では北海道から九州まで広く分布する。
高尾山ではラン科の花が多彩な姿を見せてくれるが、その中でもサイハイランの花は変わった格好をしている。 高さが数十cmに達する花茎に、長さ3cmほどのたくさんの花が下向きに咲き、総状花序を作るのだ。 その姿が采配(戦国武将などが使った指揮用具)を連想させることからサイハイランの名前がつけられたという。
高尾山のラン科植物の中には、盗掘などで数を減らしている種も多いそうだが、サイハイランは山麓から山頂近くまで林内のあちこちで目にすることができる。 しかも1ヶ所に数株がまとまって生育していることが多い。 写真は、高尾山の頂上付近で撮影した。
2018/5/20撮影

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