レンプクソウ

レンプクソウ科の多年草。 日本では、北海道から九州までの林内に生育する。 高尾山で見られる場所は、一部に限られるようだ。
名前の由来は、地面を掘ってみた人が、レンプクソウの地下茎が福寿草と繋がっていると思い込み、連福草(レンプクソウ)の名を付けたなど諸説があるようだ。
風変りな名前だが、花の形も変わっている。
花茎の先に5つの黄緑色の花がかたまって咲き、別名のゴリンバナ(五輪花)の由来となっている。 5つのうちの4つの花が花茎の周りを横向きに取り囲み、残る1つが花茎の頂に上向きにつく。 しかも、側面4つの花冠は5〜6裂だが、頂部の花冠は4裂となる。
筆者の調べた範囲では、似た花はないようである。
小さな花で、しかも黄緑色なので、草むらの中では見つけにくいが、探してみたくなる姿の花である。
右の写真は、裏高尾の遊歩道脇で撮影したもの。
2021/4/3撮影

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