ラショウモンカズラ

シソ科に属する多年草で、国内では本州から四国、九州にかけて分布する。 草丈は大きいものは30cm程度になり、花期は4〜5月。 青紫色の花は長さが4〜5cmくらいで、横向きに2,3個ずつのかたまりを数段作る。
高尾山では、奥高尾や裏高尾の沢沿いに多く見られる。 花が比較的大きいのと、鮮やかな青紫色をしているため、よく目立つ。 しかも印象的な和名であることも手伝って、一度知ったら記憶に残る花だ。
その和名の由来は、花の形から平安京の羅生門(羅城門)で渡辺綱(わたなべのつな)が鬼退治した際に、切り落とした鬼の腕に見立てたものとされる。 筆者には清らかに見える花の姿も、人によってずいぶんと見え方が異なるようだ。
2015/4/25 裏高尾で撮影

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