オウギカズラ

シソ科の多年草で、本州、四国、九州にかけての山地に分布する。
沢の近くの湿った場所を好むようで、右の写真は日影沢林道で撮影したもの。
高尾山ではそれほど珍しくはないが、西日本では数を減らしている地域が多いらしく、絶滅危惧種などに指定している府や県もある。
和名の由来は、葉の形が扇状で、走出枝を延ばして群生する様子が葛に似ることからという説が有力。 だが、葉は扇には見えないという意見もネット上には多い。 その葉は、粗い鋸歯を持っている。
花は淡青紫色で、3裂した下唇の中央部が目立って大きい。
2019/5/12 日影沢で撮影。

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