ナンバンハコベ

ナンバンハコベは、ナデシコ科の多年草で、日本では北海道から九州まで分布する。 和名の漢字表記は南蛮繁縷で、異国風の花を咲かせることから来ているようだ。 南蛮とあるため外来種のように思われるが、在来種である。
茎をつる状に延ばし、花の直径は2cmほどある。 花は、名前にナンバン(南蛮)とついているのがなるほどと思える、かなり風変りな形をしている。 白く見えるのが花弁で5枚あり、途中で外側に折れ曲がり、2裂する。 花の中心部に見える球状のものは子房で、その先から3つに分かれた雌しべが出ている。 花弁の外側には5裂した緑色の萼片がある。
写真は、裏高尾の林道脇で撮影した。
2019/8/21撮影

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