ミヤマウズラ

ラン科の多年草で、国内では北海道から琉球諸島にかけて分布する。
和名「深山鶉」は、葉の模様がウズラの羽の模様に似ていることから付けられたという。 鑑賞用としても昔から人気があり、特に葉の模様の美しい個体が珍重されたそうだ。
高尾山域では4号路や奥高尾方面などで見られる。 花期は8月から9月にかけて。
花は、若干赤味を帯びた白色で、1cmほどの大きさ。 毛が密生し、長く伸びた花茎の上に数個から十数個の花がつき、片方向を向いて咲く。 個々の花を見ると、翼を広げた鳥を正面から見ているようにも見える。 左右に広がった翼のように見るのは側萼片。 正面下方に突き出ているのは唇弁。
2021/8/22 小仏城山への林道で撮影。

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