クロモジ

クロモジはクスノキ科に属する落葉低木で、日本では本州の関東以西から九州にかけて分布している。 和菓子なとに添えられる高級楊枝に使われていることでも知られる。
和名の漢字表記は黒文字。 その由来については諸説がある中で、樹皮に現れる黒い斑点が文字のように見えたからという説が広く知られている。
高尾山では、4月初め頃に登山道を歩いていると、新葉と一緒に散形花序に6弁花の黄色の花を多数つけたクロモジをところどころで見かける。 雌雄異株なので、花もそれぞれ異なるのだがよく似ている。 子房や柱頭があるのが雌花なので、右の写真は雄花と思われる。
2023/4/9 撮影

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