クモキリソウ

ラン科の多年草で、国内では北海道から琉球まで分布する。
和名の由来は、花が蜘蛛に似ているからとか、蜘蛛の子を散らしたように見えるからとかの諸説があるようだが、はっきりしない。
初夏のころ、1対の比較的大きな葉の間から花茎を10〜20cmほど上方に延ばし、数個から10数個の花をつける。 淡緑色の花は薄暗い林内ではあまり目立たないほうだ。
リング状に見えるのが唇弁で、下方に垂れ下がっているひも状のものが側花弁。 奇妙な形の花は、蜘蛛を連想させなくもない。
高尾山周辺では、高尾山から一丁平、小仏城山にかけて自生地が点在している。
2019/6/20撮影

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