コケリンドウ

高尾山域で春に咲くリンドウの仲間の中で、よく知られているのはフデリンドウである。 筆者もフデリンドウを、小仏城山周辺や南高尾で毎年のように観察しているが、コケリンドウが生育していることを、実物を目にするまで知らなかった。 小仏城山の山頂に通じる登山道を歩いていて、偶然出会った人が教えてくれて知ったのだ。 そのコケリンドウの花は日当たりのよい登山道の脇にひっそりと咲いていた。 フデリンドウに比べると、とにかく小さい。 花の直径は1cmにも満たないので、よほど注意していないと見逃してしまう。 ハイカーに踏まれてしまうこともありそうだ。
帰宅後に調べてみたら、高尾山域の中でも南高尾方面で比較的多く見られるようだ。
名前にコケがついているのは、その小ささを表現しているためで、苔に似ているわけではない。
2019/5/30撮影

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