キヨスミウツボ

キヨスミウツボは、ハマウツボ科の多年草で、漢字では清澄靭と表される。 千葉県の清澄山で発見されたことにちなんでいる。 日本では全国に分布しているが、産地は多くないようで、東京都を初め多くの自治体が絶滅危惧種に指定している。
葉緑素を持たず、他の植物の根に寄生しているので葉もない。
高尾山では、タマアジサイの生育地に多いとされる。
花は、地面から白い筒状の長さ2〜3cmの数個が束になって突き出す。 その姿を初めて目にしたときは、とても花とは思えなかったという記憶がある。
右の写真は2018年に6号路で撮影したもの。 この日、6号路の別の場所では、もっと大きな群落があり、たくさんの花をつけていた。
6号路では毎年のようにキヨスミウツボが見られるが、いつも同じ場所に咲くとは限らないので、探しながら歩くことになる。
2023年には富士道でも見かけている。
2018/6/9撮影

[Back]