カンアオイ(カントウカンアオイ)

カンアオイ(寒葵)は別名がカントウカンアオイで、ウマノスズクサ科の常緑の多年草である。
花は秋から春にかけて見られるが、開花するのは秋でそのまま冬を過ごすようだ。
高尾山では広く分布していて、あちこちで見かける。 ただ、大きな群落は少ないみたいで、気を付けて歩かないと見過ごしてしまう。
冬にカンアオイの花を探しながら歩くのは、花の少ない時期の高尾山を歩くときの楽しみの一つである。
花は地面から直接顔をだしているかのように見え、多くの場合、落ち葉に隠れている。 葉をたよりに周りの落ち葉をかき分けると、写真のような、直径2cmほどのなんとも地味な色合いの花が現れる。 写真のようにたくさんの花が、かたまって咲いていることもある。 3枚の丸みを帯びた花びらのように見えるのは、萼片である。
葉は卵形をしていて、大きなものでは長さが10cm近くにもなり、長い柄がある。
2024/1/5 1号路で撮影

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