ジャケツイバラ

マメ科の落葉ツル性低木で、国内では本州の東北地方南部から沖縄にかけて分布する。
個々の花の径は3cmほどで、赤い雄しべが目立つ。 総状花序をなし、多数の彩度の高い鮮やかな黄色の花がまとまって咲くと、木々の梢の一角が飾り立てられているようで華やいで見える。
葉は2回偶数羽状複葉で、枝には鋭い棘がある。 この棘のため、ジャケツイバラは嫌われているようで、民家や人の近づける場所では多くない様子。 半面、薬用植物として知られ、種子や根、根皮、葉が薬として利用されている。
和名は変わった響きだが、漢字表記は蛇結茨。 ツル性の枝が絡み合う様がとぐろを巻いた蛇のように見えることからという。 名前にバラの文字が入っているが、バラの仲間ではない。
2020/5/27 写真は大垂水峠で撮影

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