イケマ

キョウチクトウ科に属するつる性の多年草で、花期は夏。
イケアを連想してしまう風変りな響きを持つ和名は、大きな根を意味するアイヌ語に由来するのだそう。
北海道から九州までの山地の林縁などに分布するが、高尾山では数が少ないようである。 筆者が右の写真を撮影できたのも、裏高尾の山中を歩いているときに偶然出会った人が教えてくれたから。
葉は先が尖ったハート型で対生し、花は葉腋から伸びた長い花茎の先に散形花序を形成する。 5裂してヒトデの腕のように見えるのが花冠で、その内側中心部にやはり5裂した白色の副花冠がある。
たくさんの花が散形花序を構成しているわりには、すっきりとした印象を受けるのは、色が白色〜薄緑色に偏っているためのようだ。
2022/8/7 裏高尾で撮影

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