ホオノキ

ホオノキは、樹高30mにも達するモクレン科の落葉高木。 全国に分布し、山地では珍しくないが、その大きな葉が落ちていることで、木の存在を知ることが多いように思う。
葉は殺菌作用があるそうで、朴葉寿司に使われることでも身近な存在である。
葉も大きいが、花も大きい。 直径が15cmにもなりパラボラアンテナのようだが、多くは人の背丈よりはるか上の方にあるため、見る機会はあまり多くない。 ところが、高尾山の一丁平にあるホオノキは、目の前の枝先にも花をつけるため、5月連休のころの花期になると多くの人が写真を撮っている。 右の写真もそのホオノキで撮影したもの。
筆者はホオノキの花を見ると、子供のころに庭にあったタイサンボクを思い出してしまう。 同じモクレン科の木で、似たような花をつけるからだが、葉はかなり違っていて、タイサンボクの葉は分厚くツヤがある。
2017/5/12撮影

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