ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴは、ナス科のつる性多年生植物で、日本全土に分布する。 和名の漢字表記は鵯上戸で、ヒヨドリがその赤い実を好んで食べることからついた名前と言われるが、実際の実は有毒で不味いとされ、鳥が食べる観察例はあまりないそうだ。
花期は夏から秋にかけて。
高尾山でも林道や登山道脇など広範囲に見られるようだ。 右の写真は高尾山口駅前の草むらで撮ったもの。 その後、駅と案内川に挟まれた一帯は、2023年度に公園として整備されたため、草むらはなくなってしまった。
直径1cmほどの花は、取り立てて注目される存在ではないようだが、色合い、形ともなかなかに魅力的だ。 まず白い5裂した花冠が目立ち、基部には緑色の斑点がある。 真ん中に褐色の筒状の雄しべがあり、細長く突き出ているのが雌しべのようだ。
2022/10/16撮影(実は12月に撮影)

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