ヒトツボクロ

ヒトツボクロは、ラン科の多年草で、本州から四国、九州にかけて分布する。
和名のヒトツボクロ(一黒子)とは、面白い名前だが、その由来ははっきりしないそうだ。
高尾山での生育地は限られていて、花期は初夏の頃、5月から6月にかけてである。 地面から20cmほどの華奢な感じの花茎を上方に延ばし、その先におよそ10個の花を下向きにつける。 乾燥気味の林内を好むようだ。 薄暗い林内の環境では小さな花を見つけるのは簡単ではない。 当然、肉眼での花の細部の観察も難しいから、撮影に苦労する花でもある。
写真の右下円内は、7月下旬に撮影した果実で、鮮やかな緑色をしている。
花は2020/6/06に撮影

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