ヒナスミレ

ヒナスミレは、漢字表記では雛菫となる。
高尾山の各種スミレの中では、3月から4月にかけての比較的早い時期に花を咲かせる。 高尾山の山頂近くの5号路や4号路、富士道などで見かける機会が多い印象だ。
その名のように、中形の花は淡いピンク色をしていて、愛らしく上品な感じを受ける。 側弁には毛がある。
写真の個体(2019/3/31撮影)は、花弁外側の赤紫色が比較的強く現れていて、艶やかに見える。
葉は二等辺三角形をしていて、先がとがり、葉のもとは深く窪んでいる。
葉に斑の入ったフイリヒナスミレと呼ばれる個体群も、5号路の一角で観察できる。 写真の左下円内がそれで、雨上がりに撮ったため花弁には斑点状の水滴がついている。

[Back]