ヒメニラ

ヒガンバナ科の多年草で、日本では北海道から九州まで分布する。
ヒメニラは、漢字表記では姫韮となり、小さなニラという意味。 高尾山の山麓では、3月から4月にかけての早春に花が見られる。
花茎の長さは10cmくらいで、その先に米粒ほどの花を上向きにつける。 自生しているのがわかっている場所でも、草むらの中から探し出すのに苦労するほど花は小さい。
掲載した写真は、マクロレンズで近接撮影しているので大きく見えるが、筆者の視力では肉眼で細部を観察するのは難しい。
雌雄異株で、雄花では黄色い葯が目立ち、数も少ないとされる。 右の写真は雌花で、雌しべの先が三裂しているのがわかる。
裏高尾、駒木野公園近くの遊歩道で撮影。
2019/4/07撮影

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