ヒメハギ

ヒメハギはヒメハギ科の常緑の多年草で、ほぼ日本全国に分布する。
ハギに似た小さな花を咲かせることからつけられた名前だが、ハギはマメ科の落葉低木なのでお互いに近縁種ではない。
花の長さは1cmほどしかない上、ヒメハギ自体が草むらに埋もれるような状態のことも多く、足元で咲いていても気付きにくい。
しかし、よく見ると鮮やかな紫色の花は、不思議な姿をしていて興味深い。 翼のように広げた2枚の紫色の花びらのように見えるのは萼だそう。 花は3枚の花びらが筒状になっていて、その先に白っぽい枝サンゴ状の房が付属している。 雌しべと雄しべは、花弁の中にあり見えていない。 花茎には細かい毛が密生する。
写真は一丁平の登山道脇で撮影したもの。
2019/5/12撮影

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