ハクウンラン

ハクウンランは、ラン科に属する多年草で、国内では本州、四国、九州に分布する。
和名の漢字表記は白雲蘭。 ハクウンランの花を知った時、名前の由来は白い花が白い雲を連想させるからだろうと想像したのだが、実際には朝鮮半島にある白雲山で発見されたことに因むそうだ。
草丈は数cmから大きいもので10cm程度。 比較的太く見える茎の地面近くに数枚の葉をつける。 花茎や萼片には、軟毛が密生する。 花は小さく、花茎の先に数個が総状につく。 個々の花で目立つのは角ばった真っ白な唇弁。 全体として色彩感に乏しいが、清楚な印象を受ける花だ。
高尾山では6号路が生育地として知られていたが、2021年は見られなかったようだ。
2021/7/22 小仏城山に通じる登山道で撮影

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