ハクウンボク

ハクウンボクはエゴノキ科の落葉高木で、国内では北海道から九州にかけて分布する。 和名(白雲木)は、かたまって咲く白い花を白雲に見立てたものという。
筆者が高尾山周辺でこのハクウンボクの存在に気付いたのは、5月に大垂水峠から小仏城山に通じる登山道を歩いているときで、白い花が地面に散乱していたからである。 そうでなかったら、そのまま通り過ぎたしまったかもしれない。
見上げると、花の最盛期は過ぎていると思われたが、枝先に白い花がたくさん咲いていた。 そのときはエゴノキかなと思ったが、帰宅後に調べてみて、ハクウンボクらしいことがわかった。 ハクウンボクとエゴノキは、花自体よく似ているが、ハクウンボクは花柄が短く葉が大きくて丸味を帯びる点で区別できる。
2023/5/17 大垂水峠から城山に通じる登山道で撮影

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